講武館の⑫ 2008-05-09 23:17:31 | 建見楽学 屋根について、何より驚くのはセメント瓦であること。 昭和9年当時の瓦の近代化が認められて面白い。降(くだ)り棟の瓦には、誇らしげな“武”の文字が、元々のこの建物の素性を物語る。 集会所ではなく、武徳殿としての主張。 今回の地元での聞き取り調査では、当時は「講武館」と呼ばれていたことも判明した。 そして、遠目にはくすんだグレーにしか見えなかった屋根瓦も、こうして接近してよく見ると、元の色と思われる緑色がまだ残っている。 « 講武館の⑪ | トップ | 講武館の⑬ »