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穀物価格の高騰

2008-07-22 | 
近頃の穀物価格の高騰は尋常ではありません。
もう既に始まっていますが、今後も引き続き市民生活に大きなしわ寄せ
が出そうなので、くれぐれもご注意ください。

ではどれくらい高騰しているかというと、
メルマガ国際派日本人養成講座では、以下のように書かれています。

小麦価格は2006年1月まで1ブッシェル(約27.2キロ)3ドル
近辺だったが、今年の2月には10ドルを超えた。トウモロコシも
同じく3ドル程度だったが、最近では8ドルを超える。大豆は
6ドル程度だったのが、15ドル以上となっている。
こうした国際穀物市場での価格高騰は、我が国の台所を直撃している。
日本は世界最大の農産物純輸入国であり、かつ穀物自給率は28%と、
先進国の中でも異様に低い水準である。
ちなみに穀物自給率で言えば、アメリカは128%、フランス142%、
ドイツ122%と輸出余力を持ち、また比較的自給率の低いイギリスで
70%、イタリアで62%である。

日本への影響が大きいのが、上記の数字からもうかがい知れますね。
石油高騰もあって、ダブルパンチでしょうが、これは、我々の生活を
見直し、日本の進むべき方向性をみんなが考えるよいチャンスだとも
思います。どうか「災い転じて福となす」と行きたいものです。
やはり、食料の自給率を上げる必要性を、国民全員で論じていく必要
があります。
そのひとつの方法を、同じく国際派日本人養成講座では次のように
提案しています。

コメ余剰と小麦、トウモロコシ、大豆などの輸入依存という矛盾が生じた
のは、食生活の洋風化が急速に進み、パン食による小麦の輸入、肉類の
消費増による飼料としてのトウモロコシの輸入、そして油を使った料理
のための大豆の輸入、が原因である。

「ごはんを食べよう国民運動推進協議会」は、われわれが毎日ごはんを
もう一杯多く食べるだけで次のような効果がある、という試算を発表している。

・食糧自給率が8%向上。
・転作された田んぼが、60万ヘクタール、水田に蘇る。
・貯水機能が12億トン(東京ドーム1000杯分)高まり、洪水、水不足を
 防止する。
・稲の光合成により二酸化炭素を300万トン(東京ドーム1520杯)吸収
 する。

コメは健康増進面でも、環境保全面でも優れた作物なのである。
そうは言っても、食習慣を戻すのは難しい。そこで今風の食生活にあう
ような形でコメを活用する、という技術が広まりつつある。たとえば、
米粉で作ったパン、うどん、ラーメン、パスタ、お好み焼きなど。

米粉は小麦粉よりも水分を多く含むため、パサパサした小麦粉のパンに
比べで、米粉パンはしっとりとした食感で、飲み物がなくても食べられる。
同じ量でも低カロリーで、腹持ちも良い。すでに学校給食では8千校以上
で導入されている。

米粉パン、是非味見したいものです。

コメント (1)
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