「白秋」に想ふ―辞世へ向けて

人生の第三ステージ「白秋」のなかで、最終ステージ「玄冬」へ向けての想いを、本やメディアに託して綴る。人生、これ逍遥なり。

『レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像』

2007年06月10日 | Arts
『レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像』(東京国立博物館)   先日、急に思い立って『レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像』展を見に行ってきた。平日の午前中だというのに予想以上の人出だった。会場は第1会場と第2会場に分かれている。この展覧会の目玉になっているダ・ヴィンチの『受胎告知』(絵画)は第1会場に飾られていて、ほとんどの入場者は最初に第1会場に押しかけるため、入場制限が行なわれていた。それで . . . 本文を読む
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『星の使者』

2007年06月04日 | Science
『星の使者』(ピーター・シス・文・絵、原田勝・訳、徳間書店)   この『星の使者』はガリレオ・ガリレイの生涯を描いた絵本である。ガリレイは望遠鏡を自作し、月面のクレーターや太陽の黒点、さらには木星の四大衛星を発見した。コペルニクスの唱えた地動説を擁護し、最後は宗教裁判にかけられ有罪となったことでも有名だ。とくに「それでも地球は回っている」とつぶやいたとされるエピソードは、多くの人が知っているにちが . . . 本文を読む
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『オスとメス=性の不思議』

2007年06月03日 | Science
『オスとメス=性の不思議』(長谷川眞理子・著、講談社現代新書)   なぜ性というものがあるのだろうか。性には、なぜオスとメスの二種類があるのだろうか。あるいは、なぜオスとメスの二種類しかないのだろうか。人間には男性と女性の二種類の性別があり、生物にも一般的にオスとメスの二種類があることは当たり前すぎて、あらためて考えてみる人は少ないかもしれない。けれども、自分はそんな当たり前のことに対して、ときど . . . 本文を読む
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『ふぶきの道』

2007年06月02日 | Yuko Matsumoto, Ms.
『ふぶきの道』(M・レイノルズ・文、S・マッカラム・絵、松本侑子・訳、河出書房新社)   落合恵子さんのお店である表参道のクレヨンハウスに一時期よく行った。当時はまだ田舎に住んでいたのだが、上京するとたいてい立ち寄っていた。クレヨンハウスへ行く目的で上京したことも一、二回あったように思う。クレヨンハウスは絵本の専門店として有名だが、目的はむしろ3階にある女性(女性学・フェミニズム)関係の本の売り場 . . . 本文を読む
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