エバーグリーン (いつまでもあほい)

酒と映画と本を愛し 音楽なら何でも
名前と同じで気(木)が多い

今更だけど
人間到る処青山有り  

到来物のもも

2009-07-25 14:06:04 | Weblog

爺婆が家内の見舞いに出っ張ってきた
足も身体も不自由なので
来なくてもいいと言っておいたのに
皆が見舞っているのに自分たちだけ
知らん振りは出来ぬ というわけだ
見舞いにと
高梁市有漢町の知り合いから分けてもらったという白桃を持ってきた
昨年もその農家の白桃を食べたが
なぜか 昨年の桃の方が味が良かった
天候のせいだろうか???
到来物に文句は言えない
まだ幾分硬そうなのでしばらく置いてから食べよう


でも・・・すぐに痛んでしまうんだよね
食べごろって・・・
一瞬なんだけど 本人は解ってない
もったいない もったいない
ついつい助平な親父の連想

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銀しゃり

2009-07-25 08:01:46 | Weblog

先日ブログで無添○○寿司の批判を書いた
寿司屋と名乗るな と きつい事も
山本一力の文庫本銀しゃりを読んで
その時の憤りを思い出した

銀色に輝く炊きたてのご飯を
ただそれだけでご馳走だと思って食べた記憶がある
それは何よりも美味しかった

物語の舞台はほとんどの山本一力作品同様
江戸深川だ
一人の寿司職人と旗本家臣の勘定方
まったく繋がり無縁を思わす人との交流を描いている
そこに流れるのは
江戸人情の機微だが
人が人としての有ようであるし
山本独自の商売についてのアイデアが溢れている
そのアイデアの中に
現代の商売 企業戦略に対しての批判が
私には見えた
金を盲目的に漁るだけで
倫理観や人情味や粋というものを失ってしまった
現代に対する批判を・・・・

銀しゃり  山本一力 著
小学館文庫




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