浪速の格闘技通信(MMA Ranker 浪速支部)

海外の格闘技の大会のカード、結果やニュースなどを逸早く探し、それについての感想や考察を書いていくブログです。

MMA Result(未知・・・強?)

2007-10-17 | Result
King Of The Cage:Hierarchy

○チャールズ・ベネットvsドニー・マルティネス●(1Rチョーク)
○トニー・ボネーロvsトニー・ロペス●(判定)


ポスターに載ってるメインカードがあまりにしょぼくて気にしてなかった大会だったんですが、結果を見てびっくり。なんとベネットとボネーロが出場してました。
今年2月のジョン・ウェイン・パー以来試合から遠ざかっていたオーストラリア最後の未知強ボネーロが唐突に登場。対戦相手は先月ヘビー級期待のファイターのキングスベリーを下したトニー・ロペスだったんですが、これまで全試合一本勝ちを続けていたボネーロが初の判定勝ち。これは一体何を意味するのか・・・・。
メインでは馬鹿馬ベネットが珍しくサブミッションで勝利。つまり相手は金子並・・・?

MMA Result(判定に泣く英国のブラジル人)

2007-10-15 | Result
Angrrr Management:Unlucky for Some

○マーク・ゴッドダードvsアイバン・セラティ●(2RTKO)
○ポール・リードvsアレッシャンドリ・イシドロ●(3R判定)


英国で開催されたAngrrr Managementのメインイベントで地元の出身であるゴッドダードがCage Rageでべウフォートと対戦したセラティをマウントパンチで撲殺。ゴッドダードは1Rこそテイクダウンを奪われるが、2Rになると胴タックルでなぎ倒すとバック、マウントからパンチを叩き込んでセラティからタップを奪いました。
柔術黒帯でCage Warriorsライト級王者でもあるイシドロ。戦績こそは6勝6敗とイマイチですがダン・ハーディやアブドゥル・モハメッドなど階級上の実力者との対戦も多く本来の力が出せていません。対戦相手のリードは詳しいことは不明ですが6戦全勝の戦績を残しています。イシドロはリードの打撃に苦戦するも2R終盤にグラウンドで上を奪い猛反撃。しかし際どい内容ながら結果は判定負けに終わり3連敗。勝ったリードはこれで7戦全勝。

MMA Result(新たな大富豪)

2007-10-14 | Result
HDNet Fights

○エリック・パーソンvsジェフ・フォード●(1R腕十字)
○フレディー・エスピリキュータvsジェイソン・ハウス●(3R判定)
○ドリュー・フィケットvsアンソニー・ラプスリー●(1Rチョーク)
○ジャスティン・エイラーズvsマット・トムソン●(3R判定)
○ピート・スプラッタvsアンソニー・ワルドバーガー●(1RKО)
○クリス・ボウレスvsデビッド・ロバーツ●(1Rチョーク)
○CB・ドラウェイvsハンス・マレロ●(1RТKО)
○ジャスティン・ハワードvsジェイ・マクコウン●(3R判定)
○リアム・マクカーティvsデイブ・モリス●(1RТKО)
○ジョール・トラベスvsコリー・サルター●(1RТKО)


アメリカの大富豪であり、NBAのダラス・マーベリックスのオーナーでもあるマーク・キューバンが北米の総合格闘技ブームに参加。しかしカードがなんともしょぼい。
メインには今回が7年振りの試合となる元修斗王者のエリック・パーソンがK-1に参戦経験もあるジェフ・フォードと対戦。久々の試合ということで試合勘が鈍っていないか心配されたパーソンでしたが、打撃の探り合いからテイクダウンに成功し、腕十字を極めて完勝。
UFCで5勝3敗の戦績を残しているフィケットはテイクダウンを許してパスガードもされ序盤は攻め込まれるが、スタンドに戻るとラプスリーの蹴りを掴んでテイクダウン。そのままバックを奪うと得意のチョークで絞殺。フィケットは12月に英国のCRにも出場予定。
エイラーズは試合の殆どを支配するが格下のトムソン相手に倒し切ることができずに判定勝利。トムソンも1Rに膝十字を極めかける場面もありましたが結局不発に終わる。
ベテランのスプラッタはグラウンドでの強烈なパウンドで対戦相手のワルドバーガーを1発で昇天させて勝利。

MMA Result(ミネソタのレスリング王)

2007-10-09 | Result
Extreme Challenge 85

○クリス・タッチシェールvsジミー・アンブリッツ●(1Rチョーク)
○シャーマン・ペンダガーストvsカイル・オルセン●(1Rチョーク)


総合戦績9勝1無効試合(この無効試合は一本負けを喫するも対戦相手がドラッグテストで引っ掛かったとかなんとか)の未知強クリス・タッチシェールが元KОТC王者のアンブリッツを1Rチョーク殺でExtreme Challengeヘビー級王座を獲得!タッチシェールはアマレスで125勝7敗、5度のオール・アメリカンに選ばれるなどレスリングでは圧倒的な戦績を残しており以前から未知さんが期待してた選手です。対するアンブリッツはその風貌と驚異的なパワーを武器に8連勝でKОТC王座を獲得するも日本でジョシュに負けて以降失速。ジョシュ戦からは2勝8敗1分で、最近は若手の踏み台となっております。

MMA Result(ベトナム移民の星)

2007-10-08 | Result
Extreme Fighters World Championships:The Untamed

○ナム・ファンvsシャド・スミス●(1RTKO)
○ファビオ・ネガォンvsジェッセ・ジュアレス●(1RTKO)


南カリフォルニアで開催された新MMAイベントExtreme Fighters World Championships。もうどれだけ団体が増えるんだよ。
メインでは6月のDynamite!! USAでカルバンと対戦して瞬殺されたベトナム系アメリカ人のナム・ファンがシャド・スミスとEFWCライト級王座を争い激突。同じベトナム移民の観客の声援に後押しされたナム・ファンは試合開始早々に打撃をヒットさせて1R1分11秒でのTKO勝ちでEFWCライト級王者に
Fury FCミドル級トーナメントの準決勝に勝ち残っているファビオ・ネガォンも相手をグラウンドパンチでタコ殴りにして好調ぶりのアピール。

MMA Result(ハワイに堕つグレイシー)

2007-10-08 | Result
Gracie Proving Ground

○コア・ラモスvsハーラン・グレイシー●(1RKO)


ハワイのホノルルでGracie Proving Groundという大会が開催。地元ハワイ出身の選手が出場する中、メインに登場したのはへウソン・グレイシーの息子であるハーラン・グレイシー。ハーランとは現在UFCに参戦中の軟体男へイズレット相手に総合デビュー戦をやって判定で負けたグレイシーです。確か三角絞めを極められそうになってたような。
対戦相手のラモスはこれが総合2戦目であり、ハーランの総合初勝利に用意された噛ませかと思われましたが、なんと試合開始から3分足らずでラモスの放った左フックがヒットしてハーランがKO負け
メインの結果も驚きですが、この大会なにやらルール面等で色々と問題があったそうで。英語苦手なもんで詳しいところまで理解できないので誰か詳しい人解説お願いします。

This card started off as a show of up-and-coming fighters, but after a number of changes due to fighters pulling out or getting hurt; there was a good mix of new blood and wiley veterans competing on the card. This MMA event was much different than your standard MMA events in regards to the stand up ruling, rounds, and judging criteria.

Relson Gracie wanted to allow the fighters more time on the ground to wear down their opponent so that the fighters could use more ground technique. This is great for the ground fighters, but many of the fans are used to many stand ups and a lot of action. The lack of stand ups caused some boos from the audience, but if there was no action, the referees were instructed to stand the fighters up.

The other item of difference was the judging and rounds. All the fights with the exception of one match, had 10 minute first rounds, 2 minutes of rest, and a 5 minute second round. At the rules meeting, the judges were to score the first round as a 10-8 round so that the fighter that won the first round would lock in a win unless the other fighter knocked him out, knocked him down, or submitted him in round 2. This is where some controversial decisions were rendered. The big question was that since the fight was allowed to remain on the ground longer, would the dominant ground fighter have an edge for the duration of the entire fight, and how that aspect of the fight would be judged against power punches and kicks during stand up exchanges.

The biggest controversy was with the Sugar Shane Nelson and Harris Sarmiento fight. Sarmiento was winning the stand up by tagging Nelson with numerous kicks and punches. Nelson on the other hand, took down Sarmiento a number of times and was consistently trying to pass Sarmiento's guard. Sarmiento was able to stop many take downs and also scrambled back to his feet on a few occasions. Nelson was able to control the top position, but did not land too many damaging blows. Nelson ended up winning the decision, but this decision caused a backlash of boos from the crowd who thought Sarmiento through his prevention of many take downs and power shots standing clearly won the fight.

Not many fights ended in a decision so the fights were not really impacted too much from the 10 minute first round. The fights that did go to a decision involved fighters in great shape that fought hard for the entire 15 minutes.

Other than the Nelson/Sarmiento fight, the fight to watch was Relson's son Rhalan Gracie who had his second fight in MMA and his first fight in Hawaii against rising star Koa Ramos of the Eastsidaz. This was a great match up, where on paper, excellent ground met excellent stand up. As we all know fights are not won on paper, especially in MMA as we have seen lately in the UFC with its many upsets. Ramos implemented a superb strategy of striking and moving and constantly tagged Gracie with some hard shots. To his credit, the young Gracie took all of Ramo's punches and kicks very well and did not look rocked. Ramos was utilizing different angles and circling, making him a hard target for a take down. Rhalan landed a couple of leg kicks, but Ramos remained aggressive in his stand up attack. Eventually Ramos threw a left hook and landed a right upper cut that ended the night for Rhalan with a knock out. This was a huge victory for the young Koa Ramos who is a fighter to be watched at 170 lbs.

MMA Result(躍進するワニ男)

2007-10-04 | Result
Amazon Challenge

<スーパーファイト>
○ホナウド・ジャカレイvsジョゼ・ヒバマール・ゼザォン●(1Rアームロック)

<70kg以下級トーナメント>
準決勝
○ジョルジ・クライvsファビーニョ・サシー●(判定)
○ディエゴ・ブランダォvsファビアーノ・ジャカレジーニョ●(判定)

一回戦
○ジョルジ・クライvsアルベルト・フレデリコ●(2Rチョーク)
○ファビーニョ・サシーvsダン・ハリソン●(1RKO)
○ディエゴ・ブランダォvsジュアレス●(1RKO)
○ファビアーノ・ジャカレジーニョvsアレッシャンドリ・カピタォ●(1Rギロチン)

<80kg以下級トーナメント>
準決勝
○ダニエル・トリンデーデvsユリー・フラガ●(3RKO)

一回戦
○ダニエル・トリンデーデvsホセンベルグ●(1RTKO)
○ユリー・フラガvsクラウディオ・フェイトーザ●(2Rギロチン)


まぁ、結果知ってる人もいるだろうけど他の結果もあったので。
マナウスで開催されたAmazon Challengeというイベントでスーパーファイトに柔術王者でUFCへの参戦の噂もあるジャカレイが登場。ジャカレイはマウントを奪うと、あっさりと腕を極め試合後にはいつものワニポーズを披露。ジャカレイは総合デビュー戦はこけたものの、それ以降は圧倒的なグラウンドテクニックで連戦連勝。
同大会では2階級でトーナメントも実施され70kg以下ではジョルジ・クライとディエゴ・ブランダォが、80kg以下ではダニエル・トリンデーデが準決勝へと進出しました(というか80kg以下はもう片方のブロックのトーナメントやってないけどいつやるんだ?)。

MMA Result(ブラジル版IFL2戦目)

2007-10-01 | Result
Mo Team League 2

ジュニオール・シガノvsジャイール・ゴンカルベス●(1RТKО)
ファビオ・マウドナドvsヴィトー・ミランダ●(3R判定)
マウリシオ・アロンソvsジュリオ・シザー・アルメイダ●(3R判定)
セルジオ・モラエスvsアンドレ・サントス●(1R三角絞め)
レオ・サントスvsハファエル・バストス●(3R判定)



ブラジル版IFLのMTLの第2大会が開催。今回はペドロ・ヒーゾ率いるツナミとホジェリオ・ノゲイラ率いるアヴァランチが対戦し、勝ったチームが前大会でシウバがコーチを務めるハリケーンを破ったブスタマンチ率いるワイルドファイヤーと11月10日に対戦。
ライト級戦では柔術で圧倒的な実績を誇りながら総合では1勝2敗とイマイチのレオ・サントス(ツナミ)が登場。サントスは1Rにチョークを極めかけられるもバストス(アヴァランチ)は脱出。2Rになるとバストスのパンチでサントスがダウンしあわやという場面がありましたが、これを凌ぐとマウント奪うなど的確にポイントを稼いで判定勝ち。まずツナミが1勝。
ファービオ・グージェウの弟子であるモラエスはあっさりとマウントを奪うとサントス(アヴァランチ)がリバーサルすると同時に三角を極めて圧勝。これで1勝1敗の五分。
長いリーチを活かした打撃で攻め込むアロンソ(ツナミ)に対してアルメイダ(アヴァランチ)は打撃からテイクダウン狙い。アルメイダは何度かテイクダウンに成功するが極め切ることができず、アロンソがスタンドで効果的な打撃を叩き込んで判定勝ち。ツナミが2勝1敗でリードして王手。
ヴィトー・ミランダといえばブラジル立ち技最強って呼ばれてる選手なんだけどK-1から声が掛からないから総合に転向したのか?さすがに立ち技での実績があるだけあって何度か強烈なミドルキックをヒットさせるもマウドナド(アヴァランチ)タックルを切ることができずに大苦戦。マウントからパウンドを貰い、サイドからアームロックを狙われるなどグラウンドでは凌ぐのがやっと。結局寝技に全く対応できずに判定負けを喫してしまいました。アヴァランチが2勝2敗の五分に戻してチーム戦の勝敗の行方はヘビー級戦に託されることに。
ゴンカルベスはテイクダウンを奪うがシガノ(アヴァランチ)はすぐに立ち上がってスタンド勝負へ。スタンドで威力のあるパンチを振り回すシガノに対してゴンカルベスも打ち合いにいくも逆にダウン。そのままパウンドを貰い続けて試合がストップ。
アヴァランチが3勝2敗の接戦をモノにして11月の決勝へと歩を進めました。

MMA Result(鉄人)

2007-10-01 | Result
Fightfest:Capitol Punishment

○トラビス・フルトンvsウェズ・シムス●(3R判定)


UFCの鉄人といえばランディ・クートゥアですが総合の鉄人といえば?と言われたらジェレミー・ホーンを差し置いてこの男が選ばれるでしょう。その名もトラビス・フルトン。一か月に数試合なんて当たり前、場合によっては負けた次の日には試合をやってる試合大好き人間です。今年に入って総合は12試合、ボクシングで3試合もこなしています。
今回の相手のシムスも今年で6試合目。というか去年は9試合もやってたんですね。柔術とレスリング、そしてボクシングをベースに堅実な試合を持ち味とするフルトンが判定勝ちとなりました。ちなみにフルトンの判定決着というのは74試合振り。これはある意味凄くないか?
そういやポスターにはバタービーンが載ってるのに試合はしてないな。