うまく表せないあの感覚に時々出会う
夏の夕暮れ、祭り囃子が車の往来の音の向こうに響いて来るとつい足が向く
導かれた先には、赤と白の提灯とお囃子、香ばしい焼きトウモロコシの匂い。

さて本題
先日、赤と白の卵殻細工の香筒に出会いました。



2年前の春先、松本民藝館にて、故丸山太郎氏の手がけた卵殻細工を間近で見て以来ずっと、
心に留まっている細工のもの。



初見で、あ!文鎮?と思い手に取ると、案外軽い
そっと持ち上げたら、小さな蓋が外れたので匂いを嗅ぐとお香の香り


蓋に見るモダンな意匠と、ハサミで卵の殻を切り出す事を考え出したと言われている
(=卵殻の一つ一つの固まりの端が直線もしくはなだらかな曲線で表現出来うる)
技法の特長から、これは氏の手がけた工芸品ではなかろうかー と思っている次第です。
残念ながら底の卵殻に剥離が見られます。





外寸 3cm四方×23.3cm 内径φ1.8cm
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