日本の住宅といえば、以前は杉、桧、松や欅の無垢材で造られていました。
これは、当たり前のことでした。
昭和36年ごろ外材が入り始め(丸太はすでにTPPに参加していた)
そのシェアは少しづつ広がり、いつしか住宅の木材は外国の木が
主に使われるようになりました。
住宅を大量に工場生産するのに、品質や量が安定的に供給できる外材
が適していたのです。
特に住宅の瑕疵担保責任が法的に10年と決められて、国産材の無垢材
の使われ方は少なくなる一方でした。
それは、構造材、特に柱の割れや歪(反り)がクレームの原因になったからです。
割れや反りのこない集成材が柱の主力になりました。
今では、大手工務店の作る家の70%~80%は集成材の柱です。
しかし、日本の家や神社は遠く古から無垢材を使ってきました。
そして、天変地異に耐えてきた歴史があります。
世界最古の木造住宅といわれる法隆寺はその象徴です。
ごきげんよう 明日がいい日になりますように!!
事務局でした。