相台万朗Sodaiブログ

和歌山からきて今は千葉県人に、東京銀座でウエスタンバンジョーの店を36年間やらせていただき、もっかしたずみしてます。

海に囲まれた島国日本(連載―382)

2022年03月23日 | 経験・体験
島国日本、水は豊富だし、四季があって、人も穏やかだし勤勉だ。

夜など鍵もしなくて開けっ放し、それで平気だ。治安も良く安心だった。

 これが、島国でなかったら鎌倉時代の元・高麗軍の襲撃でとっくに滅んでいたのだろう。
 島国で海に囲まれているから海を渡ってくる敵の侵入がわかるし、時間も稼げる。

 世界地図を見ていると、日本の真裏のチリという細長い国をみつけた。
1960年5月に、チリで大きな地震があった。
日本でも11年前に東北で大きな地震があり、地震と津波で大きな被害を被った。

 チリで発生した大きな津波は平均時速750kmという高速で太平洋を横断し,22時間半後に日本列島の沿岸に達しました.

 まさか、地球の裏側の地震で津波が来るとは思わず全国で死者139人も犠牲になった。住家の流失・全壊、半壊、浸水と大きな被害を被った。

 東北大震災でも地震の何時間後に津波が来るとは思わないだろうし津波の怖さを知らされた。

 チリの津波は私が9歳の頃のお話。地震もなく急に津波が来たんじゃ助からない。
 津波の話をするつもりなかつたが思い出した。

 チリって国が、なぜ南北に細長いのか、東にアンデス山脈が聳え立ち、西は太平洋の海だ。
アンデス山脈は富士山の2倍の標高というから東は敵に攻め込まれる心配はない。
 西は海だからチリは海には強い。
 東はアンデスの国境、西は海だから、領地を広めるには南北に進出するほかない。
北は硝石(火薬の材料)の鉱山もあり、ペルーとボリビアをチリの海軍力でやっつけて、チリは硝石を独占して外国に輸出して外貨を稼いだ。
南はマゼラン海峡を通して硝石などを自由に輸出しなければならないので征服した。

 マゼラン:マゼランは世界一周をしたとき海峡を見つけたことで、この海峡をマゼラン海峡と呼んだ。
 アメリカの前大統領もメキシコとの境に壁を作っていたが、出来るものであれば四方に壁を作りたい。

 古代中国も万里の長城で北の侵略を警戒した。

 欧州もいろんな過去を持つ国々が陸続きだと島国日本の私には今夜も眠れそうもない。

 悪いことと世界を敵にまわした時にこそ、喜ばれることを考えられたらいいのにと思う。

背筋をのばし下腹に力をいれて深呼吸でもしてごらん、そして鏡でもあれば自分の顔をみて人の命と人生を己が背負っている.ことを忘れない。
独裁者には常識は通じない気づかない。
やっかいだ。
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情報戦(連載―379)

2022年03月15日 | 経験・体験
「強いもの」と「弱いもの」と。あきらかに判っていれば弱いものに味方をしたい。

 人殺しの銃、武器を持たされトラックに戦車に乗せられ、かつて仲間だった人々を殺せと言われても恨みも無いのに従えない。

情報もなく戦車に乗っていたら、問答無用とひきがねを引かされる。
ひとたびひきがねを引いたら単なる殺人者も凶暴化する。

 これが私の想像の域だ。昔むかし、代々木公園から日比谷公園まで先輩にヘルメットを持たされデモに参加したことがあった。

 最初は興味本意で先頭のグループに参加した。
誰かが腕をしっかと組んでいないと引き抜かれる。と教えてくれた。

 歩道橋の上からフラッシュが眩しかった。
にわか、反体制派になったが今に思うのだが情報がないということは恐ろしい。

 コロナと思えば戦争の話。
どこから連れてくるのか専門家や評論家、普段から情報発信できないものか事後処理な見方だ。

 ドローンを使った戦況把握でピンポイントで攻撃できる。
戦争もゲームのようで情報戦だ。
若い人にまかせたほうがいいみたい。
 指先の、頭の回転も私の数倍速い。

昔はよかった。と口癖のように
言いたい。
だって昨日も昔でしょう。
10年ひと昔というから、今は何年かね。

 仮に昨日も昔と思ったら、町は昔だらけの人で溢れる。
右を向いても昔、左を向いても昔。
これは楽しい。昔(注:一昨日)マックの照焼ハンバーグをドライブスルーで買って食べた。

 新しいも古いもない。新しい人は古い人がワカルシ。古い人は新しい人がワカル。

古い人は悪もんにされるが、だって、すべて昔なんだもの。

 びた一文もまけない。びた一文もやらない。
この「びた」は、「鐚銭(びたせん・びたぜに)」のことで。

銭は小判と言って、金でつくられていた。
鉄だとすぐに錆びてくるから粗悪な材料でつくられた。
 「びた」一文も負けられない。
「びた」は粗悪な材料でつくった銭さえも負けられない。とさ。

 私も古い人間だけど「びた」を
知って新しさを知った。
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インドはなぜ 仏教じゃないの(連載―374)

2022年03月06日 | 経験・体験
お祝い事は神社で、お葬式はお寺で、初詣で明治神宮か成田山新勝寺に行ってみるかと何も考えたことがない。あなたの宗教はと問われてもわからない。

 兄がお坊さんに聞いたら葬式は仏教の何宗派だと聞いて初めて知った。
 神様仏様と区別なく幼いころから拝んできた。

 仏教はインドから伝来したのにインドはなんで仏教の信者が少ないんじゃ。と疑問だった。

 インドはヒンドウ教だそうだ。昔からカースト制度で生れながらにして国民はその身分によってどの職業に就くのか決まっているらしい。こうして国を治めてきたのだろう。

 基本的には4つのカーストがある。
1,ブラフミン(バラモン)
神聖な職業についたり、儀式を行うことが出来る人。
2,クシャトリア
  王や貴族など武力や政治力を持つ人。
 
3,ヴァイシャ
  商業、農業、牧畜、工業及び製造業など   
  の職業に就くことが出来る人。
4,シュードラ
  農牧業や手工業など生産に従事する「労働者」

以上の4つのカーストに属さない人はネズミ捕り、死体の処理、糞尿の処理などみんなが好まない仕事に従事した。

   インドがITが盛んなのはITの仕事がどのカーストにも属さないからのようだ。

   インドに仏教が広まらなかったのは、ヒンドウ教が大半に広まった後だったようだ。
仏教は大衆には難しく、ヒンドウ教 は拝めばいいだけのわかりやすかった。

   12世紀になると、インドにイスラム教がはいってきて偶像崇拝を認めていなかったので仏教は排除の対象となり徹底的に排除された。

   日本では神前でけがれを祓うために白いものを振り回して清めるが
インドではガンジス川の水に浸かり けがれを清めている映像をみる。

ガンジスの水は女神ガンガーの「母 なる川ガンジス」として崇拝されている。

   牛は、ヒンドウー教の崇拝の対象で神聖性の輪廻と結びついている。牛には3億3千万の神々が宿るとし、牛に仕え、牛に祈り、牛を崇拝することだ。

 仏教はインドから伝来して、お釈迦様の話を聞かされた。
インドの釈迦国の王子が出家して開いた宗教だそうだ。

 生あるものが誰もが死を迎える。形あるものはいつかは崩れる。
空海が中国から学んだ密教なのだが、和歌山の高野山が知られているが空海が奥の院で今だに念仏を唱えている。お坊さんがお食事も毎日届けている。
宿坊にも泊まった。少しは見習いたいものだ。

「般若心経」は死んだおばあちゃんの傍で木魚(もくぎょう)を叩いていたから耳から覚えている。これが私の宝物のようだ。
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知って幸せか。 知らんで幸せか。関東軍/(連載―372)

2022年03月06日 | 経験・体験
♪「わたしバカよね、おバカさんよね」
こんな歌もあった。知らないことで幸せになったり、知ったことで感激も失せたってことあった。

ある作家がこれを書くとこの世にいないだろうと語っていた。
ノモンハン事件のことを言っていたんだろう。そんな生まれていなかった時のことなど聞いたことないよ。

関東軍は関東の兵隊が満州国に派遣されたから関東軍と呼ぶようになったと思っていたら、満州の地名が遼東(かんとう)と呼んでいたから関東軍とつけたらしい。

この世に来て、70年も経つのに、はじめて知った。
 私の場合、知ったことで、この世を見つけた。第二次世界大戦をはじめたきっかけになった事件のようだ。
 核の保有国であると最初言われたら、アメリカもNATOも手は出せないだろう。日本も遠くの問題でもない。
 まだ、誰かが守ってくれると思っているのだろうかすぐ近くに選択を迫られるだろう。

1962年旧ソ連がキューバに核ミサイル基地を建設していることが発覚、アメリカ合衆国がカリブ海でキューバの海上封鎖を実施し、米ソ間の緊張が高まり、核戦争寸前まで達した。小さかったが覚悟を決めた、怖かったなあ。

 世はクロアチアの話題で沸いているようだが、政治家の話も評論家の話も国連もなんの働きも見えない。たった一人の独裁者によって地球は消滅することもありえるんだろう。
日本の製薬会社も今頃、承認話もでている。出過ぎた真似はしないように言われているみたいだ。それとも頭脳流失なのか。

核の保有国であると最初言われたら、アメリカもNATOも手は出せないだろう。日本も遠くの問題でもない。
 まだ、誰かが守ってくれると思っているのだろうかすぐ近くに選択を迫られるだろう。

「忖度」っていつから言い出したのか
一人の独裁者で人間の命も紙切れにされる。

 ホームスティで、癒しに犬と猫を飼う人が多い様だが、飽きて捨てられる子が年間7万匹もいるらしいが、一匹一匹にチィップつけることを義務化するらしい。

 犬猫もストレスがたまって住みずらくなっているのも人間も同じようだ。なんとかならんものか。

 複雑なことを知ることによって、人間を理解できるのだろう。知らないことは逃げ道を狭くなると私は思っている。
 自己ちゅうだと行きずまる。人を先に幸せにと考えたら幸せは広がるかもしれない。
私も考えているんだ。孫に子供に教わっている。

私には1年前も2年前も20年前も昔だ。
知ることで幸せにするのも己の解釈しだいだ。

知らないこと、知ること。面倒くさいよね。
昔の話など聞きたくないよね。

 ノモンハン事件を簡単に話したいがむりかなあ! 
 そもそも満州国は中國の前身の清の国からロシアがとった。日露戦争で日本がロシアから満州国を獲得した。
 
 満州国とモンゴルの国境線で発生した事件で、モンゴルはロシアの後ろ盾で、実質は日本とロシアの戦いであった。

ノムンハン(ノモンハン)というモンゴルのチベット仏教の塚のことで、そこでおきた日ソの国境紛争だった。
 日本国満州は初めの2,3日で弾薬を使い果たし、ロシアに辛うじてアメリカの仲介で勝ったが第二次世界大戦に進む原因となった戦い。
詳しく知りたい方はノモンハン事件で検索してください。

追記
 クロアチアの問題で日本の総理は、やっとロシアの侵略と明言した。各国に好評価されたが、日本も北方領土問題も抱えているがロシアは最初から日本に返還する気はないのに日本もめでたい。アメリカもクロアチアはヨーロッパの問題と割り切っているのに、アジアの問題と言われるのに日本が生きていくのに信じるしかない。
資源のない日本だから経済優先では地球に生きていられない。何事も頼ってきた生き方も見直していく時が来たのだと思う。
あやふやな時代はすぎた。
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美人ホームレス (連載―368)

2022年03月05日 | 経験・体験
お疲れ様、またあした。急きょ妻が店にでることになった。
家路に帰るのだが日比谷公園の地下にある駐車場に車を取りに行くのがお決まりのコースだ。

 JRのガードを越して帝国ホテルと日生劇場との間を過ぎると日比谷公園だ。
深夜1時半になろうかネオンも消え昼間とは違った顔をみせる街。
この前、若者が気持ちよくホテルの花壇で仰向けになって気持ちよく気を失っていた。夏はいいよなあ。

あれー!女性が段ボールハウスを組み立てている。
感心だボランティアでホームレスの方のお手伝いをしていらしてるお一人の女性が目にはいった。

 横目で注視しながら見ていると靴を揃えて段ボールハウスの中に消えた。もしかして、ご夫婦で夫の帰りを待っているのだろう。しかしその気配もなく女性は手枕で横になった。

 なんの因果か知らないが若い女性のホームレスを初めて見た。なんとかならんものか己の微力を悟った。

 彼女を助けられるものでもないし彼女は自ら自分にも世間にも勝つしかないようだ。

男のホームレスは歴史はあるが世間の見方もきびしい。
「五番街へ行ったならば、マリーの家に行き、どんなくらししているのか見て来てほしい
五番街に住んだ頃は長い髪をしてた。可愛いマリー、今はどうか知らせてほしい。マリーという娘は遠い昔にくらし悲しい思いをさせた、それだけが気がかり、五番街は近いけれど、とても遠いところ、悪いけれどそんな思い察してほしい。」
作詞家:阿久 悠さんの詞である。明大時代も悪友だったのだろう。とお察しする。

 現在の若い子たちは底抜けに明るいが一瞬暗い顔をする。それが気がかりだ。

ホームレスの女性は3ヶ月間見守ってきたが、突然、そこから移動したのかお姿が見えなくなった。
 どこかお勤めが決まっていればいいが、身だしなみも崩すことはなく彼女の品を保っていた。
どんな暮らし、しているのか知らせてほしい。
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