トラ応援と観光記

トラキチ『キリジイ』のブログ
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項羽と劉邦(トラックバックの練習)

2005-02-21 13:57:47 | Weblog
司馬遼太郎さんの項羽と劉邦、上中下を読みました。
昔、娯楽の少ない時、宝塚大劇場で上演された、虞美人草を思い出しながら読みました。

戦国期の中華を統一した秦の始皇帝末期、またも中華は郡雄割拠の世に。
郡雄の中から最期に残った楚の項羽と漢の劉邦の両雄が七年程の間、玉座を賭けて争う物語です。

長蛇を逸すで有名な鴻門の会、股くぐりの韓信、四面楚歌の垓下城、等の名場面をおり込み。

物語は展開されてます、しかし項羽は劉邦に敗れ、愛妾、虞姫を我が手にかけ。垓下城を脱出、
烏江の辺りで戦死します。劉邦は前漢、後漢と続く漢王朝の高祖となります。

      項羽の詩
    騅逝かざるを奈何すべき
    虞や虞や若を奈何せん

以上が荒筋ですが、司馬遼太郎さんの本は何をよんでも感動します。広大な中華を舞台に
繰り広げられる物語、まだの方は是非読んでください。