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プログレ・コラム5 - 「Uno In Piu'」

2006-11-17 11:34:41 | プログレ・コラム

昨夜はオリジナル・プログレバンドのリハでした。本番まであと2回、昨夜は前回の懸案事項もほぼクリア、予定演奏曲全てが80~90%の仕上がりで良い感じになってきました。個人的にオリジナルは初めてなんです。どの曲も家族以外には一切聴かせた事が無いので、お客さんがどんな反応をしてくれるのか本当に楽しみ(不安)です。

リハはいつも決まったスタジオでやっているのですが、オーナーはギタリストで一緒にライブとかやったことがある音楽仲間なんです。知り合いということでいろいろ細かいところまで気を使ってくれて、毎回とても気持ちよく練習が出来ます。待合室にテレビがあっていつもライブDVDがかかっているのですが、私たちのリハのときは決まってプログレ系の映像を流してくれます。昨日もスタジオ入り前はPink Floydのライブ(ギルモアがおじいさんだったので結構最近のやつかな)、リハ終わって出てきたらPFM Live in Japan2002がかかっていました。ここまで決め細やかなサービスはなかなか出来ませんよね。さりげない心遣いが本当にありがたいです。

・Uno In Piu' / PFM
1997年発表「Ulisse」の6曲目です。この新世紀PFMへの復活作は「プログレこだわり名作選」で紹介したように私の大のお気に入りで、その中でもこの「Uno in piu'」がもっとも好きな曲です。

PFMは以前から好きなバンドでしたが、2002年の来日公演を体験するまでは現在のように一番好きなバンドのひとつに挙げるほどではありませんでした。あの来日公演は衝撃でした。往年のファンの欲求を満たすべく古い曲中心のセットでしたが、演奏を聴いてPFMはいまだ現役なんだ!と感動しました。プログレ懐古ブームに乗って再結成され、おこづかい稼ぎでライブやっているバンドとは明らかに違いました。その時私の中でPFM株が一気に上がったのです。そしてギタリストとして特に、見た目はおじいさんでも間近で見た凄まじいFranco Mussidaのプレイに感動し、それ以来彼は敬愛するギタリストの一人になったのです。その後この来日公演はDVDになりました。文句なし「一家に一枚」、今の私にとってはバイブルです。

このDVDにはライブ映像以外にメンバーの公演までの移動や、日本での様子がボーナス映像で収録されています。その映像BGMに最近のPFMの曲が使われているんですが、確か大阪ブルーノートでファンにサインしているシーンだったか、「Uno In Piu'」の一部分が流れます。私はこの時始めてこの曲を聴いて、なんてかっこいい曲なんだろうと一発で好きになり、PFM好きの音楽仲間に確認してすぐ「Ulisse」を手に入れました。この曲はまずPremoliのヴォーカルが素晴らしい、そしてピアノとギターのバッキングがセンス抜群でそれはそれはかっこ良いんです。プログレAORとでも言いましょうか、円熟した大人のロックですね。3年前に先日の音楽バトンをやっていたら、「14.最近一番よく聴いている曲は?」には間違いなくこれを挙げていたでしょう、今でも「Ulisse」を聴けばこの曲だけ最低1回は繰り返し聴いています。

さてそのPFM、予定では本日11月17日新譜「Stati di Imaginazione」発売のはずなんですが、詳細がまだ良く分かりません。インスト作品でDVD付のようなんですが、どんな作品でしょうか、とても楽しみです!

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