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いつもの山裾散歩道、すっかり枯れ草色の道端に青々とした細長いスゲ属の葉を伸ばしている。
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検索してみるとナキリスゲ。
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スゲ属の草で初冬のこの時期に未だ花穂の見れるのはナキリスゲぐらいなもん・・・・・・・そんなこんなで間違いなし。
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よく見てみると花穂に白い粉の様な物を付けたものが多い・・・これは虫こぶの様なもので寄生虫の一種かな??
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判らない事はまずネットで・・・・・・調べてみると、これは「カンスゲワタムシ」というナキリスゲに寄生する「アブラムシ」が白いロウ物質を出しているところだということでした。
撮影2014.11.19
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カヤツリグサ科スゲ属
ナキリスゲは本州関東以西から朝鮮・中国・インド・インドネシアに分布する常緑の多年草、暖地の森林林床に生育する。
スゲ属の植物は似たものが多く、同定が困難である種が多いが、ナキリスゲは次の点で比較的同定しやすい。
スゲ属植物の多くは春に開花するが、ナキリスゲは8月から10月にかけて開花・結実する。森林の中、夏以降に花穂が付いているスゲを見つけたら、ナキリスゲを第一候補にあげてみよう。
秋遅くなっても、花穂の跡が残っていれば、同様である。花穂を見ると、雌小穂群の先端に飛び出した形で雄小穂群がある