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衰颯的景象、就在盛満中

2020-02-22 15:58:24 | Weblog

衰颯的景象 就在盛満中

上記のような一文が今読んでいる「あきない世傳金と銀 瀑布布編 」にあった

中国を発生源とする新型コロナウイルスの蔓延がこの日本でも観光を始めとする商工業の

活動に暗い影を落とし 出口はいまだに見つからない状況にあるが

この言葉はかなりタイムリーな戒めの言葉だったので紹介しておこう

菜 根 譚の全文を調べてみたらこのようなものだった

衰颯的景象、就在盛満中、発生的機緘、即在零落内、故君子居安、宜操一心以慮患、処変、

当堅百忍以図成

和訳

衰颯《すいさつ》の景象は、就《すなは》ち盛満の中に在り。発生の機緘《きかん》は、即《すなは》ち零落の内に在り。故《ゆゑ》に君子、安に居りては、宜《よろ》しく操すること一心にして以て患《わずら》ひを慮《おもんぱか》るべし。変に処りては、当《まさ》に堅きこと百忍にして以て成を図るべし。

良い意解もネットにあったのでコピペしておく
衰退すいたいきざしは隆盛りゅうせいの時に始まり、芽吹めぶきは葉が枯れて落ちる時に始まっている。
だから君子たる者は、繁栄はんえいしている時に、後日の異変いへんそなえ、
困難こんなん遭遇そうぐうしたときは、ひたすらしのんで初志しょしつらぬかねばならない。
 
へん」とは、言わば人生の踏ん張りどころである。
そこで必要になるのが「百忍ひゃくにん」だと言っている。
 
局面きょくめん打開だかいして目的を達成するために必要なのは、ねばって粘って粘り抜くこと。
百忍ひゃくにん」ということばには、そういう粘り強さがなければ、
新しい展望を開くことはできないという意味が込められている。
「百回でも耐え忍ぶ強さを持つ」
初志を貫くためには、何回でも耐え忍ぶ強さは必須ひっすである。

中国明代の書「菜 根 譚」からの引用だが 今の中国の人々は知っているのかな?

 

 

 

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