
Progressive Cafeが送る読者参加型企画第4弾、「プログレ名盤を斬る!?」
世間一般で名盤といわれている作品、ちまたの批評にはどれも美辞麗句が並べ立てられて
います。でも音楽は嗜好品、人それぞれ嗜好は異なりますから当然感じ方も違うはずです。
「プログレ名盤を斬る!?」は毎回プログレッシブロックの世界で名盤といわれている作品
を取上げて、それを読者の皆さんで批評しなおしてもらおうという企画です。是非その作品
に対する率直なコメントをお寄せください。
コメントに対するコメントや、人のコメントを読んで改めて聴きなおしてみた感想等、読者間
の相互対話も歓迎します。それらを通じて作品への更なる理解や興味、またプログレ愛好
者の輪が広がればと思っています。
「プログレ名盤を斬る!?」では今後取上げて欲しい作品も募集しています。
アーティスト名、作品名、作品に対するコメントをメールでお寄せください。
Progressive Cafeメールアドレス : francofrehley@mail.goo.ne.jp
3回目の作品は
「Pictures At An Exhibition (展覧会の絵) / Emerson, Lake & Palmer」
です。
1971年発表のこの作品は「ロックとクラシックの融合」というプログレッシブロックの大きな目標
の一つを完成させ、世に知らしめた作品として大変評価の高い作品です。ライブ音源を新規
アルバムに仕立て上げたアイディアも成功しています。当時の彼らのスリリングでエネルギッ
シュな演奏はこの作品の魅力をさらに高めています。
皆さんはこの作品をどのように聴き、感じてらっしゃるのでしょうか。
コメントお待ちしています!
世間一般で名盤といわれている作品、ちまたの批評にはどれも美辞麗句が並べ立てられて
います。でも音楽は嗜好品、人それぞれ嗜好は異なりますから当然感じ方も違うはずです。
「プログレ名盤を斬る!?」は毎回プログレッシブロックの世界で名盤といわれている作品
を取上げて、それを読者の皆さんで批評しなおしてもらおうという企画です。是非その作品
に対する率直なコメントをお寄せください。
コメントに対するコメントや、人のコメントを読んで改めて聴きなおしてみた感想等、読者間
の相互対話も歓迎します。それらを通じて作品への更なる理解や興味、またプログレ愛好
者の輪が広がればと思っています。
「プログレ名盤を斬る!?」では今後取上げて欲しい作品も募集しています。
アーティスト名、作品名、作品に対するコメントをメールでお寄せください。
Progressive Cafeメールアドレス : francofrehley@mail.goo.ne.jp
3回目の作品は
「Pictures At An Exhibition (展覧会の絵) / Emerson, Lake & Palmer」
です。
1971年発表のこの作品は「ロックとクラシックの融合」というプログレッシブロックの大きな目標
の一つを完成させ、世に知らしめた作品として大変評価の高い作品です。ライブ音源を新規
アルバムに仕立て上げたアイディアも成功しています。当時の彼らのスリリングでエネルギッ
シュな演奏はこの作品の魅力をさらに高めています。
皆さんはこの作品をどのように聴き、感じてらっしゃるのでしょうか。
コメントお待ちしています!

後にLDでこのライブパフォーマンスを見た時、そして「Black Moon」のツアーでの来日公演を観た時、ELPはライブバンドだったんだと確信しました。
個人的には「恐怖の頭脳改革」が一番好きな作品ですが、ライブ盤ということも相まって、聴き続けていく作品ではないかと思います。
昔、ELPのベスト盤?かなんかを聴いたことがあるのですが、この「展覧会の絵」全編を収録せずして真のベスト盤とは呼べないのでは?と思っています。
全力疾走のエマーソンと落ち着きのないパーマー(笑)…これだけだと陳腐なアルバムに終わっていたように思いますが、レイクの穏やかなパートが織り交ざり、全体として緩急のついて聴き応えがありますね。
それにしてもこの企画、僕の好きなところをついてきますね。眠っていたプログレ熱が起されます(^^;。今後も楽しみです。
>全力疾走のエマーソンと落ち着きのないパーマー
確かに、この表現笑いました。
>眠っていたプログレ熱が起されます(^^;。今後も楽しみです。
ありがとうございます、さらに覚醒させるように今後もがんばります。
ところでライナスさんはプロの写真家なんですか?ブログの写真どれも素晴らしいですね。
さて、実は私「展覧会」マニアなのですが、そもそもの始まりはこのアルバムでした。EL&Pでも一番好きなアルバムです。KCと同じように動と静の対比が非常にスリリングですね。こればかりはクラシックのアルバムでは得がたい興奮です。キースのムーグの音が歪む所で大喝采が聞えるので映像を見たい見たいとずっと思っていましたが、いざヴィデオが出て買ってみると、頭の中で想像していたよりずっと狭くてごちゃごちゃしたステージで少し幻滅した思いでもあります。
とりとめのない発言になってしまい、すみません。教えていただきたいことも沢山あり、またちょくちょく覗かせていただきます。
思い返すと私はEL&Pを、クリムゾンやイエス、ピンクフロイドのようなプログレとして聴いてこなかったような気がします。
どちらかというとクリームやジミヘンと同じカテゴリーのバンド、つまりギターの替わりにキーボード、ブルースの替わりにクラシックに置き換わったトリオ編成のハードロックとして楽しんでいました・・・そしてクリームやジミヘンの真価がライブアルバムでこそ発揮されたように、私的なEL&Pの最高傑作は、やっぱり『展覧会の絵』。パーマーのドラムが危なっかしくたって、それがまたカッコいいわけです。
『頭脳改革』や『タルカス』『トリロジー』もそれぞれ素敵ですが、聴いて熱くなれるのはやっぱり『展覧会』ですね。
> 確かに、この表現笑いました。
彼って、ミュージシャンにはあんまり評判のよくないドラマーらしいですね(^^;。たしかに巧くはないかも。でも、ドタバタドッタンばったんした彼のドラミングは結構好きです。
そういえば、ライブで延々と演奏されるドラムソロをASIA('90)とELP('92年)の来日公演で呆れながら観たことを思い出しました。
必ず上半身裸になるし、ナルシスティックですよね。色物系プログレ戦士?(笑)
ところで、プロの写真家ではありません(^^;
ただの写真好きです。拙作をご覧頂きありがとうございます。
すみませんでした。
いらっしゃいませ、とても良いハンドルネームですね。
「展覧会」マニアというのは実際に絵画を観に行かれると言うことですか?ELPの「展覧会の絵」がきっかけで絵画鑑賞をするようになったという話は初めてです。いろんな影響があるのですね。
>プログレッシブな日々さん
>パーマーのドラムが危なっかしくたって、それがまたカッコいい
同じことをバンド仲間も言ってました。私はもうちょっとちゃんと叩いて欲しいと思ってしまうのですが...
ところで私も自宅は多摩地区です。
さて、舌足らずな表現で申し訳ありませんでしたが、
>「展覧会」マニアというのは実際に絵画を観>に行かれると言うことですか?
ムソルグスキーの「展覧会の絵」が痛く気に入ってしまったと言う意味です。オーケストラやギターソロ、ピアノソロ等色んなバージョンを集めて聴いております。
最後にしりとり500バンド達成おめでとうございます。トラックバックさせていただきました。
>ムソルグスキーの「展覧会の絵」が痛く気に入ってしまったと言う意味です。
なるほどそうですよね、失礼しました。「展覧会の絵」は相当な数出ているでしょうね。中にはオーディオチェックに良いソースなんかもありますか?
ムソルグスキーの原曲のピアノソロではキーシン(RCA/Victor)が傑出していると思います。変わったところでは山下和仁氏のギターソロ(BMG)、神谷百子のマリンバ(Arabesque / PHILIPS)などが気に入っています。
この表現自分も非常に気に入りました。
望みがかなうならば・・・
パトリック・モラーツ&フリオ・キリコ&パーシー・ジョーンズのトリオで『展覧会の絵」をやってもらいたい。Voパートはダグマー・クラウゼと故デメトリオ・ストラトスです(笑)
これはすごそう、確かに聴いてみたいですね。キリコはちょっと暴走しそうだから、テリー・ボジオあたりが良いかも...
師匠はエマーソンのファンなので、ライブで「タルカス」を弾いたりもしています。
子どものころ遊びにきた従兄のおにいちゃんが、アコギで「賢人」を弾き語りしてくれたのがすごくかっこよくて、いっそうこのアルバムが好きになったのを憶えています。
でもクラシック版を聴いたら、この曲や「ブルース・ヴァリエイション」が入ってなくて、ちょっとがっかりしたなあ。
でも初めて『展覧会の絵』を聴いたのは、冨田勲バージョンだったと思います。
テリー・ボジオも暴走しそうな予感が(笑)
少なくともザッパ・バンドの映像では上半身裸で叩いていましたし・・・・MISSING PERSONSの時は奥さんと一緒にストリップまがいのことをしていましたけど・・・・……(-。-) ボソッ
って、ドラマーで大人しい人っているのでしょうか(謎)
あの、フィル・コリンズでさえライブ・エイドの時は暴走していましたよね(笑)
オンド・マルトノ気になっているのですよ。一度生で聴いてみたい。次回の予定はまだ無いですか?
>MAO.Kさん
>ドラマーで大人しい人っているのでしょうか(謎)
そうですねー、チャーリー・ワッツとかですか、、、
プログレだとBrufordが大人しい方ですかねぇ。
ボジオはアクション派手ですが、プレイは驚くほど正確なんですよ。Jeff Beckのトリオで来日した時観て、腰が抜けました。
、
ではBryan Eno & Cherie Watts & Jah Woobleの組み合わせでのアンビエント・ダブ風味の「展覧会の絵』。。。。。。。
>ボジオはアクション派手ですが、プレイは驚くほど正確なんですよ。
Patrik Moratz & Terry Bozio & Bill Lazwellの組み合わせではどうでしょうか???(笑)
ある少年の日、NHKヤングミュージックショー(だったかな?土曜日の午後の番組)で、「展覧会の絵」のライブを観た時はひっくり返りました。まさしく、ライブ演奏というよりSHOWに近い感じで、キースがナイフを持ってオルガンに登り、ガシガシと鍵盤に突き刺して暴れまわる姿は強烈でした。それ以来、アルバムの音は刺激がなくなってしまい、音質の悪さも手伝って、世間で”名盤”と言われはじめるのを信じられない感覚で過ごしてきました。おまけにELPそのものにも、魅力を感じなくなっていました。(LPで持っていたのは「展覧会の絵」と「1st」だけという状態)
ところが、10年前(!)に発売された20bit K2マスタリングされたCD盤は、ウソのように高音質になっていて、「改めてELP聴きなおしだ!」と奮起し、このアルバムの他にも彼らの作品をようやく「恐怖の頭脳改革」まで聴いたのでした。いやはや。
で、「展覧会~」はどうよ?なんですが、まあ、自分の中では”名盤”と呼べません。DVDの当時のライブ映像であれば「素晴らしい!」と言い切れるのですが。若き日の体験がトラウマになっているのでしょうか?むしろ世間の評価でも初期アルバムなら「タルカス」だと思います。
自腹王さんがおっしゃるようにあれを体験してしまうと確かに映像が無いと物足りないかもしれませんね。
>>パーマーのドラムが危なっかしくたって、それがまたカッコいい
>同じことをバンド仲間も言ってました。私はもうちょっとちゃんと叩いて欲しいと思ってしまうのですが...
そうなんですよね。
スタジオ録音だとわかりづらいんですが、
実はカール・パーマーはきちんとした拍子(リズム)が取れないらしいです。
誰も知らないマニアックで貴重な裏事情ですが、お話しますね。
私、もう13年くらい前になりますが、アメリカのミネソタ州のとある大学に留学してました。
その時の専攻が音楽で、ギターの授業もありまして、長髪の(いかにもって感じの)先生に
ギターを習ってました。
その先生が他の先生達とEL&Pのカバーライブをやるってことがありまして、
プログレ好きの私としてはかなり嬉しかったですよ。
で、その熱い思いとともに前々から気になっていたカール・パーマーのことを聞きました。
私は、以前にASIAのライブビデオを見たときにどうも、乗りが悪く、
なんかおかしい気分になったからです。
こんなにもかっちょ悪い曲だったか?!
それ以来どうもパーマーがアヤシイと感じていました。
「彼のドラムってどう思います?」
先生から返ってきた言葉が凄かったです。
「彼はリズムが刻めない」
もっと驚いたのは、ASIAの原型を作ったのがその先生だったです。
実は、パーマーのマネージャーに仕事をくれないか?と言われて、
当時、先生は音楽関係の何か仕事をしていたらしいのですが、
(当時の私の英語力ではいまいち理解できなかったのです・・)
「リズムが刻めなくて、評判がよくないから、とにかく仕事をくれないか云々・・・」
と、あのカール・パーマーが?!と先生も驚いていたようです。
で、ASIAというバンド名を渡して、パーマーとご存知ジョン・ウェットン等を
引き合わせたということでした。
その時、当時のASIAのモノクロ写真を見せてもらいました。
カール・パーマーはとってもラッキーな人だと思います。
でも、たとえドラマーとしては致命傷の一定のリズムが刻めなくても、
凄く味のあるドラムを叩くから、今までやってこれたと思ってます。
技術以上のセンスがあのダイナミックかつ繊細かつちょっと違う?ドラミングに繋がっているんだと思ってます。
個人的には、後に結成され1枚しか出さなかった幻の?3(Three)ってバンドが超好きです。
知ってらっしゃるとは思いますが、
メンバーは、キース・エマーソン、ロバート・ベリー、カール・パーマーです。
アルバム:to the power of three
プログレではなくて一部のファンはがっかりしているかもしれないけど、
私は再結成してやってもらいたいくらい好きです。
話しそれてしましたが、長々とお読み頂き有難うございました。
4年前のプログレ話に反応してしまい、ついついコメントを書かせて頂きました。
リズムがよれてもパーマーは好きと言う人が私の周りにも多いですよ。Asiaなどは微妙なリズムのよれが独特の味になっているように思います。
ところで「3」懐かしいですね。Robert Berry関連でこちらの記事で以前紹介しています。
http://blog.goo.ne.jp/francofrehley/e/3dccbc057e527f19fa6062544856492e
後楽園のライブの映像は観たことありますが、甲子園でもやったのですね。伝説のステージを体験されたとはうらやましいです。
ELPは座ってじっくり聴くぷろぐれのライブではなく正にロック・ショーですよね。私も遅まきながらBlack Moonのツアーの時体験しましたが、エネルギッシュなステージングは健在で感激したのを覚えています。