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水の硬度

2008-03-08 | 生活
先日のブログで、わが国日本は火山国ゆえに、カルシウムや
マグネシウムの少ない土壌であることはお話しました。

だから、日本の食べ物や水に含まれるカルシウムやマグネシウムの
濃度は低いわけです。
水の場合は、含まれるカルシウムやマグネシウムの
濃度を硬度という表現であらわします。
外国のミネラルウォーターを飲んだことがある方は理解
しやすのですが、カルシウムが豊富な水は、本当に硬いという
口当たりです。決して飲みやすいおいしい代物ではありません。
日本ではおししい水ということで名水百選で選ばれている
水は、どれもカルシウム濃度の低い硬度の低い飲みやすい
水なのです。

1960年ごろの古い研究ですが、米国49州の飲料水の硬度と
循環器疾患の死亡率を比較したところ、水の硬度の高い地域
では脳卒中のみならず、心筋梗塞による死亡率が低いという
結果が出されています。
また、筋萎縮性側索硬化症という全身の筋肉が動かなくなる
病気の多発地に①紀伊半島南部②グアム島③西ニューギニア
の3箇所が知られていますが、すべてに共通しているのは
土壌や、飲料水中のカルシウム、マグネシウム量が少ない
ことです。

となると、カルシウム、マグネシウムの量が気になりますね。
世界と日本のミネラルウォーターと日本の代表都市の水道水、そして
世界長寿で有名な泉重千代さんの家の水道水のカルシウム、
マグネシウム濃度は、どうなっているのかご披露いたしましょう。
いずれも濃度はmg/Lです。

フランス(コントレックス)カルシウム486 マグネシウム84
フランス(エビアン)   カルシウム78  マグネシウム24
六甲のおいしい水     カルシウム25.1 マグネシウム5.2
北海道札幌中央区     カルシウム8.0 マグネシウム1.9
東京新宿区        カルシウム23.6 マグネシウム5.1
甲府市          カルシウム13.2 マグネシウム2.2
大阪市北区        カルシウム11.6 マグネシウム2.2
福岡市中央区       カルシウム11.2 マグネシウム1.9
熊本市          カルシウム14.4 マグネシウム8.0
那覇市          カルシウム26.1 マグネシウム3.9
泉重千代宅        カルシウム104.6 マグネシウム12.6

どう思いますか。この違いは?

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