森って?林って?林業って?!

小さなことから知ってほしい。
こちらは公益社団法人静岡県林業会議所のブログです。

成果報告会-その2

2013-03-22 17:21:02 | イベント
ビジネス林業展開支援事業成果報告会のつ☆づ☆き☆

事業の概要はその1で。
その2は、生産性向上コースの代表事業体による報告1です。

しょっぱな(最初に)報告する人は
ドッキドキだろうなぁ…
なぁんて思いつつ、さぁはじめはどなた?

ジャジャーン!!

伊豆森林組合さ~ん♪

↑発表者は、業務係の近藤正明さん

最初は、事業体の概要や個別実地支援実施概要を
私は伊豆森林組合よ
代表理事組合長は鈴木貞光(さん)よ
事務所は下田市にあるのぉ
講師は静岡県森連の高橋雅弘さんだったの
施業地概要はぁ~○○
スギ・ヒノキが生えてて、50~60年生くらいの樹齢よ
間伐面積はぁ~○○ha
みたいにお話。
(ホントはもっと真面目に説明していましたよ)

施業における課題と対策として
【課題】
作業計画や工程管理などに掛かる労力が大きい
なかなか方針が定まらなくて、人員余りを起こしたりすることがあった
【対策】
無理に工程を進めないで、他の現場と調整を図ったり、余った人員を調整した
等々を挙げていました。

素材生産の経験が浅いことなども挙げられていていました。
↑このお話は意外でした。
森林組合さんもそれぞれなんだと。

そのほか、連携不足による作業効率の低下、それに伴うコスト増加なども挙げられていて、
その対策として、打合せ等による情報共有、現場と事務所の連携、人員配置の適切化などを挙げられていました。

これ以外にも、
実際、施業してみて
実際、高性能林業機械をレンタルしてみて
様々な考察をされていました。
これを機に、伊豆森林組合さんの更なる飛躍を期待します!


次。
株式会社ふもとっぱらさ~ん♪

↑発表者は、作業班長の松崎誠司さん

へぇ~…
松崎さんって、作業班長だったんだ。
初耳。ホホウ
って、宮本卓明さんもおっしゃっていましたね。
うん。

最初は、事業体の概要や個別実地支援実施概要を
私は株式会社ふもとっぱらよ
2005年12月12日に設立したの
事務所は富士宮市麓にあるのぉ
講師は有限会社植松林業の植松繁彦代表取締役だったの

施業地概要はぁ~○○
スギ・ヒノキが生えてて、42~81年生くらいの樹齢よ
間伐面積はぁ~○○ha
みたいにお話。
(ホントはもっと真面目に説明していましたよ)


施業におけるこれまでの課題として
【課題】
1チーム2~4人と少人数で作業に入るため、工程を複数分けて作業することが難しい
よって、1~2工程を順番に作業していくので、作業システムを組みづらい。
経験年数の短い作業員が多くて、作業工程の連携が悪いときもある。
等々を挙げていました。

今回施業してみて
作業員全体で作業システムへの理解を深めたことで、全工程が同時進行で働くことができた。
工程間で助けあったためスムーズに進んだ。
機械稼働率も上がったため、作業の無駄も少なかった。
などなど。

作業員全員がどの工程も作業できるような形にしたいワ!
とおっしゃっていたので、これからバシバシ実績を積んで、技術向上や作業効率化、コストダウンにつなげてほしいです!
期待します!



話を聞いていて出てきた疑問。

よくお話に出てきた”作業システム”って、なんだろう?

よく”林業”という言葉で一つにしちゃうけど…
木を伐る(その前に植えるがあるか)から木材を運ぶまでが林業なんだろうか?

”集材”と”造林”って…なぁに?
材を集める
材を造る
漢字で言うとそうだけど。
材を集めるのは分かるとして、材を造るってなぁに?


う~ん。
”林業”は奥が深い。
実際見たとしても…
実際やってみないとわからないことも多いし(涙)アウ~


次回は、生産性向上コースの代表事業体による報告2をお届します。

それでは、今日はこれで(事務局でした)。