ラピュタが続いている間に、そもそもなんで3つ立て続けに書いたのかの理由を述べておこうと思った。
数年したら、なんでこれ書いたか、わからなくなるだろうから。
理由は2作品をおもにする。
今夏アニメの、バリィと、状態異常のアニメ。
結局のところ剣と魔法のファンタジーが好きなのだが、そういう純王道ファンタジーはなかなかないし、あっても、おそらく、・・・
だから異世界ものしか、自分には救いがないわけで、救いを求めて、おもしろく思えるものはないかと、期待し続けるのである。
小説や漫画は見なくなったので、ただひたすら、アニメを。
さて。
ばりぃのほうから行こうか。
バリィとは、敵の攻撃をはじく行為である。
ゲームのプレイ行動を基本とした、こうだとおもしろいでしょ作品になるのであろう。
この辺は、お母さんがすごい強い仲間であるとか、防御力が強いとか、あげくは嫁とか、そういった類なので、この点についてリアリティは云々しない。
が、竜を倒してなお、自覚がないのはリアリティがない。
これを成立し得る精神構造に、嫌悪感を覚える。
おもしろいのはおもしろいのだが・・・
状態異常のほうは、やや難しいか。
先に、なんだっけ、俺だけなんだっけ。その前には、俺だけなんだっけ。・・・同じこと言ってる?
ギャグ路線ではなく、死人が出るシリアス系で。
もう、ギャグ路線は、本格ギャクかつ、しっかりとした話しのものでしか見られない。
中途半端で、正義の味方になったりとか、云々は、ばからしくて見ていられない。
状態異常は、ぎりぎり均衡をとっている。あと一歩でやっぱ見なくなるといった線をぎりぎり超えないのが、しかし、うーん。超えてきたかなと思ってきた。おそらく、1.25倍で見ていたという理由ではなく、話がスピーディすぎて、なにこれ総集編? みたいな早さで。
ていねいな造りでないから、やや・・・。
少し前に、回復魔法のやつが仕返し云々の構造で。これは、包み隠さず表現すれば、ただの鬼畜エロゲ―だった。他に最弱スキルが云々みたいなやつは、あれも、8割エロ方向だったか。
話はそれるが、エロにしたいならエロすればいい。
エロは二次作品で十分だ。
本テキストにエロは無用だ。ちょっとぐらいあってもいいが、テキストはテキストだ。他は二次作品でいい。
テキストをみて、いろいろ妄想する。その妄想を楽しむのが二次作品であって、妄想の結果の二次作品を見ても、そこからどうすればいいのだろうか。なんの創造性もない。
と思っている。
シータがあれやこれやされて楽しむのは、本編にいらない。しかしもちろん、それを楽しむものがあってほしい。それが二次作品だ。
いまの見るアニメは、ほぼほぼ二次作品ばかりである。これも断定したくなる。
創造の余地がない。妄想の余地がない。
しかし、これらからも想像、妄想ができるのだろうから、ここからそういった結果の作品がさらに作られていくことになるのだろう。
と思うと、さらに面白みが減退する。
個人的な意見である。
さて。状態異常のは、女神に復讐してやるという構成自体は、別に問題ない。が、なんというか、他が中途半端か。悪い奴なら殺してもいいという、そういう観念が二次作品全般にある気がする。この共同観念はなんであるのか。そういう観念が現代的な思いなのか? 人を殺すということがどういうことなのか、結局軽く考えられている気がする。軽いならだれもかれも殺せばいいのに、それでいてイイ人とか言わせるとか、なにそれ? 人を殺すという点に一貫性というか、一貫性がないとしたら、ただたんなる結果のような(陰の実力者はどちらかというと、ただの結果・行為的であり、その意味で人の命を軽く考えている観があって気に入らない)
人間として、人の死は重大であるという観念。
それがいいかどうか、の問題であろう。
史記を見ていると、軽いなぁと思う。
登場人物が死んだりするからシリアスである。
シリアスなものが、自分の好みである。
しかし人の死を軽く描いているからおもしろくない。(この面白くないは、話ではなく、気持ち的におもしろくないという意味である)
個人的な感想である。
そういう感想の結果、1~3+解説の4つを書いたことになる。
ラピュタはまだ終わらない。