いったりきたり

いつも通りの日をまじめに過ごしながらにっこりしたりきゅんと身にしみたり

茶の湯雑談

2011-09-05 | Weblog

お花は名乗るのをはばかるようなたたずまいの美しさ。

今日のお菓子は『葛やき』
葛を使用した代表的なお菓子です。なめらかな口どけで小豆鹿の子がかわいらしさと食感をつけてくれます。
表面を焼くのは離水のコーティング。ゲル化剤なしの正真正銘の富山丸高の葛です♪

今日の浅沼先生のお話は…『点前』は信仰の集合体って!?
すっごく興味あり!で、聴きたい・聴きたいっ。。。

お茶のお点前の作法にはこんなに宗教的な作法が取り入れられているそうなんです。

・天台宗
・真言宗
・真言密教
・臨済宗
・キリスト教
・神教
・陰陽五行
……禅宗だけじゃないんだぁ。。。

ではでは、どんな風に??

『足さばき』
すり足のさまは、行幸、御幸の時の歩き方。今でいうには神社の禰宜さんの歩き方です。足の土踏まずのあたりでトンとあててスゥ~と歩く。。。―神教。

『帛紗さばき』(草のさばき)
帛紗の三角をつくるのは普遍の姿を表わし、前が陽=天。自分の方が陰=地。―陰陽五行。

『帛紗さばき』(四方さばき)
北の守護神、南の守護神… 南東の光をうけてちりうちをしますが、東西南北を浄める…これは―キリスト教のミサの形。
特に濃茶の回し飲みはキリスト教のミサで葡萄酒を回し飲みするその姿がきていると。

『茶せん通し』・・・「2度あげ3度うち」
(ラン)=火
(パン)=水
(ウン)=風
これらを沈め六根を清浄にする。。。お坊さんたちが椀に水を入れて、しきみでシャっと払い浄めると同じ意味をもつ。洒水―真言密教。

こういう意味を知るとそれぞれの所作に感じ入りながらお点前をすることができて、より深くなります。。。