岡崎直司の岡目八目

歩キ目デス・ウォッチャー岡崎が、足の向くまま気の向くまま、日々のつれづれをつづります。

豊郷小学校  ③

2008-06-24 03:17:15 | 建見楽学


ご覧の如く、小学校の校舎と言うよりはどこかの大学のキャンパスのような雰囲気。

ウイリアム・メレル・ヴォーリズの設計、竹中工務店の施工により、昭和12年(1937)の春に竣工。鉄筋コンクリート造。
正門から正面玄関までの距離が長いのは、かつてこの両側に農業実習用の田畑が設けられていたことによる。

豊郷小学校  ②

2008-06-22 04:07:34 | 建見楽学


6月1日に、初めてこの学校を訪れたのだが、丁度日曜の夕方でもあったので、辺りはひっそり閑としていた。

門扉には、この校舎の裏側に新しく出来た校舎へ案内する表示がされてあった。

豊郷(とよさと)小学校  ①

2008-06-21 14:43:04 | 建見楽学


滋賀県の豊郷小学校が全国ニュースで流れたのはもう何年前になるだろう。
改築計画を推進する時の豊郷町長と、保存を提唱する住民側との闘いは、その後訴訟事案にまでなり、多くの耳目を集めた。

豊郷町は、彦根から程近い近江鉄道沿線の町。

高野口駅前。

2008-06-20 01:21:16 | 建見楽学


その駅前に出た途端にこの木造三階建てが覆いかぶさるように建っている。

ガラス面積の多い、近代和風旅館。ド迫力で見ごたえ充分。ナルホド、国登録有形の文化財となっている。

高野口小  ⑪

2008-06-20 01:14:09 | まちづくり


小雨降る中の遠景で分かりにくいが、中央に見えているのが高野口小学校である。

平屋の校舎群が“ヨの字型”に並んでいる。
高野口町時代に保存が決定していたが、橋本市に合併後、校舎建て替えの署名が集められ、危うく取り壊されそうになった。
再度保存活用のための署名活動があって三倍ほどの書名が集まったとの事。結果、やっと保存活用の元の鞘におさまり、今年度から改修工事が始まるらしい。

高野口小  ⑩

2008-06-13 13:41:16 | 建見楽学


校内の敷地は、比較的高い石垣と生垣で守られている。

高野口は、西流する紀ノ川の右岸、つまりは北側に位置するが、この学校の立地は、紀ノ川の河岸段丘上にあるのかも知れない。
そうした緩傾斜地を平坦に造成したとすれば、この緩やかな坂道も納得。

高野口小  ⑨

2008-06-13 13:34:24 | 建見楽学


学校の敷地は、周囲よりも少し高くなっていて、石垣と生垣が巡らされている。

この写真は、北側の出入り口。
丁度、小雨が降り始めたが、民家の生垣も、学校側とコーディネートされていて美しい風景を見せていた。

高野口小  ⑧

2008-06-13 13:30:38 | 建見楽学


ここの小学校の廊下もかなり長い。

聞けば、98mあるとのこと。
我が宇和町小学校が109mだから、あまり変わらない規模である。
しかも、旧宇和町小の場合は、保存運動の紆余曲折の結果、結局は移築保存となり、全体の四割ほどが残されたが、本館や第三、四校舎などは解体されてしまった。
移築保存されたのが今から丁度20年前、平成元年。今の米博物館に活用されることとなった次第。
そのことと較べると、ここ高野口小は現役校舎、学び舎に子供たちの元気な声が木霊する。