
「おひさま」に出演している樋口可南子さんがスタジオパークに出られたとき、子どもの頃計算尺が得意で大会で優勝されたことを話しておられました。
私が小学生のころ、算数の授業で計算尺を習ったことがあり、父の計算尺を学校に持って行ったことがありました。
父は計算尺を使うのが得意で、真ん中のスケールをササッ~~と動かしあっという間に答を出すのでびっくりしたのを覚えています。
なぜあのようなメモリのついたものを動かしただけで計算が出来るのか?
樋口さんの話から、計算尺の答にはある程度の誤差が許容されていることをはじめて知り合点が行きました。
筆算や電卓などで答を出すようにピッタリの答が出るわけでは無かったのですね。
この放送を見て、私はすぐに実家に電話をしました。多分父のことだから計算尺を大事にとってあると思ったからです。
母は、電話を片手に探してくれました。
そして送ってくれたのが、写真の計算尺「HEMMI No.2640」です。
記憶の中では、もっと大きいと思っていたのですが・・・
竹でできている本体部分は少し反りが出ていましたが、まだ十分使えそうです。
父が戦前から使っていたのだろうと思っていたのですが、型式からすると戦後に復員してから買ったもののようです。
多分私には使いこなせないと思いますが、数少ない父との思い出の品なので大切にしようと思っています。