沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

闘牛 カルストパンダvs琉桜

2016-03-27 | 本部町

初めて、闘牛を見ました。

すごい迫力!

闘牛場というのは、800人くらい収容のコロシアムなんだね。

しかも、地元の中学校の創立70年記念大会というのも、すごい。

先に場内に入ったカルストパンダ720キログラム。

徳之島ではパンダパンダと呼ばれていたようです。

カルストは、本部町のカルスト地形の意味かな。

パンダというのは、牛の顔が、白黒パンダ模様とのこと。

解説と、実況の二人が、じつに上手です。

続いて入場したのは、琉桜(りゅうおう)750キログラム。

入れ込んでるね。角を右に左に地面にこすり付けて、ビビらしてます。

入口の緑色の門を閉めたら、戦い開始です。

琉桜が攻めてくるのに、パンダは余裕の横目です。

大丈夫かい?

おお、ガチっと、パンダが角で防御しました。

尾に、赤印がカルストパンダ、白印が琉桜です。

綱を持って、牛を励ます人(勢子せこ)も、赤と白の法被を着ています。

20分近い熱戦で、綱が取れてました。

掛け声とともに地面をドン!と強く踏みしめ、勢子も次々交替します。

琉桜が、下から突き上げています。

カルストの勢子も、負けるなというように何か叫んでいます。

闘う牛の眼がすごいね。角が、がっぷり四つ。

勢子は、牛の左側に立つのがルールみたい。

おおー、カルストパンダが、攻め立てた。

琉桜の勢子、茫然と見送ってる…。

あちゃー、お尻を突かれて、こりゃ、勝負あったね。

いやー、すごい迫力でした。

10組も勝負があるのに、最初の一番で20分。

カルストパンダが、力を見せたのでした。

 

敗れた琉桜は、近くでよく見ると、角の先が欠けて短くなっています。

長年、厳しい戦いを続けてきた証なのでしょう。

こんなボロボロの角で、相手の猛攻を何度も凌いできた…。

「負けたけど、よく頑張った」という勢子のやさしい表情が見て取れます。

攻め込まれるたびに、熟練した返し技で応戦して会場を盛り上げ、勝負をあきらめない琉桜の姿。

解説の人が、このことを、とても感心していました。

今回は、本部町の上本部(かみもとぶ)中学校の創立70周年事業。

開会前に、全校生徒82名の中学生が素晴らしい合唱で、よかったなあ。

「負けた牛は、また力を蓄えて次の試合で頑張る。闘牛はそういう姿が見れる。今日は、上本部中学校70年チャリティ闘牛大会。皆さんのこれからの人生はいろいろ困難もあるだろうけど、闘牛の町で育ったことに誇りを持って、闘牛のように大きくなってほしい。」と解説の人が言ってました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿