いったりきたり

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チェ 28歳の革命

2009-01-31 | Weblog
を観てきました。

う~んなんか残念な感じ。

映画はチェ・ゲバラがメキシコへ亡命中のカストロに出会い、キューバ革命を準備し始め、そこから革命が成功するまで。

一番の不満は彼の思想にあまり踏み込んでいないこと。
映画を観ているだけでは、カストロに出会いただ流れで革命に身を投じていったような。

サルトルから「20世紀で最も完璧な人間」と称され、「世界で一番格好良い男」とジョン・レノンに言われ、今でも熱狂的な支持を集め神のような存在であるのか…いまいちピンとこないのだ。

民のことをどれほど思っていたか、それを表す逸話をいくつか挿入してはいるけど、どうにも薄っぺらい。
一応彼がアメリカにわたってマスコミからインタビューを受ける形式で、革命に至ったまでの思いを語らせていたり、国連に出席したときの様子をドキュメンタリーチックに挿入しながら描いていくけど…

もっと彼の思想や生き様に踏み込んでみせて欲しかったな。
ゲリラ戦にたくさんの時間を費やしすぎたみたい。

映画館で続編のチラシを手に取った。
裏面には本物のチェ・ゲバラの写真が!
すっすごくカッコイイ。
びっくりするくらい!
俳優さんよりも本物の方が男前という映画も稀だろうなぁ。
(俳優さん「古谷一行」にしかみえてこない)