「白秋」に想ふ―辞世へ向けて

人生の第三ステージ「白秋」のなかで、最終ステージ「玄冬」へ向けての想いを、本やメディアに託して綴る。人生、これ逍遥なり。

星好き垂涎の名作コミック―『宙のまにまに』

2020年05月24日 | Science
☆『宙のまにまに』(柏原麻実・著、講談社)☆

  『宙のまにまに』全10巻読了。2017年末にアマゾンマーケットプレイスで「中古品(良い)」の10巻セットを2000円で購入し、1巻か2巻を読んだだけでツンドク状態になっていた。1ヶ月ほど前から、あらためて最初の巻から読み始め、ようやく読み終えた。
  マンガ雑誌に6年間(2005年~2011年)掲載されたものを順次単行本化したもので、内容を一言で表わせば、廃部寸前の高校天文部を舞台にした青春グラフィティ、といったところだろうか。泣けるし、笑えるし、考えさせられるしで、個人的には感動もののマンガだった。戻れるものならば、もう一度高校時代に戻りたくなってきた。もっとも、我が高校には天文部はおろか地学部も、確か科学部さえなかったけれど…。
  出てくる「天文」知識もマンガだからといってバカにできない(ただし、コアな天文学の知識を期待してはいけないが)。とくに実際の天体観測に関する知識は、自分自身があまり天体観測の場数を踏んでいないからかもしれないが、なるほどと思ったことや教わったことも少なくなかった。
  著者(柏原麻美さん)の「星好き」がストレートに伝わってきて、ホントの「星好き」ならば、ますます「星好き」になることマチガイなし!(と思う)

  


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 落ち込んだときにこそ読もう... | トップ | 気楽な「社会運動」のすすめ―... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Science」カテゴリの最新記事