町歩きの面白さは、こうしたブッケンとの遭遇に際し、いかにウィットを効かすか。
とは言うものの、このバヤイ「塗炭の苦しみ」というシャレが若い年代に通じるかどうか。ウムムム・・・不安だ。
しかもトタンの方だって、トタン屋根っていう言葉自体、最近はあまり聞かなくなってるから、高校生、大学生辺りでどうだろう。
因みに辞書で調べてみる。
「塗炭」の方は、「泥にまみれ火に焼かれるほどの(非常な苦しさ)」とある。
こりゃぁ今となっては完全に死語だ。
もう一つの「トタン」は、tutanaga、へえーっポルトガル語だったんだ。知らなかった。
「鉄板に亜鉛をメッキしたもの、屋根、樋などに用いる」となっている。
この写真のボロボロ状態は、ひょっとしたら酸性雨かなんかの影響もあるかも知れない。
町歩きってどうよ、トタンに賢くなるっしょ。 終わり。
地元は「トタン」屋根は多いです。なぜなら、雪国ですから。
地方出身の若者なら知ってると思いますよ、多分。
屋根の雪の滑り落ちを良くするために、山間部では瓦屋根よりも、トタン屋根。
でも、温暖化のせいか積雪量が減ってから瓦屋根が多いかもしれません。
それに「瓦」よりも安くて、「瓦」には劣りますが、最近では「耐久性」もなかなか(錆びにくいとか)。
それに「デザイン・カラー」だって色々と…。
でも、写真のような波打った形のトタンを目にすることは少なくなりましたね、そういえば…。
確かに、トタンも色々なバリエーションが増えてきた。いつだったか、東北方面とか近畿地方とかで、茅葺屋根をカバーした瓦型の豪華トタンを目にすることがあったが、アレなんかもアップしたボロボロのトタン写真と比べると、雲泥の差ですネ。値も高そうでしたが。
ひと頃、ポルトガル語を聞くことが多かったのですが、これなら知っていたのに‥‥
こちら東海地方では、外壁にトタンを使うことが多かったようです。この頃はあまり見掛けませんけれど。