31日の見学会の際、昼食時にお弁当を広げて、皆さん美味しそうに食べておられる光景。
東校舎の二階端っこに補導室というのがあった。
時にはイタズラ小僧も居て、ここで少し叱られたのかも知れない。
しかし、この学校には何度も来ているが、こんな壁面デザインが隠れているとは知らなかった。
長らく物置き部屋に使用されていて、この素敵な光景が隠れていたらしい。
伊予がすりと金紙を市松模様に貼り合わせている。
ここに連れて来られる子供が、“一抹”の不安を覚えて“市松”のデザインになったのではモチロン無いだろうが、床のピータイルや所々にある同様なデザインを見ていると、松村正恒氏は市松模様が好みだったのか。
まるで桂離宮を思わせるような小空間である。
中校舎二階にある音楽室。
屋根の形状も音響効果を意識した蛇腹。
ここは、改修後は四年生の普通教室になる模様。音楽室は東校舎二階に移される。
音楽室にある小階段。
楽器などを収納する小部屋が階段上部の空間利用で造られていて、そこに上がるための昇降口。
軽やかでリズミカルな教室隅の存在。
教室入り口、教壇側にに設けられた棚は、色使いに工夫。
建物内の全体にパステルカラー調の色彩感覚が施され、児童教育の中に占める色彩的情操の感化を重視し、それに配慮していることがよく分かる。