岡崎直司の岡目八目

歩キ目デス・ウォッチャー岡崎が、足の向くまま気の向くまま、日々のつれづれをつづります。

い~よぐるっと88、双海11

2008-01-21 11:25:43 | 土木遺産


『地蔵堂の手繰りの石垣』

双海地区を形成する地質は安山岩だけではない。こうした青石(緑泥片岩)も地域を彩る石材。
ここは、下灘の池の久保にある地蔵堂の石垣。伊予灘を望む山の中腹に開けた緩斜面に立地するものの、石は角の取れた丸みのある石で、海岸の浜石を運んだものであることが分かる。
地蔵堂の中に掲げられた絵馬には、享保三(1718)年頃に2.5km離れた“ジョウドの浜”から住民総出で運んでいる様子が描かれている。それで“手繰り(たぐり)の石垣”と呼ばれる。

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