中国産農産物にいろいろ疑惑があるせいだかどうだか、いま国産にんにくがべらぼうに高価ですよね。この前など青森産が1個400円!
そして地元産もそれにつられてか値上がりしたようです。そろそろ新ニンニクの季節だな、と、わくわくして直売所に見に行ってみたら、なんと1個250円! ひえ~。買えないよ~。
お大尽気分のときならともかく、税金や車検のことがふと頭をよぎり、結局中国産プチにんにくを買ってしまいました。
しばらく前までは、国産だってこんなに高くはなかったように思います。
沢山買ってあったので、芽が出そうになったとき全部使って、バーニャカウダを作りました。今思うと貴重な国産ニンニク、スライスして冷凍しておけばよかったかな・・・。
バーニャカウダは、ニンニクとアンチョビ、オリーブオイルで作るペーストです。
原産?はイタリアですよね・・・(調べなきゃ)。
レシピを検索するといろいろ出てきますが、私は次のようなやり方で作っています。
■■バーニャカウダ
■材料
ニンニク
アンチョビ
オリーブオイル
塩胡椒
牛乳・水同量
(パルミジャーノチーズやナッツを入れるレシピもあったような気がします)
■作り方
(1)ニンニクの皮を剥き、芽を取り除き、牛乳と水半々の液体でゆでる。
こうするとニンニクがマイルドな香りになります。新ニンニクの場合香りが強いのですが、芽が出かけの春先のニンニクの場合、香り弱めなのでお湯でもいいかもしれません。

ニンニクを茹でているところ
(2)ニンニクが柔らかくなったら、水で洗って拭いておく。
ニンニクにミルクのタンパク質がくっつくので、一応水洗いしています。まあ気にならなければ拭いておくだけでもいいかも。水分はとっておいた方が保存性はよいと思います。
ニンニクのいい香りの移ったミルクは、いつも勿体ないなと思いつつ処分していたのですが、ふと思いついてカニクリームパスタに使ってみたらおいしかったです。
(3)アンチョビは塩漬けの場合は塩を洗い流し拭いておく。中骨がついている場合は半身ずつ剥がして骨は捨てる(囓ってみたら固かったので。今思うと焼いたらおつまみになったかな?しょっぱいかな)。
(4)オリーブオイルでアンチョビを煮る。
このとき、塩漬けアンチョビの場合は発酵菌が生きているので、ちゃんと加熱した方がいい気がします。

アンチョビを煮る
(5)アンチョビが煮えたら水気を拭いておいたニンニクを投入、熱くする程度に加熱。
(6)鍋を火から下ろし、バー状ミキサーなどでピュレ状にする。適宜オイルを追加。アンチョビが塩辛いので塩はいらないかもしれないけれど、好みで胡椒を。
(7)小瓶に詰めて、長くおく場合は冷凍。
(完成写真がないです~。乳化して灰色っぽいピュレ状のものになります)
本来は、このソースを小鍋で温めつつ、生野菜をつけて食べるそうです。おしゃれな小鍋がないので、ホットプレートにアルミカップを載せ、そこにこのソースを入れて温めてみました。
生野菜より温野菜の方が好きなので、ホットプレートで野菜を焼きつつ、このソースを絡めて食べました。
オイル分が沢山含まれているソースなのでいわば油を煮立たせているわけで、うっかり舌をやけどしそうになりましたが、なかなかおいしかったです。
パルミジャーノチーズをこのペーストに混ぜてしまうレシピがあったのだけれど、加熱するとチーズって溶けますよね。一旦加熱したソースが冷めたら、どうなってしまうのかしらん。パスタに絡める、とかそういう使い方の場合ともかく・・・。