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Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

グラスホッパー

2011年02月11日 15時43分31秒 | ベリーの感想文(本・映画)
グラスホッパー (角川文庫)
伊坂 幸太郎
角川書店

天気           寒さぶり返し 建国記念の日


伊坂幸太郎 著 : グラスホッパー
を、読みました。

非合法な業務を主体とする怪しい会社“令嬢(フロイライン)”に入った新人の鈴木は、
その筋の人とは思えないほど、頼りなく人のよさそうな感じ。
というのも、鈴木がこの会社に入った真の目的は、“復讐”を果たすためだった。
しかし、その復讐はあっけなく横取りされ、
復讐を横取りした“押し屋”らしき男を追う羽目になる。
押し屋を追っているのは、鈴木だけではなく、
自殺を強要して人を殺す自殺屋の“鯨”と
軽やかな身のこなしで、女子どもの区別なく鮮やかに人を殺す殺し屋の蝉もまた、
事件の真相を握っているであろう、押し屋を追っていた。
プロのお手並み鮮やかな“殺し屋”達と、元教師の鈴木が織りなす物語。


作品の中で、“押し屋”が語る言葉の中に、
バッタが群れると、巨大化し凶暴になるというのがありました。
押し屋は、人もそうであるというのですが、
う~ん、そうかもしれないね~。と思いました。
日々の中のストレスって、人と人が絡み合う中で生じます。
仕事がストレスなんじゃなくて、
仕事上の人間関係が、ストレスになる人がほとんどじゃないですか?
それって、やっぱ集団化して、荒んだ心が招きあう結果なのかもしれません。
でも、人って一人では生きられないし・・・・。
集団化してイライラしてると、バッタになっちゃうっ!!
社会性動物である私たちは、そこんとこちゃんと意識して、
心豊かに、思慮深い人であることを、日々目標にしてゆかねばならないのかも。