お庭にあるじはきっと居ます。

あるじの庭の管理を今はわたしがしています。
あるじは居ます。庭に居ると思うのです。
庭仕事をしていますと、あるじと一緒に居るような気がするのです。

水やりをしていても、草取りをしていてもあるじを感じます。
綺麗に咲いてもらいたいから、これには水をたっぷりあげていたんだよ、とか、
これはあまり水はやらない方が良いみたいなんだよ、とか言っていましたから、
いつもあるじの声が聞こえてくるのです。

でも草取りはしないあるじでした。
雑草も庭の住人と思っていたようです。
わたしが植え込みの中の草を取ったら、
植え込みを踏んで居ると言って叱られた物です。

でもわたしは雑草は取ります。雑草が生えていると暑苦しそうで・・・。
オオバコも根から取って、来年には全滅させたいと思っています。


今はあるじだけではなく、土の中で眠っているミミズ君たちも、
時々脅かしてしまっています。
真っ暗な中で寝ているところを、突然太陽の光にさらされるのですから、
彼らには恐怖でしょうね、ちょっと同情していますが・・・。

一生懸命、土に戻ろうとするミミズ君に
「邪魔よ。これからそこの根っこを取るの。」と言いながら、
根を取り終わって柔らかくなっている土の中に埋めてやります。
ミミズは土を良くしてくれるんだ、とあるじが良く言っていました。

庭の隅に我が家で飼っていたワンちゃんのお墓があります。
ワンちゃんもミミズ君たちもあるじと一緒に庭を守っている、
そんな気がしています。