安物ギターの話をして盛り上がったので、今回はかなりお金のかかっている機材の話をしようと思う。
もうかれこれ10年以上ラックシステムを組んでいる。プログレは音色やダイナミックスのコントロールが非常に重要なので、MIDIによるサウンドコントロールは強力な武器である。実際演奏時には集中力をギターを弾く手に6割、サウンドをコントロールする足に4割使っているくらいだ。今やMIDIコントローラがなければ何も出来なくなってしまった。
現在のサウンドシステムのダイアグラムを載せてみた(読み難くてすみません)。一番のポイントはギター→プリ→パワー→キャビのドライラインの確保で緑で示した部分がそれを表している。このため当初ラインミキサー等の導入も検討したが、ミキサー内蔵でドライ音をA/D、D/A変換を通さず出力できるマルチエフェクターRocktron/Intellifexを導入してシンプルにすることが出来た。
個々の機材はまた詳しく紹介しようと思っているが、大まかな説明をしておきたい。
ギターからの信号はまずRoland/GP-100に入る。GP-100はアンプシミュレータ内蔵のプリ&マルチだが、現在はシステム
のインターフェース的用途で使用している。Send/Returnが2系統ありTunerも内蔵している。Inputジャックがフロントパネルにもあるのが使い易い。GP-100では必要に応じてWahやComp/Limiterをかけ、Send1よりプリアンプMesa Boogie/Triaxisに出力する。
Triaxisは完全MIDI対応のプログラマブル・チューブプリアンプで、音作りの中枢である。クリーンから歪みまであらゆるサウンドに緻密に対応し、パッチ切替やパラメータ変更が全てMIDIでコントロールできる。Send/Returnが1系統あり、GP-100のReturn1~Outputのループを結線してあるので、選択すればエフェクトを付加することもでる。
Triaxisからの信号は空間系マルチRocktron/Intellifexに入る。先に書いたようにドライ音はデジタル信号変換無しで出力でき、パッチ選択された空間系のエフェクト音とMixされる。
Intellifexからの信号はチューブパワーアンプMesa Boogie/Simul-Class 2:90に入り、同じくMesa Boogie/2FBキャビネットに出力される。TriaxisとSimul-Class 2:90は対で使うよう設計されていて、Triaxisからパワーアンプのモード切替ができ、この信号もMIDIにプログラム可能である。
足元はエクスプレッションペダル付きのMIDIコントローラRoland/FC-200と追加でエクスプレッションペダルRoland/EV-5が2台である。これらでパッチの切替、ボリュームコントロール、プリの音色やエフェクトのコントロールを行っている。
MIDIコントローラーいいですねぇ!
私も現役の頃は凝りまくってましたね~ただ私の時代にはMIDIは出始めた頃で、まだギタリストが使う事はあまり無かったですね、
当時はローランドのデジタルディレイが出たばかりで(品名は忘れた)
私はバイト(三鷹楽器)で貯めたお金で買ったら
仲間内で羨ましがられて、
良く貸し出しをしてた憶えが…
今でも初めて使った時の感動を覚えています。
時代は変わって最近は高性能なマルチやコンパクトが安くなってますよね。
無理に高いラックにしなくても、ある程度の音は出せてしまいます。
ラックをやっている人は逆にちょっと時代遅れって感じですよ。