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採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

2012サツマイモ:紅吉

2012-11-12 | +サツマイモ

ここ10日間ほど、サツマイモ掘りを頑張っていました。
最後の収穫が、11月10日(土曜日)。
この日は朝から晴れていい天気。

「どこかドライブ行く?」とダンナサマがヒマそうだったので、畑まで一緒に来て貰うことにしました。
芋掘り作業は手伝って貰わなくてもいいから、車の運転と積み込みを頼もう。

畑に着いて、私がせっせと芋掘りしている間、ダンナサマは読書。
うー。資本家と労働者みたいだ。
でもまあ、実のところはどちらも趣味の(好きな)ことをしている訳なのだけれど。

いやに静かだわね、と思ってふと見てみると、読書じゃなくて昼寝していました。
むむうううう。
(まあいいけど)

掘ったお芋を箱やら袋に詰めて、あとの車への積み込みはダンナサマにやってもらいます。
へっぴり腰で、だいぶ頼りないけれど、任せておこう・・・(私は疲れたので休憩)。
まあ練習していかないとね。
(ゆくゆくはもっと沢山手伝って貰おうという魂胆)

=======

畑で掘るのは宝探しみたいで面白いけれど、洗って干して包んで箱に収めていく作業は、やってもやっても終わらない感があります。
夏、しっかり暑くて生育が良かったのに加え、植えた苗の数も多すぎました。
でも、とりあえず箱にしまってしまわないと収拾がつかないので、箱詰めまでは頑張ります。

品種別に収穫状況を記録しておきます。
 

サツマイモ紅吉

こちらは、今年初めて買ってみた品種で、紅吉というもの。
光延農園のオリジナル品種とのことです。
系統などは不明です。 

サツマイモ紅吉

暗いなか掘って、持って帰ってみると、割といい出来のようでした。 

サツマイモ紅吉

こうやって見ると、すんなりした形のいいお芋が穫れています。
クズ芋も少ないです。
9株で、19.4kgの収穫がありました。 

サツマイモ紅吉

11月11日、焼き芋にしてみました。
右下がこの紅吉。
栗のように黄色くてホクホクです(貯蔵によって多少しっとり系に変化する可能性もある)。
甘さもあって、美味しいお芋だと思いました。 

べにはるかと天光はやや似通っていて、色はバターのようなクリーム色。どちらもしっとり感があります。 

 

■紅吉2012まとめ

●記録
植え付け本数:9
苗の状態:短めでくねった苗
苗購入先:光延農園
植え付け日:2012/5/18
前作:ズッキーニなど
収穫:12.8kg (1株あたり1.4kg)

●感想
・比較的大きさの揃ったお芋が採れた。
・特大芋もいくつかあったが、それほど多くなくて助かった。
・味は(11月初旬段階では)ホクホク系で、とても美味しい。
・干し芋に向くかどうかは貯蔵してみないと分からない。
・干し芋に出来ないとしても、味がとてもよいので、来年もこの苗を買おうかと思う。
・買うとしても、苗は10本でよい。 

 

コメント (2)
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自然薯掘りみたいなサツマイモ掘り

2012-11-08 | +サツマイモ

サツマイモ掘り、頑張っています。

掘る→洗う→干す→新聞紙で包む→計量→段ボール箱にしまう
 
これの繰り返し中。
地中にどんなお芋があるか分からないので、掘るのが一番ワクワクして楽しいです。
洗うのと包むのは、意外と時間がかかります。
 

芋掘り

どちらも安納芋ですが、右は、絵に描いたような、上出来のお芋。
植えた茎の節から根が出てそこがふくらみ、ぽこぽことお芋がつきます。
左は不出来なもの。
7月頃に、欠株になった場所に、ツル先を切って挿してみたものだと思います。これは成長不良で、大したお芋はつきませんでした。
割といいイモがつくこともあるので、植えておく価値はあるかなと思っています。

芋掘り

こちらも出来がよい方(安納芋)。
丸っこいタイプのお芋がころころついています。(1本だけ細長いイモもあるけど)
苗によってつくお芋の形が違うように思います。
こういうコロンとしたお芋は、干し芋にすると可愛いので好きです。 

芋掘り

ところが、この株(べにはるか)ったら、すんごいことに。
畝のはじっこの株で、ツルを伸ばし放題で条件はよかったはずなのに、やんちゃな育ちっぷりです。
自然薯掘りさながらに地下茎をたどってみると、隣の畑との境目の通路の下にまで伸びていました。
(余りに土が硬く、掘っているときスコップの柄が折れました。中央左上あたりに残骸が) 

芋掘り


図解してみました。
緑のもさもさが、茎のつけ根。
根元に近いところに巨大芋が1個だけあり、あとは長~い地下茎(根)を伸ばしたその先にお芋がついています。
左の方などは、長い根の先にまず1個のお芋があり、その芋からまた長く根を伸ばして先端にもう1個イモが出来ています。

一体何故このようなことに!? 

芋掘り

この一株からの収穫は、こちら。
全部で4.6kgありました。
一株から4.6kgのお芋というと、いい出来のように思えるかもしれませんが、1個あたりが大きすぎるのは考えものです。 

芋掘り

この1個だけで1.8kg。

うーむ。

干し芋には向かないし、食べるのもなあ。
天ぷらにしたら、何人分? 



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サツマイモの葉

2012-10-01 | +サツマイモ

先週の水曜日は、長野の鹿教湯温泉にダンナサマと、ダンナサマの昔なじみのお友達Sさん(台湾の方)、そして私で泊まりに行きました。
ダンナサマ達は岐阜の出張先から車で、私は自宅から電車で移動し、上田で落ち合いました。
鹿教湯温泉で1泊の後、木曜・金曜は(久しぶりに)お客さんが我が家泊。

1泊目は旅行帰りでドタバタしつつも、適当に料理し、我が家でディナー。
(出かける前、ある程度予期しておいてよかったわよ)
(ムサカ、プチトマトマリネ、焼き茄子のサラダ、缶詰オイルサーディン、缶詰牡蠣燻製、クラッカー、そしてSさんに作って頂いた一品。←これが今回の記事になります)
2泊目は外食にして、楽させてもらいました。

==============

旅行の帰り、My畑をお友達にご披露しました。
大量に植わったサツマイモを見て、「葉っぱも食べられるんですよ」と。
台湾では、健康効果があると、かなり流行っている野菜なのだとか。

(蚊にさされつつも)ひとしきり摘んで、1品作って頂くことにしました。



サツマイモの葉料理

まずは下ごしらえ。
葉っぱのつけ根のところを千切ってしまいます。

サツマイモの葉料理

この部分はやや固いので、 使いません。
(品種や収穫時期によっては柔らかい場合もあると思います。
その場合は使ってしまってもOKとのこと) 

サツマイモの葉料理

葉柄部分は、この時期やや固そうでした。
なのでフキのように表皮を剥き、少量使います。
「サツマイモのツルを食べる」というと通常この葉柄部分を指します。
(柔らかいものだったら皮を剥かず食べられると思います。台湾の調理例をみると、葉っぱと葉柄を特に分離させず、一緒くたに料理してあります。) 

サツマイモの葉料理

下ごしらえの済んだ葉っぱ。
安納芋の葉っぱなので、紫色がかっています。
これを、ニンニクとサラダ油、塩で炒めます。 

サツマイモの葉料理

出来上がり。
やや濃い緑色になりました。 
油で炒めたとはいえ、ややアクっぽそうにも見えます。

 
ところが。

全然アクなし!

固いところは全然なく、ふわっ・とろっとした食感。
青臭さやエグミは全然ありません。
野菜でいうと、何に似ているかなあ。
強いていえば、少しとろみがあるところがツルムラサキに似ているかもしれませんが、葉が薄いので、より繊細です。
クセもツルムラサキより少ない気がします。

何も言われずに出されたら、サツマイモとは全然気づかないと思います。
普通の野菜として通用しそうな感じでした。


そういえば、台湾のホテルの朝食バイキングの、セルフ・スープコーナーで見かけました。
青みとして軽く茹でて食べるようになっていました。
ごく一部の健康オタク用の食べ物かとおもっていましたが、普通の青菜扱いだったのかもしれません。
(スルーせずに食べてみればよかったわ)
今回は炒めましたが、茹でてニンニク醤油をつけたりしてもいいそうです。


青菜は育てるのがあまり得意ではなく、いつも買っていました。
サツマイモの葉が食べられるのであれば、買わなくてもいいじゃん☆
それに、梅雨どきから秋まで、いつでも収穫OKです。

健康にもいいらしいし、美味しいし、タダだし!
三拍子揃ったいい野菜です。

すごくいいことを教えて頂きました。
Sさんありがとうございました!!


■参考情報
サツマイモのツル(葉柄)のお料理
お友達のポメマルさんが美味しそうなキンピラを作っていらっしゃいました 

地瓜葉の画像検索結果 
台湾ではサツマイモの葉は「地瓜葉」といいます。
「地瓜葉」で検索すると、葉っぱの画像や葉っぱ・ツルを使った料理の写真が沢山出てきます。

地瓜葉(サツマイモのツル・葉)のレシピ6例 (中国語繁。写真あり)
さっと茹でて刻んで、炊き込みごはんにしたりもするようです。 

コメント (4)
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2011サツマイモ:まとめ

2012-04-20 | +サツマイモ

2011年はサツマイモ栽培3年目。
安納芋、べにはるかは続けて作ることにしました。
どちらもしっとり系で、干し芋に向いている品種です。
べにはるかは干し芋でもいいし、焼き芋でも美味しいです。
(鹿児島に行ったら、安納芋よりもべにはるかが目立ちました) 


新しい品種は3種類。ホシキラリ、ひめあやか、宮崎紅。
ホシキラリは干し芋用だというので、実験。
ひめあやかは小ぶりなお芋がとれるとか。
昨年の猛暑で安納芋が巨大化し、困り果てたので、小ぶりなお芋で丸干し芋を作りたくて。
そのまま食べておいしいホクホク系も、と宮崎紅。

種苗会社は、2010年に安納芋が大豊作だったので、光延農園をもう一度。
そして今年はホシキラリを育ててみたくて、児湯芝農園というところもみつけました。

============

植え付けから収穫までを振り返ってみると・・・

●春(植え付け)
・畝の下には雑草などを埋め込んでおいた。
昨年これをしなかった畝は、土がカチカチで粘土のようになったため。
・マルチも、今年は全てについてした。
マルチなしだとネズミか何かが囓りにくるため。
・苗はネットで取り寄せた。遅霜の心配がなくなる連休明け到着とした。
・昨年(2010年)は安納芋が巨大化し往生したため、今年は密植気味にしてみた。
・昨年は植え付け後雨がなくハラハラさせられたため、今年は植え付け時に水やりをした。
・ところが2011年の5~6月は、雨が多く畑が泥沼のよう。
地下水位を下げるため、畝間のところどころにスコップで穴を掘ってみた。

●初夏(自家採苗植え付け)
・活着しなかった苗の場所に、隣の苗のツル先を切り取って、植えてみた。
・タマネギ跡地に、畝立てしマルチをはって、あちこちからツル先を切ってきて、植えてみた。
芋が出来るかどうかはともかく、雑草防止効果は抜群。
・実験的に種芋を植えて芽を出させた苗も、植えてみた。

●晩秋(収穫)
・2010年に比べると、巨大芋が少なくて助かった。
・全てにマルチをしておいたにも関わらず、ネズミ?の被害が多かった。
 ヘタだけ残して1個まるごとなくなっているものが多々あった。
・昨年は最後に収穫したものは、ひび割れのお芋が多かったが、今年はそれほどでもなかった。

============ 
 
2011年に植えた品種(6種類)について、昨年同様、各品種ごと、種苗会社等の説明、植え付け本数、今年収穫してみての私の感想などをまとめてみました。
またそれぞれのお芋の記事にもリンクしています。

(みなさんのブラウザでは、下の表はちゃんと表示されますか?インターネットエクスプローラのフォントサイズ中で、おおむね収まりがよいように書いていますが・・・。)

 

品種名
しっとり系
ホクホク系
ニンジン芋
説明
(上山種苗およびのHPを参考にしました)
植え付け本数
入手先
 収量の実績  味・色・形の感想 写真 リンク
安納芋 薄桃色の外皮と薄橙色の肉。芋の形状は、短紡錘型。”安納紅”、”安納黄金”は、この品種からの選抜品種。芽条変異系統。早期肥大性に優れ、収量も多い。カロテンを有しており、煮焼きとも食感は粘質で甘い。焼芋、ふかし芋等に。 計46くらい
(児湯芝:11
光延:35)
長すぎもせずまあまあいい苗だった。
マルチしたのに動物被害多し。
だいぶ食べられた。
植えた苗は約46本、収穫は約40kg弱(0.9kg/株)。
干し芋にはとても合うと思う。
干し上がりの色が綺麗なあめ色なのも嬉しい。
2011/11安納芋
ひめあやか 肉質がやや粘質でしっとりとしていて、良食味。調理後の肉色は鮮やかな黄色。
「ベニアズマ」「高系14号」よりも収量は少ないが、いもが小さく、食べきりサイズの200g以下いも収量は多い。
両品種より病害に強い。
児湯芝:9
光延:10
すんなりとした中くらいの苗。
植えた苗12本、収穫は11.0kg(0.9kg/株)。そこそこ良く見えるが、うち半分くらいは使いづらい巨大芋。
印象はもっと収穫量が少ない気がした。 
蒸かすと綺麗な黄色になり、変色しにくい。甘くて美味しく、干し芋にしても綺麗だが、如何せん収穫量が少ない。 2011/11/14ひめあやか
ほしキラリ 多収でいもの外観が優れる関系112を母、でん粉の糊化温度がやや低い九州127号を父とする交配組合せから育成した加工用新品種。
蒸切干の肉色は淡黄で、外観が優れる。蒸切干の食味は「上」で、タマユタカより優れ、良食味品種の「泉13号」並みまたはより優れている。
タマユタカと比べて収量は6割程度と少ないが、泉13号よりは多収。またでん粉の糊化温度が、タマユタカより5~6℃程度低いので、蒸煮時のでん粉の糖化が進みやすく、蒸切干の糖度が高くなる。
児湯芝:20
収量は苗20本で約12.8kg(0.6kg/株)。うち半分以上はワレやクズのよう。とにかく形が悪く、綺麗な芋が少ない印象。 安納芋よりやや黄色みが薄い感じだが、ほぼ同様に干し芋に出来た。さほど干し芋向きという感じはないかな・・・。 2011/10/28ほしキラリ
べにはるか
芋の外観が優れる品種と、食味が優れる品種を選抜したサツマイモで、食味やいもの外観などの特性が既存品種より「はるか」に優れることから、品種名を「べにはるか」と命名された。
濃赤紫色の外皮と黄色の肉。芋の形状は紡錘型で条溝の出現は小さい。貯蔵芋は、甘みと粘質が増し、とても美味しい。
 
児湯芝:10
大きめで型のそろったいい芋がとれたが、1株あたりすごく少ないものもあった。
苗約10本から18.8kg(1.8kg/株)。
安納芋とはまた違う食感で、きめ細かく少しホクホク感がある。焼き芋にするととても美味しい。
育て方のせいかどうか、繊維が目立つときもある。
干し芋にすると綺麗なうすい黄緑色。
毎年作ろうかと思っています。
2011/10/27べにはるか
宮崎紅 高系14号系統で、宮崎の独自ブランド。
赤紫つややかで鮮やかな赤色の表皮に、クリーム色で甘味が強くホクホクしている。
光延:10
ツル先採苗:20 
購入苗10本、それが伸びてきたツル先を植えたものが約20本、計30本で収穫は23.8kg(0.8kg/苗)。

蒸かした直後はクリーム色だが、干すと緑色っぽい干し芋になる。
ホクホク感が割と長持ちしやすいためあまり干し芋向きではないかも。

2011/11/14宮崎紅
コガネ人参 黄金色の外皮と白地に橙色を帯びた肉。芋の形状は尻づまりの紡錘型。収量はコガネセンガン並。カロテン含有品種には珍しく、煮焼きしてもほっこり粉質となる。ネコブセンチュウに弱いので激発畑では栽培しない。焼芋、ふかし芋等に。 自家栽培苗:10
たまたま余っていたお芋を地面に埋めて、苗を作って植えてみた。
10本くらいの苗で、収穫は9.4kgだが、ほとんどが病気のクズ芋。 
ジャガイモのクズイモ等を埋め込んだ跡地に植えたためか、病気が多く、悲惨だった。 2011/11/18コガネニンジン

 

■まとめ
ほしキラリとひめあやかは、ひとまず継続なし。
ホクホク系は、宮崎紅も悪くなかったけれど、ベニアズマにしようかな・・・。

============

2012年は、実はもう4種類予約してしまいました。
今年はジャガイモで多品種に挑戦する分、サツマイモは少なめです。

●今年からの継続
・安納芋 (予約済み)
・べにはるか  (予約済み)

●新品種
・紅吉 (光延農園オリジナル品種とのこと。特性不明) (予約済み)
・天光 (光延農園オリジナル品種とのこと。特性不明) (予約済み)
・ベニアヅマ ?
長年家庭菜園でサツマイモを育て、干し芋を作っている母が、
「やっぱりベニアズマでしょう」と断言。
という訳で、私も今年はベニアズマをやってみようかと考えているところ。


============
■参考情報
日本いも類研究会
ジャガイモとサツマイモについて情報が沢山あります。

 

コメント (21)
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2011サツマイモ:宮崎紅

2012-01-24 | +サツマイモ

昨晩はしんしんと雪が降り積もり、どうなることかと思いましたが、
今日は久々のいい天気です。
何かこう、元気のスイッチが入るような明るい空。

でも、相変わらずベランダ工事が続いていまして、日本海側のようなやわらかな日差ししか入ってきません。
それでも!
ここ数日のジメジメで、カビの危機にさらされている干し芋を、外に干してみました。
(黴びっぽくなったところはそぎ落としました。涙)

今年は干し柿も干し芋も受難です・・・。
ベランダ工事、本当に困る・・・・。


================

サツマイモの記録が未完だったので続きです。
今年度は「宮崎紅」という品種を試してみました。

次のような特徴があるようです。
・高系14号の系統で、皮は鮮やかな紅色で、肉質はクリーム色、ほどよい甘味がある
・早堀り青果用(収穫は植付後100~120日後)
・品質が良く、長紡錘形で、早生
・表皮が紅色で美しい
・収量が多い
・保水性がよくて通気性がよい砂地栽培で品質がよくなり、水分が多い土は酸素不足となり大きく育たない

高系14号は各地で育てられていますが、宮崎紅というのは、その宮崎県版育成品種(ブランド名)ということのようです。

10本の苗を買い、その苗から伸びてきたツルを折り取って、更に15~20本くらいだったか、空いていた場所(2畝分)に植え付けてみました。
自家採苗だと植え付け時期が遅くなりますが、どうなることでしょう?
ちゃんとお芋が出来るかな?

■(a)購入苗

11/14収穫。
購入苗10本分で、10.6kg。
「紅」とつくだけあって、皮が赤くて綺麗です。

でも、どうも大きすぎる気が・・・。
畑に長く置きすぎかなあ。
植え付け後120日、ということは、5月中旬植え付けの4ヶ月後・・・。
10月中旬でもOKということか?


■(b)自家採苗

タマネギ跡地、サツマイモのツルが覆ってくれれば雑草も生えにくくなります。
雑草の根よりもサツマイモの根の方が掘り取りやすいです。
という訳で、芋にはあまり期待せず、伸びてきた苗を適当に折り取って、マルチをしたところに差し込んでおきました。
(7月に入ってからだった気がします)

掘ってみたところ、なんと、こんなにちゃんとしたお芋が!
大きさも適度な感じです。

こちらの苗もまあまあでしょう?
随分長いこと、深くは耕していなかったところのようで、ちょっと深いところはガチガチの粘土状態。
お芋を折らずに掘り出すのは大変な程の土でした。
そんなところで、よく育ってくれました・・・。

こちらは宮崎紅でなくて安納芋(自家採苗)。
丸干し芋にぴったりなサイズの、可愛い小芋です。
こういうお芋が欲しかったのよ~。
小粒が採れて、すごく嬉しいです。

これは宮崎紅。
やや細めではあるけれど、えらいこと出来がよいのでは?

洗って並べてみました。
1つのツルから、何と13本!

全部洗って並べてみます。
お芋の本数でいうと、買った苗10本分のときよりも多いかも。
新鮮で元気な苗だったからだろうか?

7月中旬に植えたとすると、120日後は11月中旬。
後半寒くて可哀想だけれど、生育期間としては丁度よいくらいなのかも。

こちらはクズ芋グループ。右下には混ざっていた安納芋。
クズイモといっても、割と大きめで、芋らしい形をしています。

これら全部で、8.8kg(苗は10本弱くらいか)。

自家採苗、やってみる価値はあるかも!
(だって苗のコストタダだし!)

もう一畝が楽しみだわ・・・



■(c)自家採苗

と期待していたのですが、そうはうまくいかないようで。
こちらの畝は、更に耕し方が足りなかったようで、スコップを突き立てても容易には入らないほどのカチカチの土。
(植える前、耕さなかったっけ・・・)

考古学者のように、この根の先端にお芋があるかも、とそーっとそーっと、少しずつ掘り出したのに、結局根だけ。

こっちら2つも根。
(ちょっとふくらんでるところもあるけど)

この2つも、ほぼ根っこ。

この3つもひどいもの。
長く長く伸びた根を、少しずつ粘土を砕きながら時間をかけて掘り出したのに・・。

一番左なんてサツマイモと分かる人はいないのではないだろうか。

これも根っこだな。

観察してみたくてチマチマ掘り出した訳なのだけれど、ここまでさっぱり空振りとは思いませんでした・・・。

普通はクズイモは畑に捨ててくるのかもしれませんが、折角観察のため掘り出してみたことだし、持って帰って来ました。
お風呂場にバケツとお芋を持ち込み、バケツの溜め水で洗います。

(白いのは、後ほど記事にしますが、これまた失敗のコガネ人参)

生育が悪いと、芋の膨らみ方も何だか変です。
お芋のつけ根から根が伸びて、その先端がまた芋に。

お芋末端から伸びた長ーい根が、往生際悪く中途半端に太くなっています。
(それとも根の上部だけうっかり太くなったのか?)

「酸素不足だと大きく育たない」というのはこれか・・・・。

クズイモ記念撮影。これで4.8kg(右下の安納芋を含む)。
同じ畝に植えた自家採苗安納芋は、割と綺麗なのが採れていましたが、宮崎紅は大きいのが数個と、あとは根のような芋のような・・。


クズイモは、いつもまとめて蒸かして裏漉してしまいます。
漉してしまえば出自不明となり立派な芋ピュレになります。


食べてみました。

11/21に焼き芋にしてみたのですが、この時の宮崎紅はとってもホクホクで、甘さはあまりありませんでした・・。
この後熟成して甘みが増していったはずです。

年が明けると、デンプンが糖化し、ホクホクではなくしっとりになってきます。
なので干し芋にもなります。
左が宮崎紅の干し芋で、蒸かした直後はクリーム色なのですが、干すと緑色っぽくなります。
右の飴色の方は安納芋。



■宮崎紅2011まとめ
●記録
(a)
植え付け本数:10
苗の状態:長い苗。水平植え。
苗購入先:光延農園
植え付け日:2011/5/17くらいだったか
収穫日:2011/11/14 
前作:雑草
収穫:10.6kg

(b)
植え付け本数:10本くらい?
苗の状態:伸びてきたツルを切って植えてみた。適当に斜めに植えた。
苗購入先:(自家採苗)
植え付け日:2011/7月頃だったか
収穫日:2011/11/16  
前作:しばらく荒れ地の後、冬にタマネギを植えた跡地

収穫:8.8kg
自家採苗なのにこれだけ収穫があって嬉しい。

(c)
植え付け本数:10本くらい?
苗の状態:伸びてきたツルを切って植えてみた。適当に斜めに植えた。
苗購入先:(自家採苗)
植え付け日:2011/7月頃だったか
収穫日:2011/11/18  
前作:しばらく荒れ地の後、冬にタマネギを植えた跡地

収穫:4.4kg(混ざっていた安納芋も含む)
(b)の北隣の畝で、同じように雑草など埋め込んでから植えたはずなのに極めて収量少ない。
土が、スコップがようやくささるほどのカチカチの粘土質。
すぐ北隣がセイタカアワダチソウびっしりの荒れ地。
土の通気性と栄養状態がとても悪かったのかもしれない。

●感想
・自家採苗に挑戦してみた。
6-7月頃に植えるのでは芋は大して大きくならないかも、と思ったが、ほどよいサイズの芋がとれた。
自家採苗はやる価値があると思う(特に安納芋)。
・同様に自家採苗して植えたのに、ツルボケした畝とちゃんと採れた畝があった。
土壌がよくなかったのかも。堆肥や籾殻を入れて通気性をよくしたらどうか。
・宮崎紅は、ツルの色も赤黒いというか濃い紫で、判別し易い。


■参考情報
(1)宮崎県における甘しょの生産振興

 

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2011サツマイモ:ひめあやか

2011-11-22 | +サツマイモ

それはまだ残暑のとある日。
ひさびさに電車に乗って立っていたのですが、そばには家族連れが。
お母さんが座って、お父さんが坊や(3歳くらいかな。靴を履いてた)をだっこして、乳母車にはもうひとり赤ちゃん。
お父さんが坊やをお母さんに渡そうとしていたのですが、ちょっと手許がぐらついて、坊やの頭が乳母車の取っ手にコツン。
はたから見て痛そう、という程ではありませんでしたが、本人的にはビックリして痛かったみたい。
みるみるしおれて、むずむず、むずかって来そうな気配。

あ、泣くかな?泣くかな?泣くな、これは。 と予想していたら、
お母さんにぎゅう、と抱きつき、そして・・・・・・・

お母さんの大きく開いた襟ぐりに片手をするりと滑りこませ、もみ・もみ・もみ


んまっ!
(おっぱいの癒し効果のせいで、結局坊やに涙はなし。)

お母さんが「こらやめなさい」と言うかなーと思って見ていたら、こっちの予想も裏切られ、お母さんは冷めた顔。
普段からしょっちゅうこういうことがあるんだな、きっと。
母は強し、だわ、と感心しました。


で、帰ってからこの話をダンナサマにしたら、予想以上に大受け。
ずーっと大笑いしていました。
男子としては何かこう、深く納得するものがあったのかもしらん。


=================


さてさて、先日サツマイモのほしキラリが惨敗だったと書きました。
もうひとつの新品種「ひめあやか」なのですが。。。

ひめあやかの特徴は次の通り。

・いもがやや小さく食味が優れる「九州127号」を母、つる割病と立枯病に強く食味が優れる「関系91」を父とする交配組合せから育成した食用品種
・蒸しいも、焼きいもの肉質はやや粘質でしっとりとしていて、食味が優れる
・従来の品種は小さないもの食味が劣るが、小さないもも良食味である。
・調理後の黒変が少なく、肉色は鮮やかな黄色である。
・食べきりサイズのいもや、良食味といった特徴を生かした販売方法を確立することにより、これまで規格外として扱われてきた小さないもまで利用できるようになる。
・「ベニアズマ」、「高系14号」に比べ下記の特徴がある。
   1)いもの大きさは6割ほどの重さの140g程度と小さく、いも収量は少ないが、食べきりサイズの200g以下のいも収量は多い。
   2)立枯病、つる割病、黒斑病の抵抗性はやや強で、病害に強い。

小さいサイズのお芋は、丁度丸干し芋に丁度よいのです。
是非このサイズのコロコロしたお芋が穫れてほしいと期待していました。



が・・・・・・・・・


2011/10/28収穫ひめあやか

苗9本分で、たったのこれだけ。
数えるほどしかついていません(5.6kg)。
途中で死んでしまった苗もいくつかあるかもしれないけれど、それでも成長した一株あたり、2個はいってないはず。

下に敷いてあるのはフルサイズの新聞紙一枚(2面)分ですので、上段のお芋のサイズはかなり大きめ。
うたい文句にある小さめサイズのお芋はほとんどなし。

はらららら~~~


ほしキラリに続いてひめあやかも惨敗という結果になりました。
特に、上段の巨大芋がにくいよう。これらが2分割されて2個になっていたらよかったのになあ・・・。
何がいけなかったんだろうか。

別の場所にあと10本植えてあるので、そちらも掘ったらこの記事に追記します。

あと味見もしてみないとね。
(でもどんなに美味しくてもこの収量では、来年も作る気にはちょっと・・・)

======================

11/14、別の場所のひめあやかを掘ってみました。

2011/11/14収穫ひめあやか

こんなものもありましたが・・・

2011/11/14収穫ひめあやか

こちらはサツマイモらしい感じ!

2011/11/14収穫ひめあやか

これなんか、ぷっくりコロンとして、好みの形です。

2011/11/14収穫ひめあやか

全部で10苗植えましたが、枯れたり、そこに伸びてきたツルの先端を埋め込んだりして、掘るときは13本分くらいありました。
こうやって見ると、半分ちょいくらいにはお芋がついています。

前回掘った場所よりは随分好成績。
前回は、里芋跡地で、肥料が大すぎたのかもしれない。

2011/11/14収穫ひめあやか

割と大きさがそろったものがとれました。
これで5.4kg(右下のクズを除く)。

前回も同じくらいの重さでしたが、個々のものが大きく数は少なめ。今回は小さめで数はやや多め。

2011/11/18産直のひめあやか

産直に行ってみたら、新品種ひめあやか、ちゃんと出ていました。

さすがプロ、大きさが綺麗に揃っているなあ・・・。

2011/11/22焼き芋3種

11/21の晩、えらく冷え込むのでオーブンを焚きがてら、焼き芋を作りました。
10/28収穫の厄介な巨大芋を、証拠隠滅してしまいます。

焼き芋の色や味、かなり違うことがわかりました。

●ひめあやか
色はいちばん黄色い。
堀立てといってもいいこの時期だが、お芋は既にかなりしっとりして、焼き縮み方が一番多い。
肉はクリーミーですじっぽさは少ない。
味はスッキリした味わい。とても甘い。

●ほしキラリ
このお芋もしっとり系。
外皮は安納芋っぽいザラザラ感があるが、肉色は黄色い安納とは違って、割と地味な白っぽい色。
しっとりして甘い。クリーミーさはひめあやかが上。

●宮崎紅
鳴門金時などと同じ高系24号で、宮崎紅というのは宮崎のブランド。
焼き上がりの色は、灰緑色~クリーム色。
ほくほく系のお芋とのことだが、11/21時点でまだホクホクのポコポコ。胸につかえる感じ。
デンプンが多く糖分は少なく、甘さはまだ少なかった。
(ちょっとショック。これから甘くなってくれるとよいのだが)

食べ比べててみると、ひめあやかはかなり美味しいお芋かもしれません。
来年も作るかなあ・・・・。悩むなあ・・・。



■ひめあやか2011まとめ
●記録
(a)
植え付け本数:9
苗の状態:すんなりした中くらいの長さの苗。直立植えを試してみたような気がする。
苗購入先:児湯芝農園
植え付け日:2011/5/13
前作:里芋後
収穫:5.6kg (記録的な少なさかもしれない)

(b)
植え付け本数:10+3
苗の状態:とても長い苗。水平植え。
苗購入先:光延芝農園
植え付け日:2011/5/17くらいだったか
前作:荒れ地後
収穫:5.4kg
 量は少ないが、巨大芋はなく、小ぶりのお芋が多数なので、割と嬉しい。


●感想
・苗9本から十数個の収穫というのは記録的な少なさかも。
・直立植えしたのがよくなかったのかも。斜めもしくは水平のほうがいいのかな?




■参考情報
サツマイモ新品種「ひめあやか」 独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 の 新品種紹介ページ

コメント (4)
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2011サツマイモ:安納芋

2011-11-18 | +サツマイモ

2011年も、サツマイモを何種類か育てました。

安納芋は、定番。
干し芋にすると確実に美味しいのです。
でも、好みの小ぶりサイズはなかなかとれず、巨大化し易いのがやや問題。

2010年は、夏の暑さのせいか、巨大芋がゴロゴロ出来てものすごく迷惑だったのですが(とばっちりがわらびさんのところにも)、今年はどうかな?
 

これは、沢山の芋がついて、優秀な株でした。
1株あたり、2kgくらいはありそうです。 

(a)2011/10/28収穫分その1

割といい形のものが出来ました。
こうして見ると、下ぶくれ型と長細型と、2系統あるように見えます。

(a)2011/10/28収穫分その2

巨大化しすぎると、ヒビが入ってしまいます。 
巨大B品芋がかなりの量(重さ)あり、悔しい。
チビクズ芋は、割と少なめ。 

23苗で19.2kg(含B品?) 
(0.83kg/苗) 

(b)2011/11/12収穫分その1

大きすぎがいくつかありますが、まあまあの型でした。

(b)2011/11/12収穫分その2

チビクズ芋は、ちょっと多め。

12苗分13.0kg
(1.1kg/苗) 

(c)2011/11/14収穫分

(安納10苗、ホシキラリ1苗)
11苗で7.6kg
(0.7/苗) 


重さのはかり方はまだ手順が決まっていなくて、掘ってきた時に、土つきのまま計ることもあれば、洗ったあと、新聞紙にくるんだ後に計ることもあります。
洗って、紙にくるんだ後、クズイモを除いてから計量するのがいいかも。

苗の数も、植え付けた時の数で、途中死んでしまうものもあります。
場所を空けておくのも勿体ないので、死んだ苗の場所に、ツルの先を切って植え付けることも。
うまくいくと中くらいのかわいいサイズのお芋が、数個、とれたりします。

いろいろ適当なので正確なことはいえませんが、私の畑の場合、苗1本あたりの終了が1kgを超えると、上出来、ということになりそうです。 
す、すくないかも。

安納芋は、掘っていると甘い、いい香りがします。
(他の芋はそんなことない)
今回掘ってみると、ちょっとかじられた、なんてものではなく、1個まるまる食べられてしまったお芋が、何個もありました。

犯人は、ネズミ?タヌキ?ハクビシン?アライグマ??

すごく悔しい。
ネズミはモグラ穴を伝って来るらしいので、モグラよけグッズを導入する、という手もあります。
でもネズミより大きい動物もいるような気がしてなりません。

唐辛子成分を土中に染みこませる忌避材もあるようだけれど、土壌生物には悪影響はないのかしらん・・・。

■■サツマイモ収穫手順
(1)畑で掘ってくる。10月下旬から掘り始めていいかも。
(2)お風呂場で洗い、ツルやヒゲ根を処理し、ホットカーペット+新聞紙の上で乾かす。
(3)1つずつ新聞紙でくるみ、品種ごとに段ボールに入れていく。この段階で計量。
(4)クズイモ・B品はまとめてくるみ、計量し、クズイモ箱へ。これは早めに蒸して裏漉ししてしまう。

■安納芋2011まとめ
●記録
(a)
植え付け本数:23本くらい
苗の状態:児湯芝のものは短めのすんなりした苗だったような
苗購入先:光延農園・児湯芝農園。
植え付け日:2011/5/13頃だったか
収穫日:2011/10/28
前作:雑草・里芋
収穫:19.2kg 

(b)
植え付け本数:12本くらい
苗の状態:忘れました
苗購入先:光延農園・児湯芝農園。
植え付け日:2011/5/13頃だったか
収穫日:2011/11/12収穫
前作:雑草・里芋
収穫:13.0kg(1.1kg/苗)

(c)
植え付け本数:11本くらい
苗の状態:忘れました
苗購入先:光延農園
植え付け日:2011/5月中旬頃だったか
収穫日:2011/11/14収穫
前作:雑草
収穫:7.6kg(0.7/苗) 

●感想
・合計苗46本、収穫39.8kg。(0.9kg/苗)
・今年は巨大芋が少なく助かった。
・死んだ苗の場所に、ツルの先を切って植え付けるとよい

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2011サツマイモ:紅はるか

2011-11-14 | +サツマイモ

記事には出来ていませんが、しばらく前からMy柿を干し始めています。
という訳で、ここのところ、My柿もぎ・洗い・皮むき、サツマイモ掘り・洗い・収納、タマネギ苗植え付けが同時進行で、 目がぐるぐるになっていました。
どれも単純作業なのですが、重なると大変・・・。

週末、ようやく、My柿もぎ、柿洗い、タマネギ苗植え付けを片付けました。

残るアイテムは
 ・柿皮むき
 ・サツマイモ掘り・洗い収納
です。

後ほど記事にしますが、何故かこの時期に建物全体のベランダ工事が行われることになり、今年の柿は受難の予感。風通しがいまひとつで、日当たりも悪く、干す場所も狭くなってしまったのです。
せめて、早く気温が下がって欲しい・・・。
ここ数日の暖かさではカビが・・・。

=========

柿で気ぜわしいのですが、サツマイモも掘ってしまわないといけません。
母は霜がおりて地上部が枯れるまで放っておく、と言っていますが、うちの畑の場合はそうもいきません。
というのも、お芋を囓る動物がいるのです。
ネズミか、もしくはタヌキか。

地上のマルチ穴を掘り広げて、地表近くのサツマイモをかじかじと囓ってしまうのです。
これはタヌキかなあ。それともハクビシンとか?
ネズミは、もぐらの穴を伝って移動して、地下からお芋をかじってしまうとか。
地表からは分からないのに掘ってみるとお芋が半分以上ない、というのはおそらくネズミ被害。

モグラ穴がネズミの温床になるらしいので、モグラ退治グッズを導入してみようか考えているところです。「ソーラー式モグラ撃退器」(商品名ソーラーモグラー、モグリベラーなど)というものが売っているらしいのです。ちょっと高いけど、でも人類としては負けるわけにはいかない気がする。




さて、今年も「紅はるか」を植えました。
紅はるかはの特徴は・・

 ・濃赤紫色の外皮と黄色の肉。芋の形状は紡錘型で条溝の出現は小さい。
 ・貯蔵芋は、甘みと粘質が増し、とても美味しい。今後普及の期待が持てる。
 ・芋の外観が優れる品種と、食味が優れる品種を選抜したサツマイモで、食味やいもの外観などの特性が既存品種より「はるか」に優れることから、品種名を「べにはるか」と命名された。

ほどよくしっとりして甘い、、とても美味しいお芋です。
(私はホクホク系よりもしっとり系が好みなので)
しばらく貯蔵しておくと更にしっとり感が増して、干し芋にもなります。

2011/10/27収穫紅はるか

ピンぼけすみません。
手前、一番はじっこの株が特別成績がよかったのですが、その他はそれほどでも・・・・・。

畝のはじの株は、ツルを伸ばし放題出来るせいか、概して成績がよいです。

2011/10/27収穫紅はるか

はじっこの株からは、大きめのお芋が7個も!

2011/10/27収穫紅はるか

約10株からこのくらい採れました。

大きさが比較的よく揃って、お芋の形がすんなり美しいです。
クズイモが少ないのは嬉しいところです。
(より小型の芋が多数の方がもっと嬉しいけど)

2011/10/27収穫紅はるか

よくよく数えると、好調の一株の7個を除くと、あとは1株につき2本未満かもしれません。

でも、形が綺麗だから許す。

 


■紅はるか2011まとめ
●記録
植え付け本数:10
苗の状態:
苗購入先:児湯芝農園
植え付け日:2011/5/13
前作:荒れ地っぽかったような。
収穫:18.8kg

●感想
・大きめの、比較的大きさの揃ったお芋が採れた。
・これだけ大きさが揃うのは不思議。苗の性質がよかったのかもしれない。
・本当はもっと小さいお芋が沢山の方がいいのだけれど、どうしたらいいのか。
・何故か好調なのが1株あったが、それ以外は一株あたり2個くらいか。
・考えてみたら、カボチャのツルに上を這い回られていたかもしれない。日照不足だったかな?
・来年もここの苗を買おうかな。

 

コメント (5)
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2011サツマイモ:ほしキラリ

2011-11-02 | +サツマイモ

今年は、デビューしたてのサツマイモ新品種、2種類の苗を買って植えてみました。

ひめあやか と ほしキラリ。

ほしキラリの特徴は・・・・

・多収でいもの外観が優れる関系112を母、でん粉の糊化温度がやや低い九州127号を父とする交配組合せから育成した、
加工用新品種。 
・蒸切干の肉色は淡黄で、灰白色になりがちなタマユタカよりも外観が優れる。
・蒸切干の食味は「上」で、タマユタカより優れ、良食味品種の「泉13号」並みまたはより優れている。
・タマユタカと比べて収量は6割程度と少ないが、泉13号よりは多収。
・でん粉の糊化温度が、タマユタカより5~6℃程度低いので、蒸煮時のでん粉の糖化が進みやすく、蒸切干の糖度が高くなる。

割とよさそうでしょう?



結論からいいますと、とてもがっかりな感じ。

2011/10/28収穫ホシキラリ20本分

苗で約20本分で、左写真、および下写真左側分だけ。
(下の写真の右側は別の品種)

す、少ない!
ろくなお芋がないです。
タマユタカの6割程度の収穫というのはこういうこと?

2011/10/28収穫ホシキラリ20本分

こちらの左側は、不良品芋。ネズミ被害や、割れてしまったお芋。
そして異様に巨大になったもの。
このB品とクズが収穫量の半分くらいを占めているのでは・・・。
ひどすぎるー。

この巨大芋は中に傷みがあり日保ちしなさそうなので、早速天ぷらにしてやっつけてしまいました。
大量の天ぷらができました・・・。
ほっくりして甘くて、色も綺麗な黄色でまあまあでした。

2011/10/28収穫ホシキラリ20本分

ほしキラリの特徴なのかどうか分かりませんが、お芋の下のほうから太い根っこがにょろりと伸びているものがいくつかありました。


■ほしキラリ2011まとめ
●記録
植え付け本数:20
苗の状態:くねっとした短め苗。直立植えを試してみた。
苗購入先:児湯芝農園
植え付け日:2011/5/13
前作:里芋後に11本、荒れ地後に9本
収穫:12.8kg (うちA品は半量以下か?)

●感想
・お芋の表皮の感じは、ざらっとしてオレンジがかった色合いで、やや安納芋に似ている。
(安納芋よりは赤い)
・お芋の形も大きさもそろわないし、形がよくない。
・地中のツルのすぐそばではなく、やや遠くに芋がなる傾向があるようだ。
・総じて大変出来が悪かった。
20本のうち11本は里芋跡地に植えたせいで、肥料過多だったのだろうか。
でも9本は別の場所に植えて、そうでもなかったはずなのだけれど・・・。
苗も短かったことだし直立植えを試してみたのだが、それがよくなかったか。
・出たばかりの新品種にすぐ飛びついてしまったのがよくなかっただろうか。
次に買うとしたら、数年後にしてみようかと思う。その頃には育苗を重ね、今よりもよい形質が選抜されているのでは・・・。


プロの農家さんでも育てた人はいるのではと思います。
上手に育てれば、いいお芋が出来るのかしら???
色々不出来の原因はあるとは思いますが、素人が新品種にすぐに飛びつくのは大問題だわ、と痛感しました。

今年植えたもうひとつの新品種「ひめあやか」は一体・・・・・。
悪い予感・・・・。



■参考情報
サツマイモ新品種「ほしキラリ」 独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 の 新品種紹介ページ

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サツマイモ2010

2011-03-08 | +サツマイモ
そろそろ春の植え付けシーズンで、サツマイモ苗の予約、なんていうメールも受け取りました。
秋に書こうと思っていた遅れていた昨年のサツマイモのまとめ記事が、遅れすぎたことで逆によいタイミングかも。
今年の品種は何にしようかな、と考えつつ、昨年を振り返ってみることにします。

======================-

2009年同様、2010年も、沢山のさつまいもを植えてみました。
2009年は、とにかく種類を多めにして実験しましたが、2010年は2009年に気に入ったものを再び購入し、冒険したのは3種類だけでした。

記録のため、昨年同様表にまとめてみます。
各品種ごと、上段は種苗会社等の説明。下段は今年収穫してみての私の感想です。
またそれぞれのお芋の記事にもリンクしています。

植え付けから収穫までを振り返ってみると・・・

●春
・苗はネットで取り寄せた。遅霜の心配がなくなる連休明け到着がよい。
・2010年は、2009年とは別の場所の畑で、畝の長さは5mくらいかな?14本ほど植えた。
・畝の下には、基本的には雑草を埋め込むつもりだったが、単に土を盛り上げるだけのものもあった。
・黒マルチも、途中で切れたときがあり、したり、しなかったり。
・今年の春は、なんだか寒さが長く続いた。そして、苗の植え付け直後という肝心なときに雨が降らず。
畑に行くたび、特にマルチなしのところの苗がしおれて行き、青ざめる。
(どうなることかと思ったが、とりあえずほとんど根付いた模様)
やはり植え付け時には水やりをしたほうがよい。

●夏
・この夏は歴史に残るような猛暑で、温度はサツマイモにはよかったかも。
 ただし、1ヶ月近く無降雨だったため、乾燥がきびしかった。
・マルチがあったにもかかわらず、葉っぱをほとんど落としているものがあり、もうだめかと思った(コガネニンジン)。
・サツマイモ農家のサツマイモを見ても、葉っぱの切れ込みが深くなり、縮れ返っているような状態だった。

●秋
・秋になると突然しっかり雨が降った。
 葉っぱを落としていたコガネニンジンだったが、再び緑の葉が出てきた。
 芋の栄養を吸い取って葉を育てているのでは、と逆に心配になる。
・今年の畑は水はけの悪い場所で、雨のあとにスコップを差すと、ごぼっと水がたまるような状態。
 サツマイモが水浸しになっているのでは、と心配になりつつ無事を祈っていた(つまり何もしなかった)。
 こういう時は、畝周辺に、溝もしくは穴を掘って、サツマイモエリアの地下水位を下げるといいかも。

●収穫
・色々心配はあったが、収量はかなり多かったように思う。
・特に安納芋は、1個あたりの大きさが大きかった(ちょっと迷惑・・・)。
・ツルの途中が地面について、そこから出来てしまったお芋が、かなりの数あった。
 株元に出来たお芋を太らせるためツル返しをする方がよいというが、今年の場合は株元の芋はただでさえ大きすぎなので、ツル返しはしなくてもよかった。
・ただし、ツル半ばに出来たお芋は、水はけの悪い低い場所にできていたため、腐っているものが結構あって勿体なかった。どうしたものか。
・後の方に収穫したものは、収穫が遅れたせいなのかどうか、もしくは秋の雨のせいか、お芋が割れてヒビのあるものがあった。


2010年に植えた品種は次の6種類です。
安納芋系3種類は似たようなものなので、大きく分けると4種類、ということになります。

(みなさんのブラウザでは、下の表はちゃんと表示されますか?インターネットエクスプローラのフォントサイズ中で、おおむね収まりがよいように書いていますが・・・。)
品種名
しっとり系
ホクホク系
ニンジン芋
説明
(上山種苗およびのHPを参考にしました)
特性入手先
収量の実績味・色・形の感想写真リンク
安納3号 薄桃色の外皮と薄橙色の肉。芋の形状は、短紡錘型。”安納紅”、”安納黄金”は、この品種からの選抜品種。芽条変異系統。早期肥大性に優れ、収量も多い。カロテンを有しており、煮焼きとも食感は粘質で甘い。焼芋、ふかし芋等に。 収量:+++
甘み:++++
食感:粘
貯蔵:+++
肉色:橙
上山種苗
上山種苗の苗はとても長かった。収穫時は光延農園の苗と混ざってしまったが、光延に比べやや少なめかも。
収穫時・保管の際は安納芋と混ざってしまったが、こちらの芋の形が細長いような気がする。 2009/11/06割れ安納芋
安納芋 充分に熟成させると糖度が16度にもなる非常に甘く、ネットリとした人気の品種です。
薄桃色の外皮、肉色は薄橙色です。
(安納3号と同じ程度) 光延農園
普通の長さの苗で、かなり弱って届いたが、掘ってみると巨大芋が多く収量はこちらが多かった気がする。
空き畝に伸ばしたツル半ばから出来た芋も3.2キロもあった。
こちらの苗は丸っこい芋の系統のような気がする。
安納3号との味の違いはよく分からない。
甘くて色も綺麗な黄色でおいしい。干し芋にも向く。
2009/10/27安納芋
白皮安納 種苗会社には特に味等についての説明はなし。
昨年の安納ゴールドとどう違うか試してみたくて初購入。
(安納3号と同じ程度) 光延農園

収量は10本で約9.0kg。

安納ゴールドは人参芋くささがややあったが、こちらは安納芋に近い。区別せず干し芋に使ってしまった。 2010/10/22白皮安納
べにはるか
(農林64号)
濃赤紫色の外皮と黄色の肉。芋の形状は紡錘型で条溝の出現は小さい。貯蔵芋は、甘みと粘質が増し、とても美味しい。今後普及の期待が持てる。
---
芋の外観が優れる品種と、食味が優れる品種を選抜したサツマイモで、食味やいもの外観などの特性が既存品種より「はるか」に優れることから、品種名を「べにはるか」と命名された。
収量:+++
甘み:++++
食感:粘
貯蔵:+++
肉色:黄白
上山種苗
昨年はOOSUMIだったが今年は上山種苗で購入。
とても長い苗。
マルチがなかったためネズミの害多かった。
苗約11本から16kg。
安納芋とはまた違う食感で、きめ細かく少しホクホク感がある。焼き芋にするととても美味しい。
色も綺麗だし、干し芋にも出来る。
毎年作ろうかと思っています。
2010/10/29べにはるか
ベニキララ 黄橙色の外皮と橙色の肉。芋の形状は長紡錘型。マルチ栽培でやや長くなるので、掘り取りに注意する。同一条件下でコガネセンガンの収量を上回る。肉色がジェイレッド並みではあるが、甘く、ハヤトほどの粘質ではないので、ほど良い食味が期待できる。 収量:+++++
甘み:++++
食感:粘
貯蔵:++++
肉色:橙
上山種苗
昨年スーパーで購入して、オレンジ色なのにホクホクの食感が面白く、今年はじめて育ててみた。
割と沢山穫れた。

表皮がやや厚くて皮革のようなすべすべした感触。
形はツルの側が細く末端ほど下ぶくれの、涙型。
味は、比較的遅めに食べたので、ネットリして、カボチャと人参とサツマイモを混ぜた様な味。収穫直後だとホクホク感があるのかも。
ネットリ系なので綺麗なオレンジ色の干し芋になる。

2010/10/24ベニキララ
コガネ人参 黄金色の外皮と白地に橙色を帯びた肉。芋の形状は尻づまりの紡錘型。収量はコガネセンガン並。カロテン含有品種には珍しく、煮焼きしてもほっこり粉質となる。ネコブセンチュウに弱いので激発畑では栽培しない。焼芋、ふかし芋等に。 収量:++++
甘み:++++
食感:ホクホク
貯蔵:++
肉色:白地に橙
上山種苗
ベニキララとどう違うのか興味深く今年はじめて購入。
とても弱った苗が届いた。真夏に葉っぱをほとんど落として枯れたようだが秋にまた復活した。
全く期待していなかったが収量は多かった。さすが4つ星。
表皮がごく薄く、蒸かし芋の場合は皮ごと食べられる。
ホクホク感があり、甘さもあって美味しい。
干し芋には向かない。
また育てようか迷い中です。
2010/11/05コガネニンジン

 2011年は何を育てようかな・・・。

●今年からの継続
・安納芋 (白皮は普通タイプと同じなのでやめる予定。種苗会社は未定)
・べにはるか
・コガネ人参(ホクホクで干し芋にはならないけれど、食べるとまあ美味しいので人にあげるにはよいし・・・)

●新品種
・ほしキラリ(関東127号)…2002-2008年に研究され2009年に発表された干し芋用の新品種とのことで、気になっている品種。
・ひめあやか(関東124号)…1999-2008年に研究され2009年に発表された新品種です。
小ぶりサイズなので収穫総量も少なくなるようだが、しっとり系なので丸干しに丁度よさそう。
今年の安納芋の巨大ぶりにはちょっと閉口したので、小さいお芋は魅力的。
・アヤコマチ…人参芋系で食味のよい、新しい品種のようです。オレンジ芋は、干し芋に混ぜると彩りがよいので、1つくらいは育てようかな、と考えているところ。ベニキララでもいいのだけれど。
・種子島おいらん…紫芋は味はいまひとつのことが多いけれど、干し芋の彩りにはなるので、育ててみようかな。
この品種は粘質で干し芋にもなりそうだし、収量が少なめのようなので穫れすぎて困るということはなさそう。


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■参考情報
日本いも類研究会
ジャガイモとサツマイモについて情報が沢山あります。
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