FUCHISO(フウチソウ)

諸国の古い工芸/染織品をご紹介する小さなお店です。 東京都渋谷区神宮前3-7-4 2階/TEL 03-5474-7107

● 李朝後期 / 種入れ

2014-04-06 | 古いもの
あいにくの寒の戻り、突風で桜も随分散ったかな。


前の記事を書いていて思った、思い出した。

李朝時代後期に編まれた、 種入れ にも、面白い形のものが有るのでご紹介を。






お国が変わると素材や技法が変わるだけで

どこの国の人々も同じ様な用に応じた道具

今回の場合は 種入れ (= シードジャー) を作りだしている。











植物の表皮と藁を用いて編まれた、このモダンな形状の 種入れ

材料を余らせたくなかったのか

楽しくなっちゃったのか、どんどん重ねて編んでいる

一段毎に、微妙に色(素材)を変えて編まれている。

今迄見て来たものは多くが、1段で終わっているのが殆どだったので結構衝撃を受けた。

参考商品 ↓ 1段で終わっている藁編かご (ご売約済み)






陶や木の轆轤工芸ではタブーとされる、 ぶれ が 藁編の工芸 ならでは、

おとしを入れて花いけにも。



李朝時代後期(19c末~20c初)

外径20 口径10 内径7 高さ60 cm






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする