六年生 ～県大会を終えて～

試合や大会でイイ結果が欲しいって言ってる六年生だから言っておきたい事が少々。

君たちには、イイ結果を出せる素質が充分にあるし、それを引き出せないコーチ自身にも言い聞かせる意味で確認します。




最近の六年生は練習・練習試合・大会とまずフルメンバーが揃いません。

『大会に出るから、練習日に遊んでおく』
『練習は行くけど大会の日は用事が…』
『ふざけてたら、怪我しちゃいました』
『昨日遊びすぎて』
『朝、熱が出ました』　　などなど

理由はさまざまだけど、コーチから見れば『？』な理由ばっかりです。
もちろん、どうしても外せない用事もあるでしょう。不可抗力な怪我もあるでしょう。
ただ、みんなの言う『優勝』を狙うチームではまずありえないと思うほど、休みが多すぎます。
自分がウイングスのメンバーである事の自覚・責任感が無さすぎです。

チームスポーツのサッカーで、たいしてチーム練習もせずに、当日集まったメンバーで戦って勝とうなんてアマイです。
みんなそれぞれ、自分で思うほど、一人で試合を決められる実力はまだ無いです。
それに、そんなサッカーは楽しくないんじゃない？

試合になれば必ず勝敗がつくので、勝った負けたは、二の次にして
『ウイングスとして戦えた』かどうかが重要でしょ。（個人的な目標・内容・結果を否定してる話じゃなくてね）

『俺は頑張った』だけの集団じゃダメだよ。


どうしたって1人じゃ、11人には勝てない。
だから、みんなで戦うんだよ。

守備の連係、攻撃の組み立て。
寄せ集めのメンバーでできるほど、みんなはまだまだ巧くないし、サッカーは簡単じゃない。
試合の中で上手くいかない事に気づいて、イライラしたり、独りよがりなプレーに走っても悪循環なだけ。
そんなんで勝てた試合や、イイ内容の試合があった？個人的でもいいから得たモノがあった？

だから、
普段の練習から『みんな』で頑張るんじゃないの？
練習あっての試合だし、試合あっての練習。
個人練習あってのチーム練習、チーム練習あっての個人練習。

試合から帰ってきて、
『俺は』頑張った『俺は』良かった
なんて事ばっかり言ってて、どこを目指してるの？

そりゃ、プロ選手になりたい人もいるし、ウイングスでサッカーに一区切りの人もいるだろう。最終的な目標は別にあったとしても、ウイングスにいる間は『同じ目標も』持ってるハズ。
その中で、自分の立ち位置を理解し、個人の良かった点や反省点を振り返るんじゃない？
周りの仲間は、都合のいい道具じゃないよ。

君たちの『悔しい』はその場だけ。
誰だって、負けは悔しい。
もうひとつ上の『悔しい』まではいってないと思うよ。
『その日』の限界までは、やれた選手もいるとは思うが、『その日まで』の限界までやれたか？
外因的要素があったにしても、誰一人できてなかったし、やろうとしてなかった風に見えた。
コーチ陣も含めてね。

たとえば、練習に来るモチベーションが下がってる仲間がいたら、声かけてあげるとかさ。

試合当日の様子も、戦う姿勢になれてない選手が多い。
もう六年生なのに、
行き帰りの車でバカ騒ぎ。
会場に着いたら、まず遊ぶ。
これは論外。

アップの時間が限られてるのに、チームの準備も個人の準備もダラダラ。
アップが始まっても、何の余裕か、何のかっこつけかわからないがダラダラ。

まだ、試合が始まってもいないのに、もう次の試合の話。
直前になって、試合時間や大会方式もわからず、聞いてくるし。
あと何分後かには試合だよ？
戦う姿勢にはまるでなってないって事だよね。

試合の間の昼御飯も、毎回おんなじ。
集中力を保ったまま食べれば？までは言わないけど、切り替えができないほど遊びながら食べるのはありえないよ。
優勝する！！なんて言ってたのにさ。

結果じゃないんだよねぇ。
どんなに頑張っても勝ったり負けたりするし、その中で優勝できるのは1チーム。
その1チームになりえる準備ができてたかどうかの問題だよ。

全ての事に関して、コーチ含め全員の認識がアマかったんだろうね。
楽しくやるにもダラダラじゃなく、厳しい中にも楽しさを見いだし、苦しさ（頑張り）の先にある喜びを目指して、過程の辛さを乗り越える強さをつけなきゃね。
（何事もアツくなってやった方が楽しいのは、経験したことあるだろうし、そういう事だね）
このメンバーなら、できると思うなぁ。


と、まぁ少々と言いながら、長文になってしまいましたが…
文章におこすと、表現したかった事が上手く伝えづらいな…


残り6か月。コーチはでっかいトロフィーはもちろん欲しいけど、『チーム一丸』となってウイングスカラー全開の試合をできるだけ多く見たい！！

その為にも、それぞれが練習から
『俺がいなきゃチームが成り立たない！！』
っていう気持ちと同時に
『みんなでやらなきゃ勝てない！！』
の気持ちで頑張ってこぉぉぉ♪♪♪


コーチも川口コーチ・テツコーチ・真弓コーチ、ウイングスコーチ・長谷ママと共に君たちの最高のパフォーマンスが発揮できる舞台作りをがむしゃらになって頑張ります！！

六年生担当コーチ　祐作　記