岡崎直司の岡目八目

歩キ目デス・ウォッチャー岡崎が、足の向くまま気の向くまま、日々のつれづれをつづります。

井上家住宅、その五。

2007-02-20 00:54:39 | 建見楽学
しっかりと組まれた櫓(やぐら)こたつ。
建物が壊されて、コレがどうなったか少し気になる。

因みに、解体理由は、県道宇和・八幡浜線の道路拡幅工事。歩道付きの立派な二車線道路になるためとのこと。
で、この掘りごたつのことだが、注目は天板の素材。「デコラ」と言っても、若い人にはもう既に伝わりにくい言葉になってるような気がする。
当時ここの工事に関わった地元の大工さんのご子息がおられて、その話によると、「デコラ」という素材が当時は分からなくて、東京の方まで問い合わせたりして、父が随分苦労していた、とのこと。
とても重い天板だが、戦後の地方における文化住宅?の匂いが伝わってくる。
いつの間にか、気がつけば「デコラ」なんてすっかり見かけなくなったような。

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