霜月に入った途端、北風が冷たくなりました
かわりに空はより青く。
さて
今回の韓国にて出会った古手の糸巻きと、今まで見聞きして来たことを。
儒教の教えの朝鮮王朝時代は
庶民の衣は素のままの色= 生成りや白を と厳しく統制されていて、
両班、庶民の階級に関わらず多くの女性は結婚をすると家人の身衣全てを
地域によっては糸を紡ぐことや織りから、
縫製や刺繍までをこなせることが美徳とされて
幼い頃から女性たちは針仕事に勤しんだそう。
女性に対する教育や尊厳が現代ほど与えられなかったと言われる時代の中で
針仕事の時間は自らの自由や創造性を見出せた貴重な時間でもあったのだとか
糸巻きも欠かせない道具の一つ。
糸巻き集合写真の右側から順に1点づつ、まいりましょう。
本来糸が巻かれ隠れる線刻の無い中央には
孝 子 忠 臣
と読めます
針(糸)の滑りを良くするためでしょうかそれとも、手元を照らした灯でしょうか
ロウ跡が残り
裏を返すと
抽象的な線刻の中に願いが、
寿 福 伍 と。
● 秋と冬の間 / 糸巻き-1
朝鮮王朝後期(19c)
± W6×D1.5×H20.8 cm
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FUCHISO (フウチソウ)
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