電管太郎

電気の事が大好きです。仕事もちゃんとしています。

漏電調査・その3 コンセント不良/(*.*)\

2014-01-21 00:02:03 | 電気事故・故障例

朝早く、お客様からの電話がありました。

 『事務所の大元のブレーカーが入りません。』

 との連絡に、急いで現場に駆けつけました。

まず、漏電の状況を把握します。

 ⇒漏電個所が、『外トイレ系統電灯コンセント』と判明する。

Kon5
該当する設備に到着し、

 ①電気の来ていない場所の調査をする。

     ? 場所(外トイレ)の特定

 ②使用している各器具単体の調査をする。

     ? 今回、器具の不良では無い。

 ③あとは、壁のスイッチまたは、コンセントが怪しい。(

  ・壁からスイッチとコンセントを外す。

 Kon_1

 ★ここで、絶縁抵抗値が向上した。(20MΩ以上)

 ④壁の中の配線のキズをチェック ⇒異常無し

 ⑤コンセント本体と特定する。

これが問題のコンセントです。

 Kon_2

で、納得いくように分解してみる。

  Kon_3_2
 ★表面本体が割れていることを確認

問題の端子部分は?

 Kon_4

 ★電極が水がかかって錆びていることを確認

今回の漏電の経路は、

 Kon6_2

 コンセントのカバーに水が付き、

  コンセント表面のカバーの割れ目から

   水がコンセントの電極に付着して

    コンセントの枠と漏電を発生させたようです。

 ★ここまで分かれば、コンセント本体を取り換えればOK!

 漏電といっても、こんなケースがあります。

原因が分かって、

 喜び勇んで、お客さまへの報告したものの、

  対応には感謝していただけるのですが、 

  Kon7

 細かな話をすると、リアクションがなかった。・・・(

                       ・・・・ 電管太郎


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