岡崎直司の岡目八目

歩キ目デス・ウォッチャー岡崎が、足の向くまま気の向くまま、日々のつれづれをつづります。

小西家の色ガラス。

2006-04-22 02:20:24 | 建見楽学
岩松の町並みにあるK家。

一般公開はされてないのだが、調査に入り、あらためてそのエキゾティックな雰囲気に圧倒された。
岩松川に面したこの建物に、夕方になって西日が差し込むと、床の間・書院のある八畳の座敷は、ご覧の如くの光のページェントに包まれる。
もう何年か前に、元祖建築探偵の藤森照信東大教授が、この奇妙な建築について書かれていた。建築年不肖のナゾの建物。これからのナゾ解きが楽しみである。

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10 コメント

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極楽浄土 (ヲタ福)
2006-04-22 08:35:53
すごいですねー。きれいですねー。色の配列に斜めの流れが見られるようですが、昔からあの配置だったんでしょうか?割れたときの予備は残されているんでしょうか?どこで作られた色ガラスなんでしょうか?建物自体は日本風に見えるんですが、最初から色ガラスの予定だったんでしょうか?それとも・・・、うわー「?」だらけになっちゃった。ナゾ解き待ってます。
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何年か前? (utsunomiyas)
2006-04-23 20:31:33
何年か前に写真を拝見した記憶が蘇ってくるのですが?。この色で・・。また違うかな?。
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和洋の組み合わせ。 (オカザキ)
2006-04-23 21:38:57
この硝子戸には、それぞれ八枚づつの色ガラスが使われ、都合四枚あるので、三十二枚の色ガラスがこの光景を醸していることになる。

時間帯によって、その妖しい具合が変化し、岡目八目のような被写体乞食にはコタエラレナイ。

完全な和室に、この奇妙な西洋感覚が、しかしその場に座ると意外に違和感ないのが実に不思議。
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すてき! (花柚子)
2006-04-25 00:01:55
綺麗ですね。

昔からあったのですか?



岩松は行ったことがないのですが、いろんな意味でおとぎの国みたい…



ステンドグラス大好きなものですから、拍手したいで~す。
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さっそく (ヲタ福)
2006-04-25 08:28:39
愛媛新聞で話題になってましたね。一般公開されてないので拝めないものかと思ってました。道後で拝みたいと思いますが、西日は差さなないんいでしょうかねー。

ところで、ここは小西酒造とは関係ないのでしょうか?愛南町で「岩松の小西酒造」という名前を聞いたもので。
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色ガラスと小西酒造の件。 (オカザキ)
2006-04-25 09:32:21
色ガラスについては、丁度今朝の愛媛新聞に紹介記事が掲載されましたが、建物が行政で保存されることになったので、一年間ほどは松山道後にある「ギヤマンの庭」にお引越し展示されることになりました。従って、シチュエーションは違いますが、松山にて見学可能です。



旧城辺町に小西酒造という大きな造り酒屋があり、岩松にもかつては東小西がやっていた酒造家つまりは小西酒造があったけども、今はそれは無くなって町の駐車場になっている。相互の関係については、今調査中。
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ありがとうございます (ヲタ福)
2006-04-25 10:22:32
船越だったかをうろついたとき、岩松の小西酒造を手がけたという左官(故人)の話を聞いたもので。

ところで東小西があれば西小西がある、んですかね。内子の本芳我、上芳我みたいに。
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分家ネットワーク。 (オカザキ)
2006-04-25 11:20:45
小西家については、目下調査中なれど、本小西(本家)、東小西、西小西、下小西、浜小西などが最近の聞き取りによってやっと分かってきて、七家くらいあったようです。

芳我家は確か十三家くらいあったと思いますが、どこの旧家も昔の家制度の中で、凄い展開です。ある種の地域企業ネットワークの観があります。
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宇和島藩文化担った岩松小西家の縁戚より一言 (宮野米造)
2006-04-26 23:58:14
清酒万楽酒造元だった東小西家と城辺小西酒造は従兄弟くらいだそうです。現大畑旅館に豪壮な庭が残ってます。
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元清酒万楽蔵岩松小西家縁戚より一言 (宮野米造)
2006-04-27 00:05:57
城辺小西酒造とは従兄弟くらいだそうです。
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