深山 1 前方に見えるのが友が島 白い艇は加太~友が島連絡船
深山 2 深山漁港内
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深山 3 マイボート
深山 4 当たり待ち
カラスが!!
ボートにエアーも入り,出航準備も整いトイレでもと思い用を済ませて出て来ると、弁当の入ったビニールの袋が破られて
中のパンがありません、あ、またやられた!と思ったら案の定、友達のMさんが、カラスが咥えていったがなと、遠くから見ていたそうで、腹が立やら、情けないやら、これで3回目です。
1回目はカラスが悪い2回目、3回目はこちらの不注意であり諦めました。(諦めなしかたない)
悲しい出来事
一昨年の秋、地元のベテランで手漕ぎボートの釣師さんが、アン
カーを下ろし釣っている最中に,帰港中の遊漁船に衝突され即死しました。友達のBさんが近くで見ていたそうで、5・6mも飛ばされたそうです、こんな広い海でなんで衝突するのか? 恐らく船長は客と話をしていて前を見ていなかったと思う。
次の週、釣行した時、海上保安庁の艇が各ボートを回り聞き取り調査をしていましたが、私の所へも来て気がついた事があれば教えてほしいとの事でした、亡くなった釣師さんはベテランで我々の師匠の様な人でしたので、その無念さを思うとなんともやりきれない、
悲しい事件でした。
悲しい出来事の様なことが自分に降り懸かるとは
今年4月14日、いつもの深山でいつものポイントで釣っていた時の事、朝から全く釣れなくてぼつぼつ帰ろうと思い納竿の準備をしていた時大きな当たりがあり、あわてて竿を取ってやりとりするがかなりの大物でなかなか上がってこない、そうこうする内急に竿が軽くなった、しまった!と思ったときは遅く魚は逃げてしまいがっかりして、ふと顔を上げると、
こちらえ向って突進してくる小さな漁船があるヤバイと思いオーイ、オーイと注意を促すが聞こえぬ様子でますます突進してくる。
ついに衝突寸前まで突っ込んで来たので止むを得ず頭から海中に飛び込む、飛び込むと同時に漁船とボートが衝突、危うく難を逃れたがそれからが大変。
ライフジャケットは着けていたが漁船の人がなかなか助けてくれない、
後で分かったのだが舟は4人乗りで船頭さん加太の引退した漁師さんで、身体に障害がありまともには歩けない人で船中を自由に移動できないし立ち上がって私を引き上げることも出来ない。
船縁に取り付いた私自身なんとか船中に上がろうとするのだがズボンの上にカッパも履いているし長靴も履いて足が重くて船縁に足があがらない、それでもなんとか水中で長靴を脱ぎ必死の思いで船頭さんの手も借りて船中にはい上がったが暫らく疲労で身動きできなかった。
そこで思ったのはボートの中では長靴は脱いだ方がよい、落水した時に動き易く、水中ではなかなか脱ぐ事が出来ない。
始はさほど寒くはなかったが暫らくするとずぶ濡れの身体にすごい寒さが襲ってきてガタガタと震えが止まらない、加太の港まで5分ほどで着いて漁師さんの家の風呂に入るまでとても長く感じた。
下着と衣服を借りて着替えたところでやっと落ち着き物事を考える余裕できた、幸い,怪我もなく、風邪を引いてないか少し心配したが
大丈夫の様なので、漁師さんも奥さんも親切にして下さり、経済的にも少しお困りの様に伺えたので海上保安庁へ届けて事を荒立てると船頭さんにかなりの罰金が掛かるのでその様な事はせず、海水に浸かった携帯、腕時計、ボートの修理代,なくした釣道具等弁償してもらったのですべて終わったことにした。