FUCHISO(フウチソウ)

諸国の古い工芸/染織品をご紹介する小さなお店です。 東京都渋谷区神宮前3-7-4 2階/TEL 03-5474-7107

● 秋と冬の間 / 糸巻き-4

2018-11-06 | 古いもの

秋の恵雨

カラカラ続きでしたので。








糸巻き集合写真の右側から順に1点づつご紹介しています



今日は左から2番目の糸巻きを。

















格子(一部亀甲)に七宝が彫り込められた意匠

そういえば先日訪れた民芸館の帽子容れにも同じ意匠の文様が有りました

男多冨貴 と向き合うように

盛◯孫子 (◯は解読不可ですがおそらく昌?)

と彫られ、当時の世相が色濃く表れています。




















彫りが深い作りで

当時のような漏れ伝う光でも陰影が美しい。








● 秋と冬の間 / 糸巻き-4

朝鮮王朝後期(19c)

± W5.1×D0.8×H21.7 cm










* 11/6(火)7(水)営業日、8(木)9(金)店休日、10(土)11(日)営業日、を予定しております。



11月の営業予定はこちらにてご確認をいただけます→ 


どうぞよろしくお願い致します。







FUCHISO (フウチソウ)

● OPEN 12:00-18:00頃 

〒150-0001 渋谷区神宮前3丁目7-4 和泉ビル201

お問い合わせmail fuchiso◎tbr.t-com.ne.jp (←◎を @ に変えて下さい)

TEL・FAX 03-5474-7107



*仕入れ・骨董市等イベントの出店により 不定休 での営業とさせて頂いております
お手数をお掛け致しますが等ブログ、メールもしくはお電話にて営業予定をご確認の上、
お出掛け頂けましたなら幸いに存じます。
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● 秋と冬の間 / 糸巻き-3

2018-11-04 | 古いもの

冬の始まりを思わせる肌寒い一日でした






糸巻き集合写真の右側から順に1点づつご紹介しています



今日は真ん中の糸巻きを

この方の使った糸巻きにもロウ状の痕跡

使い込まれたパティナ。










































花文様は婚礼用のポジャギにも縫い込まれた吉祥のモチーフ



ポジャギ(参考画像)



● 秋と冬の間 / 糸巻き-3

朝鮮王朝後期(19c)

± W6.6×D1.3×H21.7 cm


*ご売約済、ありがとうございました。







* 11/5(月)店休日、6(火)7(水)営業日、8(木)9(金)店休日、10(土)11(日)営業日、を予定しております。


11月の営業予定はこちらにてご確認をいただけます→ 


どうぞよろしくお願い致します。







FUCHISO (フウチソウ)

● OPEN 12:00-18:00頃 

〒150-0001 渋谷区神宮前3丁目7-4 和泉ビル201

お問い合わせmail fuchiso◎tbr.t-com.ne.jp (←◎を @ に変えて下さい)

TEL・FAX 03-5474-7107



*仕入れ・骨董市等イベントの出店により 不定休 での営業とさせて頂いております
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● 秋と冬の間 / 糸巻き-2

2018-11-03 | 古いもの






糸巻き集合写真の右側から順に1点づつご紹介しています

今日は右から2番目の糸巻きを。


* こちらはご売約済みとなりました、ありがとうございます。




















繰り返される菱文の線刻は

両面でパターンのサイズ感を違え、朱の彩色が残る箇所も

ほぼ凹凸を感じないほど線文が細やかなので滑らかな手馴染み。




























この形状の糸巻きに時々残る両サイドの傷跡は、糸のかかりを良くするための工夫?

角の取れた隅ではきっと布地や縫い目をしごいたり

糸巻き本体も長さを測るためのモジュールとなったのでは


と、使うことを考えながら想像してみたりする。



● 秋と冬の間 / 糸巻き-2

朝鮮王朝後期(19c)

± W6.2×D0.9×H17 cm













* 11/3(土祝)4(日)営業日、5(月)店休日、6(火)7(水)営業日を予定しております。


11月の営業予定はこちらにてご確認をいただけます→ 


どうぞよろしくお願い致します。







FUCHISO (フウチソウ)

● OPEN 12:00-18:00頃 

〒150-0001 渋谷区神宮前3丁目7-4 和泉ビル201

お問い合わせmail fuchiso◎tbr.t-com.ne.jp (←◎を @ に変えて下さい)

TEL・FAX 03-5474-7107



*仕入れ・骨董市等イベントの出店により 不定休 での営業とさせて頂いております
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● 秋と冬の間 / 糸巻き-1

2018-11-01 | 古いもの

霜月に入った途端、北風が冷たくなりました

かわりに空はより青く。


さて

今回の韓国にて出会った古手の糸巻きと、今まで見聞きして来たことを。







儒教の教えの朝鮮王朝時代は

庶民の衣は素のままの色= 生成りや白を と厳しく統制されていて、


両班、庶民の階級に関わらず多くの女性は結婚をすると家人の身衣全てを

地域によっては糸を紡ぐことや織りから、

縫製や刺繍までをこなせることが美徳とされて

幼い頃から女性たちは針仕事に勤しんだそう。


女性に対する教育や尊厳が現代ほど与えられなかったと言われる時代の中で

針仕事の時間は自らの自由や創造性を見出せた貴重な時間でもあったのだとか


糸巻きも欠かせない道具の一つ。




糸巻き集合写真の右側から順に1点づつ、まいりましょう。


















本来糸が巻かれ隠れる線刻の無い中央には

孝 子 忠 臣

と読めます



針(糸)の滑りを良くするためでしょうかそれとも、手元を照らした灯でしょうか

ロウ跡が残り








裏を返すと















抽象的な線刻の中に願いが、

寿 福 伍 と。







● 秋と冬の間 / 糸巻き-1

朝鮮王朝後期(19c)

± W6×D1.5×H20.8 cm








* 11/2(金)店休日、11/3(土祝)4(日)営業日、を予定しております。


11月の営業予定はこちらにてご確認をいただけます→ 


どうぞよろしくお願い致します。







FUCHISO (フウチソウ)

● OPEN 12:00-18:00頃 

〒150-0001 渋谷区神宮前3丁目7-4 和泉ビル201

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