相台万朗Sodaiブログ

和歌山からきて今は千葉県人に、東京銀座でウエスタンバンジョーの店を36年間やらせていただき、もっかしたずみしてます。

ウクライナ、ロシア同じ国だったのに (連載―527号)

2024年01月29日 | 経験・体験
つくづく日本は、温暖で海に囲まれ島国に生まれてよかった。海にも川も魚が獲れるし、山には山菜も木の実も採れる。水は豊富で新鮮だし、お風呂も毎日入れる。国民は、大和民族で、アイル、琉球とがいらっしゃるが、ほぼ単一民族だ。
 地球上は、凍り付く寒さの場もあれば、熱い砂漠の場もある。食料も豊富に収穫できる土地もあれば、輸入に頼らないと生きてゆけないところもある。その住む条件で人の性格も違うようだ。
 戦争の時は、勝っているとフェイクを流し、勝っているのに空襲警報が毎晩のようにある。逆らえば非国民とヤジられる。
  地球の大きさも百年前から変わっていないのに、地球が小さくなったのかもしれない。
 海は広いな大きいな、行ってみたいなよその国。画用紙に舟を浮かべて夢見た地球は大きかった。
相変わらず人間同士が争いをしている。
こんな狭いところに塀も高く、外の世界もみえない。食べ物も入れてくれるが塀の中は、悪臭が漂って住めるところではない。それはどこかと尋ねたら誰もが、がさついているガサだ。
 たとえ話で申し訳ないが、種子島に200万人の人が押し込まれ、そんな環境で仲直りしようって所詮無理。
バイキングとは「食べ放題」と思っていた。
 スウェーデンのリューリクが率いたルーシ族(ルーシはロシアの語源となった)は海を渡りスラム人が住む、サンクトペテルブルクに上陸した。スラブ民族はおとなしくて辛抱強い農民を想像した。北欧と言えば、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドのバンキングは舟で移動して生活をしていた。
近くには、ドニエプル川もボルガ川もあり、水の臭いもしたのか、ノヴゴロイドに移動して建国した。
近くを流れていたドニエプル川に舟を浮かべ、その川を下れば、キエフ(今は、ウクライナの首都、キーウ)に着いた。
更に行けば黒海の広い海に着く、さらに、東ローマのビザンツ帝国(東方正教会)、オスマン帝国(イスラム教)のギリシアの地中海にでる。
ドニエプル川の水利を利用して経済を発展させ、キエフ・ルーシー公国を建国し、キリスト教を国教(東方正教会)として、ロシアの原点をつくった。
 ウクライナもロシアもこの時代のキエフ・ルーシーの血をひくものだと互いに主張している。
 ボルガの舟歌、コサックの子守歌、
いい歌が聞こえる。コサック(逃亡農民や没落貴族からなる軍事協同体、モンゴル騎馬民族を想像する)はウクライナを浮かぶがロシアは面倒な国に手を染めたなと、感じた。
  草原でアジアと繋がる遊牧騎馬民族モンゴル帝国の西方遠征によって、1240年にあっとキエフ公国が滅ぼされ、モンゴル人のキプチャク=ハン国が南ロシアに建国され、それ以来、1480年に独立を回復するまでの約240年、ロシアはモンゴルの支配をうけていた。「タタールのくびき」と呼んでいて、タタールはヨーロッパから見た、モンゴル人のことをいう。くびきは牛を御する時にその首に付ける道具。つまりロシアがモンゴルに押さえつけられていた。ことの例え。
 日本も、鎌倉時代に2回、モンゴルが襲来したが、もし占領されていたら、「くびき」どころか徹底的に虐待されていただろう。
  ロシアはタタール人に従うことを見せかけて貢物を贈った。タタール人の人口も多くなく、ほどほどの支配を考えたのだろう。
モンゴルの力も弱まり、1480年、モスクワ大公国の皇帝が、キプチャク=ハン国から自立、つまり貢納義務を拒否し、その軍を撃退したことによって「タタールのくびき」は終わりを告げる。240年もロシアがモンゴル帝国に間接統治されたことはロシア国民に大きなくびきを残したことになっている。
世界は、どちらかに傾いた情報もあるだろう。ほんとうか、うそ(フェイク)の情報で人は踊らされ信じ込まされる。
すべて、うそであればバレバレと分かるが、本当とウソをちりばめれば分からなくなるという。
さて、遠い昔、チェネロブイリ原発もウクライナにあった。原子爆弾をつくるために作ったが、原発事故をおこし周辺国に多大な影響を及ぼした。  
ウクライナとロシアの同じ国だったのに、別れたい、別れたくない別れさせないと戦っているような気がする。  
スラブ民族は、北欧の奴隷だったと聞いたもので振り出しに戻った。
ある民族は、ヨーロッパ、アジア、
アメリカ、と世界中に散らばっている。
日本も影響されているかもしれない。


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イスラエルとパレスチナ               (連載―526号)

2024年01月22日 | 経験・体験
イスラエルとパレスチナを国家として承認してイスラエル軍が占領しているガザとヨルダン川西岸の両地から暫定的に撤退し、5年にわたって自治政府を認める。ノルウェー・オスロで合意した。(1993・8・20)ラビン首相とPLOアラファト議長とで合意された。
 ところが、アラファトはアラブ人に暗殺され合意は守れず、現在、ガザ地区とヨルダン川西岸地区には8mの壁が作られ、ガザ地区には、200万人、ヨルダン川西岸には100万人のアラブの人が押し込まれ劣悪な環境にいる。食料は国連が援助している。
  ガザの広さは、日本の種子島の広さらしい。西は、地中海だが、イスラエルの警備船が見張っている。
 壁を越せないように兵士が見張っている。所詮、共存は無理なようだ。
 現在の中東で何千人と亡くなられている。
 紀元前13世紀のエジプトは大国で各地から奴隷を集めピラミッドなど造くらせた。エジプトは多くの奴隷によって、どんどん発達していった。
 遊牧民族のリーダー的存在だったモーセが神のお告げで、遊牧民族のカナン族がエジプトとの戦いに負け、長年、エジプトの奴隷だった。

モーセは仲間をエジプトから救い出した。海岸に、エジプト兵に迫られたがモーセの海割れで助かり、エジプト兵はユダヤ人が全員がわたり終え、海が閉じ溺れ死んだ。
嘘のようだが、聖書に書かれているから事実だ。
 神はモーセに十戒を託し、神から特別に選ばれたカナン族はこの十戒を守ればユダヤ人を幸せに導き、イスラエルの国を授けよう。
 この時の神様と遊牧民族との約束がユダヤ教の原点で、神との約束をした人を、ユダヤ人と呼ばれた。(ユダヤ人はユダヤ教を信じた人を指す。)
 ユダヤ人はローマ帝国の従属国であったので異端児のユダヤ人のイエスを十字架にかけた。
ユダヤ教とキリスト教の違いは、十戒を守ればユダヤ人だけを幸せにするとあった。
神は本来、世界中の人を幸せに導くものだと。この点が違っていてイエスは信者を増やしキリスト教を広めた。
 ユダヤ人は、神から授かったイスラエルの国の独立を望んだがローマ帝国の返り討ちに合い、イスラエルの地を追い出された。
ユダヤ人は、ヨーロッパ各地を中心に逃げるように追いやられ、世界各地に追われた。
ユダヤ人は、神から特別に選らばれた「選任思想」で苦しみも迫害も神からの試練だし我慢も出来た。
 ユダヤ人への迫害の裏腹に、ヨーロッパのペストの流行はユダヤ人が井戸に毒を入れた噂も流された。(日本も似たこともあったし、あるところでは、行商人と間違って殺した事実もあったようだ。)
ヨーロッパはキリスト教だし、ユダヤ人はイエスを十字架にかけた裏切り者だ。
ヨーロッパは農業の方も多く、土地を持つことも定住することもできないユダヤ人は世界に広がったユダヤ人のネットワークで金融とか商業を活かし金持ちが多かった。
 キリスト教は、金貸業は禁止されユダヤ人が独占した。ヨーロッパの国を転々とさせられたがユダヤ人の行ったところは景気がよかった。
  ユダヤ人は益々嫌われ、それをうまく利用したのがドイツのあの人だ。
 私も単細胞で、東京オリンピックの時、選手団の行進がセンターに来たら右手を揚げ、とても感激した。あれがあの人のポーズに似ているから禁止されたのだろう。
 ドイツに行ったことがないが、へい!タクシーと手を揚げるのを禁止され、平行にするとか。また教室でハイハイと元気に手を揚げるのも禁止され、指を一本揚げるらしい。
 ユダヤ人絶滅収容所か恐ろしい名前に当時のことが伺える。街中には死への旅立ちの家族の銅像、子供らの元気に乗る列車は死への旅立ちだった。
 身体のご不自由な方も収容所にいれられたようだ。
  古くは3000年前から続けられている戦い。第一次世界大戦でこんなこともあった。
  大国がユダヤ人に戦費を負担してくれたらパレスチナにもどる応援をする。(バルフォア宣言)
 大国がアラブ人に戦争に手を貸してくれたらパレスチナにもどる応援をする。(フサイン・マクマホン協定)
 イギリスとフランスとロシアの三国
は、戦後三者でオスマン帝国領の分割する密約を結んだ。(サンクス・ピコ協定)
 終戦後は、国連のパレスチナ分割決議もされたが、イスラエルとガザ地区・ヨルダン川西岸地区に別れユダヤ人とアラブ人とを分けたが大国は手に負えず逃げた。隣国エジプトもイスラエルと中東戦争を繰り返したが解決に至っていない。
  昔、住んでいたユダヤ人が今住んでいるアラブ人をその場から追い出し、元住んでいたというユダヤ人が押しかけてきて追い出された人は新しい住処をみつけなければならないし簡単に見つかるものでもない。元住んでいたユダヤ人もヨーロッパから追い出され居場所もなく途方に暮れている。

 北の、レバノンも参戦のもよう。
イスラエル人、アラブ人
、同じ神、聖地もエルサレムと同じ。生きる場所も同じ、共存は無理そうだ。
 遡れば、十字軍からこじれている。
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