『艶華』(中森明菜、ユニバーサル・ミュージック)
中森明菜のCDを買ったのはいったい何年ぶりだろうか。演歌の名曲をカバーした『艶華』。ファンとしては何もいうことはない。ありきたりの表現だが「歌姫」の面目躍如である。しかし、本来の演歌ファンからすれば「演歌にして演歌にあらず」とか「線が細い」とかいった評価を受けるかもしれない。初めて聴くとそんな印象も受けるが、ファンとしては別の評価をしたい。この . . . 本文を読む
『LOVE』(The Beatles、東芝EMI)
自分はたぶん本がなければ“生きて”いけない人間だが、音楽がなくても少々寂しさを感じる程度だろうと思う。 だいたい音楽を聴きながら読書や勉強はできないたちだ。そんな自分でも時には音楽を聴きたくなることがある。少し前になるが、むかし聴いたなつかしさに惹かれて、自分としては久しぶりにCDを買った。ザ・ビートルズの『LOVE』。ビートルズはすでにこの . . . 本文を読む
『モネ 大回顧展』(国立新美術館)
国立新美術館へは初めて行った。六本木ヒルズや東京ミッドタウンとならんで、最近の六本木を代表する建築物の一つである。地下鉄千代田線乃木坂駅からは専用通路を通って、雨天でも傘のお世話になることなく館内へ入ることができる。建築デザインを批評する能力はないが、巨大な吹き抜けのロビーは、お台場にある日本科学未来館のロビーとどこか似た感じがした。設計はあの黒川紀章さん。 . . . 本文を読む