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腹式呼吸

2007-08-12 | 生活
我々の体の仕組みは太古の昔の人間の生活様式に由来します。

まれまれの祖先は、狩猟や外敵からの防衛などの緊急事態となると、
骨格筋ですぐにエネルギーをして使えるブドウ糖の血中濃度を高めて
きました。
その仕組みは、副腎皮質からコルチゾルというホルモンを
出します。コルチゾルは、肝臓などに蓄えられている
グリコーゲンからブドウ糖を作り、これを血液に放出します。

しかしこの緊急事態は長続きしませんから、そのうちには
コルチゾルも落ち着き、血糖も下がります。

この緊急事態はいわゆるストレスですね。
血中コルチゾル濃度はストレスの指標として利用されています。

ところが現代社会は、飢餓の心配や恐竜と出くわす危険は
ほとんどなくなったので太古の人と比べると安心できるはずですが、
絶えず心配ごとが湧き出るストレス社会になっています。
したがってこのコルチゾルが落ち着かないのです。
そのため血糖も落ち着かないのです。

現代社会に生きる我々の周りを見渡した時
いやでも仕事は続けなければなりませんし、外にも出ないといけない
他人とも関わらなければならないし、
これらのストレスから逃れる事は、一朝一夕にはできないでしょう。

となるとこれからやっていくことは、
ストレス受け止めやすくする我々受け手の変化が必要です。

でももっと早く変化させる方法は
交感神経を鎮めて、副交感神経を賦活する手っ取り早い方法
それは、呼気を主体とした腹式呼吸です。
費用も一切かかりません。

呼吸を制すれば、体の自己コントロールが可能となります。
実践してみて下さい。
難しい理論ではなく、長く息を吐く事に意識を集中するだけです。
おなかに手を当てて、おなかをゆっくりと引っ込めながら
口から糸のようにゆっくりと息を吐き出します。
吐ききると自然に鼻から空気が吸い込まれる。
その時におなかを突き出す。
そしてまたゆっくりと吐き出す。
この繰り返し。
きっと気持ちが落ち着きます。副交感神経が賦活されます。
お試しあれ。


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