自分の経験から、書くので、そんなことないよ!と思われるかも知れないが、ご容赦願いたい。
そもそもが、全部、そんな感じなので、ここまで、読んでくれた奇特な方がいるなら
とおに、ご察し(独断と偏見ばかりであること)のこととは思うが・・・(寛い気持ちで読んで欲しい)
学校教育は、「決まり」で始まる。
「学び」は「真似び」であり、とにかく「理由」より、
そういうものという「決まり」の知識を学習して行く。
そこでも、徐々に、何故、そうなっているかで補うようになって、
小学校の高学年に至る。
勿論、「理解」なのか、「知識」なのか、判然としないまま育って行く。
教科によって差がある、小生、「算数」「理科」そして、「美術」は好きな教科だった。
特に、図画工作は、好きだったし、成績もよかったと思う。
絵が苦手な人は、自分の先入観で、ここはこうなっていると描いている傾向がある気がする。
描こうとする対象を、素直に、画用紙に真似ればいいと思うが、
自分の中の「決まっている」概念で、画用紙に線を引いてしまう。
意識はしなかったが、子供の頃から、小生には「分かりたい」派の傾向があったと思う。
中学になると、学年によって、教科の出来が、今思い返すとムラが出て来た気がする。
「何故」なのか?
それは、多分、担当教師によるところが大きい。
担当教師が、「分かりたい」派だと、「分かって」欲しいという教え方をする。
逆に、教師が「決めたい」派だと、「決まって」いることだから、憶えるようにという教え方をする。
何故、そうなるのか知りたいと思っているところに、こういうものだから、
憶えて、テストでいい点採って、成績上げてという教え方をされてしまうと、
全然、入ってこない。勝ちたいとか、成績上げたいと元々、小生、思ってないから、
棒にも箸にもかからない。
逆に、その教師が、「ここ面白いよ」というのは、「これがこれだから」と理由を説いて(解いて)くれると
「分かった」ときに喜びが、得られる。
学年で、上位になった「喜び」は、全然、感じない(結果だから、そうなのだろう)けど、
今まで、繋がっているとは思わなかったものが、繋がって見えたときの「喜び」は、小生には大きい。
「決めたい」派の、学習意欲は、小生のような「分かりたい」派と、真逆なので、
実は、もう、中学の時点で、随分、分かれているので、どちらも、拾えるような、
教育が望ましいが・・・
実は、教師の当たりはずれは、大きかったなだと、今更ながらに思う。
そして、高校受験は、理解力だけで、記憶力なしで、何とか乗り切った。
高校に入ると、もう、そんなことは言ってられない。
大学受験という、知識量だけで選抜される制度が待ち構えている。
(特に、昭和はそうだった)
高校の最初は、中学からの延長で、「理解」すれば出来る教科、
「数学」「化学」で何とかついて行けたが、
高2で出会った「数学」教師にやられてしまった。そう「理由」を説明しないのだ。
解法を憶えることだけを説く。延々、解法を沢山、「知っている」ことの重要さを力説する。
いやいや、その解法が導かれた「理由」が知りたいのだが・・・
どんどん、得意科目だった「数学」が、不得意科目になってしまう。
逆に、今まで「憶える」教科と思っていた「国語」が、考える教科だと気付いてくる。
何故、この表現になったか、作者は、何をいいたいのか、そこにはどんな「意図」があるのか
勿論、これも、担当した教師によるところが大きい。
本来、「歴史」も、そういう教科だと思うが、残念ながら、
「理由」を説明してくれる先生に出会わなかった。出会っていたら進路が変わっていたかも知れない。
高校で、小生の「分かりたい」への偏重は、随分進んでしまった。
その為、大学入試では随分、苦労する(試験に拒否られた)。
それは、そうでしょう、いちいち何故これはこうなっていると納得できなければ、
進めなくなってたので、兎に角、正解を知っているとの効率では、
「決めたい」派には、太刀打ちできない。
で、さんざん拒否られて、大学に入れたら、
そこからは、「分かりたい」派の天国になる。(ほぼ、優という評価)
不思議だね、日本の教育というのは・・・
但し、卒論という「決めなければならない」もので、また、一年使ってしまったが・・・
「決め・分け」論①
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