
府立上方資料館
23日の産経夕刊にワッハ上方(府立上方資料館)が通天閣へ移転するらしい。
橋下大阪府知事の財政再建プログラムで、吉本興業所有のビルからの移転で府の年間負担額約4億円が1億円以下にまで節約できると記事にあった。
吉本興業が家賃を半額に値下げを提示したがそれをけっての決断、財政再建のためにはやむをえん、なにも税金の無駄使いをする必要はない、キリジイは賛成する。
大阪の人間でもワッハ上方のある吉本興業のビルは何処にあるの?と言う人が多いが新世界の通天閣といえばほとんどの人が知っている。
この移転には作家の藤本義一さんを筆頭にほとんど吉本興業の芸人さんとか関係のある方が反対していた、恐らく吉本興業の意向をくんでの運動と思う。
藤本義一さん曰く、『移転すると文化が消える』と おおげさな。通天閣のほうが上方文化は似合っている。
あくまで移転に反対なら、反対する時点で府に協力して吉本興業に家賃の値下げを交渉するべきでは。その形跡もない、言っていることも屁理屈としか思えん。
27日の時点で藤本義一さんはじめ皆さんからの記事はなにもない。
以下、2008年4月17日の新聞記事記事
藤本さんらは、ワッハ上方の現状での存続を求め、今年3月から署名活動を実施。落語家の笑福亭鶴瓶さんら著名人を含め、署名は全国から寄せられたという。
会見で「文化」の「化」の字を色紙に書き付け、文化の持つ多様な意味と重要性を強調した藤本さんは、「文化は街の息づかい。ワッハ上方は、現在の場所で鼻で息を吸い(客を呼び込み)、口で吐く(客を楽しませる)という正しい呼吸法ができている。施設移転というのは、耳で呼吸しろというもの」と憤った。
大阪府の財政再建で移転が検討されている府立上方演芸資料館(ワッハ上方)の存続を求め、作家の藤本義一さんらが17日、全国から集めた約2万人分の署名を府に提出した。
記者会見した藤本さんは「ワッハ上方は人が集まる今の場所しか考えられない。移転すると文化が消える。やってはならない」と強調した。
署名は漫才作家・故秋田実さんの娘で喜劇脚本家の林千代さんらを中心に3月から集めた。
橋下徹知事は、ワッハ上方の賃貸料が高額すぎると指摘。府の改革プロジェクトチームは、ホールを廃止し府の施設へ移転する方針を打ち出している。
現在、ワッハ上方は大阪・難波の繁華街にあるビルに入居。資料展示室も備え、府は2007年度に約4億2800万円を支出している。