みるみる桜の蕾がほころんで来ました、お花見日和です。
こちら既にご売約済みとなったお品ですが、
ソメイヨシノよりも少し早くに目を愉しませてくれた、早咲きの河津桜のような
可憐な色調の小袋を。






最初はインドの民の刺繍かと思ったのです。
元を辿れば、19世紀ごろ
ギリシャの女性用衣装の 袖 の部分の刺繍だったものと分かりました。
当時のギリシャは、オスマン帝国に征服されていた時代、
こういったイスラム様式の文様が衣服にも取り入れられた可能性は多いに考えられます。
西洋アカネが自生していたことや、ヨーロッパでは中世末期13~16世紀には
イタリアの商人たちによってインド藍が輸入されていたそう。

いつの頃かフランスに渡り、ビー玉入れとして使われていた小袋(中に入っていたビー玉は20c頃の物でした)
形を変えても、残したかったのだろう可憐な刺繍部分。
● ギリシャの民族衣装(部分)
19c初頭
* ご売約済、ありがとうございました。


本来の衣装の向きだと、下が袖口
生命樹のモチーフが逆だったのはそれでですか。
★ 3/24(土) - 26(月)営業日、27(火)店休日、の予定でおります、
以降、3月の営業予定は下記のリンクページにてご確認をいただけます、よろしくお願いいたします。
(変更がある場合はブログにてお伝えさせていただきます。)
FUCHISO (フウチソウ)
〒150-0001 渋谷区神宮前3丁目7-4 和泉ビル201 / TEL・FAX 03-5474-7107
● OPEN 12:00-18:00頃
*仕入れ・骨董市出店等により 不定休 での営業とさせて頂いております
お手数をお掛け致しますが等ブログ、もしくはお電話にて営業予定をご確認の上、お出掛け頂けましたなら幸いに存じます。
◎ 3月の営業予定ページはこちらです→ ★