プログレ・コラム４ - 「Dreams And Tears」

朝起きて今日のコラムは何を書こうかと考えて、たまたま朝聴いていたNew Trollsにしようと思っていたら、なんと大好評だった今年４月の来日公演に続き、
１年ぶりの再来日が決定したようです！
2007/4/07(土)・4/08(日) 　於 CLUB CITTA'川崎
開場 17:00 / 開演 18:00
チケット　￥12,000 （一般発売：12/23(土)～）

う～んすごいタイミングです。ちなみに上記は裏情報なのでその辺ご了解願います。今ネットで検索したところまだ主催者側からは正式発表されていないようなので、詳細は主催者側からの情報をお待ちください。

スクープはここまで、日記の本題に移ります。皆さんご存知のように私はギタリストなのですが、I PoohやNew Trollsをカバーしているあるイタリアンロック・バンドに（３人目の）鍵盤担当として参加しています。このバンド去年の２月に 沼袋のSANCTUARYで最後のライブを行い、その後活動を休止していました。このライブは大変好評で一部では伝説となっているようです。関東にI Poohのカバーバンドがあって凄いらしい、といううわさがメンバーの想像以上に知れ渡っているようです（ちなみにバンド名はIqoohといいます、発音は、、、）。

そのバンドが地方転勤になった初期メンバーの関東復帰を祝って一夜だけ再結成されることになりました。本番は来週２３日なのですっかり忘れている曲構成を思い出さねばと朝から聴いて頭をリフレッシュしていたわけです。以前練習用に編集したCDを聴いていたのですが、その中に今回はやらないんですが当時演奏して大好きになった曲があって久しぶりに聴いたのです。

・Dreams And Tears / New Trolls
この曲は2001年に発表されたVittorio de Scalizi名義のライブ作品「Concerto Grosso live / Vittorio de Scalizi astoria dei New Trolls」のボーナストラックです。このライブは先日の日本公演とほぼ同じメンバーで、同じようにオーケストラ入りでConcerto Grossoを全編演奏したイタリアでのライブを収録したものです。当時はVittorio de Scalizi名義でしたが、今年の日本公演では正式にNew Trolls名義でコンサートが行われました。ということでボーナストラックもNew Trollsの曲と解釈して問題はないと思います。

Pony Canyonからの日本盤（のみ？）に収録されているこのボーナストラック、小曲ですが素晴らしい曲なんです。普通ボーナストラックというと大体がアウトテイクで期待して聴くとがっかりするものが多いのですが、この曲がなぜ本作品に収録されてないのか不思議なくらい良い曲です。とにかくまずメロディーがシンプルで美しい、そして小曲ながら完璧なアレンジで最後は大いに盛り上がります。この泣きのメロディーは本当に演奏していて何度も涙が出そうになりました。世の中名曲といわれるものは印象深いシンプルなメロディーをもっているものが多いですね。しばらく聴かずに忘れていても、また聴くとすぐに記憶から呼び覚まされるそんなメロディーを持った曲が名曲の条件なんではないかと思います。「Dreams And Tears」はそんな美しいメロディーを持った曲、今朝久しぶりに聴いて以前のライブ演奏での感動が呼び覚まされました。

今回の再結成ライブではI Poohのプログレ期大曲「Parsifal」と「Nascero Con Te」を演奏します。２曲だけですが思いっきり楽しみたいと思います。（鍵盤練習せねばっ！）。