相台万朗Sodaiブログ

和歌山からきて今は千葉県人に、東京銀座でウエスタンバンジョーの店を36年間やらせていただき、もっかしたずみしてます。

話せばわかる (連載―365)

2022年03月04日 | 経験・体験
お亡くなりになった。故、石原慎太郎さんの葬儀の動画をYouTubeで見た。偶然、妻のスマホがあったので見たのだが、ご遺体を霊柩車にお納めされている場面で喪主の長男さんのご挨拶の場面だった。

 故、石原慎太郎さんの生き様を考えながら見させていただいた。「黙れ」の言葉が私の脳裏に焼き付いている。恐ろしいが神経質で優しいお方に見受けられる。

 私の父が生前、背筋をシャキッと真っすぐ伸ばしていたことを思い出す。

30年前だろうか流星群の流れ星を、布団をもって筑波の夜空を見に行った。毛利さんが人工衛星から手を振る姿を浮かべながら地球号に乗っていた。

夜空には、宇宙の仲間たちが地球をうらやむかのように見ていた。水も空気も太陽の暖かい光もある。心臓も呼吸も神経も天が作ったのか不思議だ。
こんな素敵な地球は永遠であってほしい。

私の命はもうすぐ幕を閉じるだろうが次の世代に残せるものは、「思いやり」しかない。お金や思想を残せる能力はない。

ただ、「思いやり」だけは残っていた。
「思いやり」は物事を人間を理解するしかない。理解したからって理解の押し売りでは迷惑だ。

日本で宗教を語るのはタブーのようだが、「信じる者は救われる」という言葉もあるように、世界には様々な教がある。

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教・・・と立場の違いで強くになったり、人間にも強い人ばかりじゃなくてほとんど弱い人が多い気がする。

ニューオーリンズの教会に入ったがステンドグラスの鮮やかな光線の降りそそぐ教会内に圧倒された。私のような弱い人間は偶像崇拝に限る。天国行のチケットが売っていたら買うかも。

子が耳が不自由で、母親が将来を悲観して子と自殺を考えていらした。
神が、この子を誰にあずけたら、この子を幸せにしてくれるか世界中を探し求めてきたが、あなたにお預けになった。あなたが生ある限りこの子を見ればいい。
その後も神はこの子を誰にあずけるか神が探す。ご心配はいらない。
今をあなたのやさしい眼差しでご面倒をみさせていただければと考えれば。と私の詐欺師のような話に母親は気を取り戻したらしい。

「話せばわかる」と犬養首相が暗殺された。
戦前の話だが、話して理解できればいいのに殺されては問答無用。

 最近、国営放送局が「このご要望に答える」の字幕を応えるに訂正された。
忙しさのあまり気が付かなかったのだろう。今は簡単にキーボードで字幕も打てるのでそのまま出してしまったのだろう。

この大きな過ちは30,40才には過ちを理解するだろう。若いときは知らなくても先に進めるだろう。
未来は新しい流れをつくるがごときだろうが、ほとんど過去からの流れの引き続きのようだ。

 人間魚雷って知らなよね。
魚雷は潜水艦から発射されて、輸送船や軍艦に命中させて船を沈める。
 魚雷の中に人間が入って運転すれば確実に命中させることが出来る。
 特攻飛行機(神風特攻隊)も爆弾を抱えて敵戦艦や空母に体当たりするという。
 人間魚雷なんて外からハッチを閉めたら中から開けられない。潜る棺桶だ。
 神風特攻隊も片道の燃料を入れられ、後は特攻あるのみ。
 
 国も国民も軍隊も同じ方向に、教育も今で言ったら何十倍のパワハラなんだろう。
国民は理解する材料さえ知らされなかった。

 貧しさから勝つまでは。
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