「あるじの死」、この事を吹っ切れるわたしにならないと・・・。

１２月１９日　金曜日　晴れ

今日は一日外出することにしていました。
それを実行するためにエネルギーを溜めようと思っていましたのに、なかなか上手くいきませんでした。
それでもなんとか予定通り動いてこようと時間調整表を作ってみました。

まず１２時半頃にあるじが大好きでしたわたしの幼友達と京橋か銀座でランチをして、
２時半頃に、やっぱりあるじが好きな方が居られる呉服屋さんに行くことにしていました。
この女性は不思議なことにあるじと同い年で、生まれた月日がわたしと同じなのです。
あるじの生年とわたしの月日を一緒にしましたら彼女の生年月日になるのです。

彼女はわたしのあるじを「好み」と言いますし、あるじは「肝っ玉母さんみたいで好き」と言って居ました。
「今度は何時行くの？」とあるじ。「着物を買ってくれるのでしたらいつでも・・・」がわたし。（笑い）

あるじの葬儀のお返しなどは、殆ど彼女がお世話をして下さいましたし、
品物を送って下さいとお願いしましても、「出てきなさい、出ないと駄目よ」と却下するのです。
夫を亡くされた彼女友人が出かけられなくなり、欝になっているからとおっしゃっていました。
本当にお姉さんみたいに心配して下さいました。

わたしの幼友達とあるじは「飲み相手」でした。
静かにとても美味しそうにお酒を飲む彼女ですし、華奢な彼女が何故か男性的なのです。
女性とお酒を飲みながら、男同士のような話をして楽しんでいましたね。

わたし自身の気持ちの整理をしたくて今年中にこのお二人にお会いしたかったのです。
「趣味のおたより　１２月号」を持って行きました。
読んで下さればわたしの意図は理解して下さるお二人です。

呉服屋さんはもう新年の初売りの準備で、お店はバタバタしていました。
今日は着物を買う気はありませんでしたが、それでもお店に来て何も買わずには居られません。
草履やら膝掛けなどの小物を選び、縫い直しのコートと一緒に送って頂く事にしました。
夕方６時過ぎに横浜で映画を見に行くことにしていましたから・・・。

たまたま映画のチケットが有りましたのでお誘いしました彼女もあるじをよく知っている方です。
偶然ですが、今日はあるじに好感を持って下さった女性３人とお会いしたのです。
「もう丸２年過ぎたわね。早いものね。」としみじみ言って下さった呉服屋さんの一言が心に染みました。

今のわたしは重たい映画は見たくありませんから、「ハッピー・フライト」を見てきました。
飛行機に携わっておられる方々の仕事が大変なことは知っていましたが、映像で見て驚きました。
それに飛行機がトラブルを起こした時のスタッフの大変さ、それに恐怖も感じさせられました。

映画館に入る前にいつもの元気になるドリンク剤を一本飲みましたが、流石に疲れました。
でもなんとか吹っ切れるように努力しないと・・・・・。