プログレGenesisの名盤といえば70年代ブリティッシュ・シンフォの代表的クラシック作品「Foxtrot」やPeter Gabriel最後にして最大のコンセプト作品「The Lamb Lies Down on Broadway」を挙げるのが順当なところだろう。しかし個人的にアルバムを通して一番聴いていると思われる作品は今回紹介する「A Trick Of The Tail」なのである。
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PFMの名作といえばイタリアン・プログレのクラシック的作品である1作目「Storia Di Un Minuto」、2作目「Per Un Amico」や世界進出のきっかけになったマンティコア盤「Photos of Ghosts」、そして当ブログ「一家に一枚」に挙げている「Cook (Live in USA)」などを挙げるのが順当であろう。2002年の日本公演は意図的にバンド初期の曲中心のセットが組 . . . 本文を読む
歴史的名作「In The Court Of The Crimson King」でセンセーショナルなデビューを飾ったKing Crimsonの2作目。1作目の陰に隠れて評価が低くあまり取り沙汰されない作品であるが、バンドの歴史を理解する上でも音楽的にも実に興味深い作品である。
まず作品タイトルから1作目の作風を踏襲した姉妹作であることがわかる。そしてA面は1作目の焼き直しとも思える同系統の曲が曲 . . . 本文を読む