里山の花

日々目にする花の画像を記録していきます。

ワタ(綿)

2014年11月07日 | 10月の花

 

 普段余り歩かない野面散歩道、畑の隅に一輪二輪遅れ咲きの綿の花が咲いていた。

多分本格的栽培じゃなく、生花オブジェとして使うために何本か植えているのだろう。

 こんな薄いピンク色をしたのも一輪

 大きな身は褐色化して・・・・

 ぽんと弾けて白いワタを吐き出している。

 何とも見事な綿の実・・・

撮影2014.10.21

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アオイ科 ワタ属

世界各地の熱帯または亜熱帯地域が原産。

子房が発達して形成される朔果の内部の種子表面からは白い綿毛が生じ、これを繊維として利用するため栽培される。

この繊維は綿(木綿)として利用される。

また、繊維を採取した後の種子から取られた綿実油は、食用油として利用される。油の絞りかすにはポリフェノールのゴシポールが含まれており、有毒であるが、中国では男性用の経口避妊薬として用いられている。

径4センチくらいの黄色い5弁花である。 花の中心部は暗い紅色をしている。

花の外側には苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)があり、苞の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。 花は翌日には紅紫色になってしぼむ。

葉の特徴 葉は手のひら状に裂け、互い違いに生える(互生)。

実の特徴 花の後にできる実は卵形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。 熟すと裂けて開き、長い綿毛のある種子を出す。

分布 原産地はインドや中南米 繊維作物として熱帯から温帯にかけて広く栽培 日本へは平安時代に渡来。

大きさ・高さ 60~120cm。