電管太郎

電気の事が大好きです。仕事もちゃんとしています。

最近の蛍光灯

2013-02-15 07:56:02 | 電気ネタ

蛍光灯器具の安定器について、新旧タイプとの比較です。

(旧タイプ)鉄心安定器

 ・重い(鉄と銅の塊)

 ・効率が若干悪い(力率改善用コンデンサー入りはOK)

 ・使用電圧が決まっている。(100V or 200V)

 ・寿命が10年程⇒天井にたくさんある場合には、時を同じくして順次壊れていきます。

  (内部の絶縁部分の劣化での漏電、断線が主な原因)

(新タイプ)電子安定器

 ・軽い(電子回路)+内部保護装置付き

 ・効率が良い

 ・使用電圧がフリー(100Vから200Vまで同じものが使用できます)

 ・寿命が10年くらいですが、実績的に不明

  (ただし、電子回路の各部品の損傷で左右されます)

と構造がちがいます。

寿命の定義は『初期の光度の70%』です。

蛍光灯は、1000時間前後となります。

実際に一番の違いが、

 新タイプは、蛍光灯の蛍光管の異常を確認すると、

 保護装置が動作して点灯を停止させます。

 旧タイプは、蛍光灯の蛍光管の両端が黒くなるまで使えますので、

 以外と長く時間点灯します。

【最近の蛍光灯】(新タイプ)を使う時に

蛍光管の両端が黒くないのに点灯しないのは、

器具不良のような気がしますが、

実際には、蛍光管の寿命なのです。

Suitti_2

ところで、

最近は省エネと称して蛍光管だけを抜いている

ところがありますが、

空運転の時、

安定器からは、点灯用の高電圧が常時発生していますので、

とても照明器具には良くない。(早く故障します)

できたら、スイッチでの省エネをお勧めします。

※スイッチの話は後日

それから、

LEDが普及しても蛍光灯がなくなることはありません。

                                    ・・・・ マっちゃん


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